Aarau (アーラウ)から移動して、次の目的地はBaden(バーデン)です。Aarau (アーラウ)から電車で約30分の場所にあります。今回は1日でたくさん移動をしたわけですが、その際、電車にお得に乗ることができる「CFF day pass」というものを使って移動しています。「CFF day pass」について詳しく書いていますので、ぜひこちらもお読み下さいね♪↓
「CFF day pass」についての記事はこちらから読めます。
また、日帰り旅行①はこちらから読めます↓
スイス日帰り旅行①〜Aarau (アーラウ)旅行記〜についてはこちらから読めます!
【スイス日帰り旅行のスケジュールです↓(黒字部分を書いています)】
7:00〜 Cornavin到着
7:05〜 coopで朝食のクロワッサンとコーヒーを買う
7:15〜 Aarau (アーラウ)行きの電車に乗る
9:30〜 Aarau (アーラウ)到着
9:40〜 旧市街散策
10:00〜 Aargauer Kunsthaus(アールガウ美術館)鑑賞
10:40〜 Aarau (アーラウ)のキオスクで飲み物を買う
10:45〜 Baden(バーデン)行きの電車に乗る
11:10〜 Baden(バーデン)到着
11:20〜 「愛の不時着ロケ地」のMuseum Langmatt(ラングマット美術館)鑑賞
12:40〜 Limmat Hochbrücke(ホッホ橋)からバーデンの旧市街地をの素晴らしい景色を見る
12:50〜 ホルツ橋を渡って旧市街地に散策
12:55〜 Baden(バーデン)のクリスマスマーケットを見る
13:00〜 Manito Badenで絶品ハンバーガーランチ
14:25〜 Olten(オルテン)着、景色を写真に撮る&乗り換え
14:55〜 Solothurn(ソロトゥルン)到着
15:00〜 ゾロトゥルン大聖堂を鑑賞
15:10〜 イエズス会教会を鑑賞
15:30〜 ゾロトゥルン美術館を鑑賞
16:00〜 Biel/Bienne(ビール/ビエンヌ)行きの電車に乗る
16:15〜 Biel/Bienne(ビール/ビエンヌ)到着
16:30〜 Biel/Bienne(ビール/ビエンヌ)のクリスマスマーケットを楽しむ
17:30〜 ジュネーブに戻る
Baden(バーデン)は、この街の名前でもありますが、ドイツ語で「入浴」という意味も持つそうです。と言いますのも、Baden(バーデン)は、2000年以上も前のローマ時代からの温泉リゾートなんだそうです。また、この街は15世紀にハプスブルク家を破り、この地を治めたスイス同盟の代表者が約300年に渡って集い、統治に関する会議を開いたことから一時のスイスの首都の役割を果たしていたそうです。
今回ここに来た目的は、おなじみ「愛の不時着(Crash Landing On You)」でのロケ地があるからなんです!
この場面で使われた場所なんですが、ホテルかと思ったら実は・・・
美術館だったのです!
駅から歩くこと約10分。「ラングマット美術館」の看板が見えてきました!
美術館のすぐ目の前にバス停もあるのでバスで来てもよさそうですね。
こちらが、本日の目的地「ラングマット美術館」です。
早速中に入ってみましょう!
赤い屋根と緑の窓がとても可愛らしい美術館です。実は、この美術館、ある人の別荘だったのです。そのある人というのは、シドニー・ウィリアム・ブラウンとジェニー・ブラウン・スルザーという夫婦で、ABB (アセア・ブラウン・ボベリ)という会社の創業者の一人です。ABBの事業内容は電力関連、重電、重工業で、スイスに本社を置く、世界100カ国以上に進出している大企業です。そんな凄い方の別荘ですから、素敵なのも分かりますね。
「愛の不時着」に出てくるシーンでは、この写真の角度でしたが、こちら側は美術館ではなくカフェでした。この左側を進むと美術館の入り口があります。
美術館の入り口も素敵です。
入場料は12フランでスイスミュージアムパスがあれば無料で入れます。ちなみに、冬の時期は毎年クローズするそうで、私達が行った12月5日が今年の最終日の前日でした。再開日は2021年2月27日からのようです。
チケットをもらったら、左奥のマダムに荷物を預けて、コートをかけます。
最初のお部屋に来ました。既に素敵なお部屋です。当時使っていたティーセットや数々の作品がさりげなく飾ってあります。この部屋の絵画やアンティークの家具、食器だけでも美しくて、充実していたのに、次の部屋に足を踏み入れたら・・・
なんて素敵なんでしょう!大きな窓から入る光と豪華な暖炉にアンティーク家具が品よく配置されています。
実はこの部屋、「愛の不時着(Crash Landing On You)」でユンセリがカウンセリングを受けていたお部屋なんです。
窓から刺す光が本当にまばゆくて、部屋の中の調度品を更に美しく見せてくれます。そして、この場所にユンセリが座っていました。(ソファは撮影時と変わっているようでしたが)
本当に素敵なお部屋・・・映画でこの部分しか映せなかったのが残念ですね。でも憧れの地へ来ることができて胸がいっぱいになりました。
さて、次の部屋はシドニー・ウィリアム・ブラウンとジェニー・ブラウン・スルザー夫婦が新婚旅行に行った時から買い始めた絵画のコレクションを見ることができる部屋です。
広い部屋に、バランスよく価値ある絵画が飾ってあります。1900年から1933年の間にほとんど集められたそうです。カサット、セザンヌ、ドガ、ゴーギャン、モネ、ピサロ、ルノワール、シスレーなどのフランス印象派の作品が約50点、18世紀と19世紀のとても貴重なフランスの家具、彫刻、デッサン、磁器、そして中国の陶磁器がこの部屋で見ることができます。
この作品は、Pierre-Auguste Renoir(ルノワール)のもので、「The boat」というタイトルがついています。この作品は、空も太陽も描かれていないのに、個々の植物が色とりどりに表現され、まるで風が吹いて、ざわざわと揺れているのが伝わってくるようなタッチです。真ん中に白い服を着た少女が描かれているおかげで、このジャングルのスケールを感じることができます。この少女はどこへ向かっているんでしょうか・・・美しい景色をみているだけ?それとも、孤独を感じている?色々と考えさせる絵ですね。
こちらには、Paul Cézanne(ポールセザンヌ)の「fruits and ginger pot」やPaul Gauguin(ポールゴーギャン)の「still life with fruit bowl and lemons」など、様々な画家のフルーツをモチーフにした作品が並んでいました。
こちらは、Jean-Honoré Fragonard(ジャン・オノレ・フラゴナール)の作品です。タイトルは「Young girl with a cat」です。見たまんまですね。ただ、この絵の重要な部分は、この白い猫が必ずしも猫に見えないということらしいです。何か白くて小さくて可愛い動物・・・例えばしろくま?子犬?ぬいぐるみ?ただただ、愛らしい白い生き物は、見てる人を魅了してきます・・・私も魅了されました(笑)
素晴らしい作品の数々があり、本当に驚きました。そして、作品の雰囲気に統一性があって、とても見やすかったです。
中国の陶器もこのように飾ってありました。
素敵なティーセットもあります。家具がアンティークでとても素敵でした。
シドニー・ウィリアム・ブラウンとジェニー・ブラウン・スルザー夫婦とその子どもたちの写真も飾ってありましたよ。素敵なご家族ですね。
部屋の一部にこのようなアニメーションが見れる場所があって、ここで夫妻の当時の様子を知ることができます。
たくさんの作品を見て、2階に行く前にお手洗いに行きました。そこでまたびっくりしたのですが、お手洗いの途中に行く廊下にもさりげなくルノワールの作品が飾られてありました。
どの絵画も優しいタッチですね。
2階にやってきました。
当時のままの浴室を見ることができます。
また、ご主人の部屋も見れます。
天井まで本がびっしりです。日本語の本も発見しましたよ!
隣は、奥様のお部屋でした。とても可愛らしいお部屋です。
他の部屋では、エキシビジョンとしてイタリアのヴェネツィアをテーマにした展示物が多く飾ってありました。
ほとんどの作品のアーティストの身元は不明だそうです。ヴェドゥータ(都市の景観をきわめて精密かつ大規模に描いた絵画)が大多数を占めていました。
1階に戻ってきて、受付横の部屋を見落としていたことに気が付きました。最後に入って見てきましたが、このお部屋も、とても可愛らしい造りをしていました。
ルノワールの作品や、
中国の陶器が飾られていました。
美術館内の作品を十分に見たので、併設されているカフェに行きました。
一度、美術館をでて、右に進みます。
この緑の可愛い建物がカフェです。
カフェ内はクリスマスの飾り付けがされていましたよ!
ところが、コロナの影響からなのか無人になっていました。
TWINTで支払うか、キャッシュの方はこの金庫にいれてね、と(笑)凄いですよね。本当にお客さんを信用してくれていて、気持ちがいいです。
コーヒーや、
手作りのケーキ、
アイスなどがありましたが、ちょっと食べたいものがなかったので、何も食べずにカフェを後にしました。
ちなみに、ラングマット美術館の目の前には先程説明したABBの会社がありましたよ。
「Museum Langmatt(ラングマット美術館)」の場所はこちら↓
美術館の後は、「スイスで最も美しい旧市街地のひとつ」と言われている旧市街の街並みを見に行きました。
まだ新しい橋のホッホ橋を渡りきったところから、旧市街地が見渡せるので写真スポットとしてオススメです。
正面にある、この屋根付きの橋はホルツ橋といって13世紀に架けられたものだそうです。
旧市街地が一望できる新しい橋「Limmat Hochbrücke(ホッホ橋)」の場所はこちら↓
先程全貌を見たホルツ橋まで来ました。
さすが、13世紀にかけられただけあって、趣がありますね。橋の中も通ってみました。
橋自体は木造で複雑な造りをしています。そして、この橋を渡った先には、旧市街地が広がります。
カラフルな街並みと歩きやすい石畳が広がっていました。
街の中心地まで来ました。
Baden(バーデン)にも時計塔があります。スイスはどこの街にもシンボル的な時計塔と美しい旧市街地があるんですね。
少し歩いたら、クリスマスマーケットがやっていました!
たくさんの飲食店が並んでいます。
どこの小屋も可愛いですね。
テント付きの席もありました!藁?に座るのが面白いです。
凄くお腹が空いていたのですが、クリスマスマーケットでは食べたいものがなかったので、近くの評価が高いハンバーガーレストランに行きました。
「Manito Baden」という地元のハンバーガー屋さんです。
席はとても広いです。2階もありました。
椅子も可愛いです。
ハンバーガーはすべて手作りらしく、とても美味しかったです。わたしはクラシックバーガーを。
主人はチキンバーガーをオーダーしました。
2つのハンバーガーとフライドポテトとオニオンリングで39フランでした。(約4,600円)えー!バーガーキングよりも安い!(笑)バーガーキング行くくらいなら、絶対こっちですね!オニオンリングがたっぷりはいっていて嬉しかったです!バーガーのお肉もスイス牛100%らしく、食べごたえがありました。このハンバーガーは私が今まで行ったハンバーガーショップベスト3に入るくらい美味しかったです!また行きたい!
HPでメニューも見れます!→https://www.manito.ch/
「Manito Baden」の場所はこちら↓
お腹もいっぱいになりましたし、次の目的地へ向かいます。
ちなみに、こちらはBaden(バーデン)駅です。小さめの駅ですね。
次に向かうのはOlten(オルテン)とSolothurn(ソロトゥルン)とBiel/Bienne(ビール/ビエンヌ)です。さぁ、次の目的地はどんな場所でしょうか!Olten(オルテン)編に続く・・・
こちらから続きが読めます♪↓
🇨🇭スイス日帰り旅行③〜「CFF day pass」を使ってお得に旅行!〜Olten(オルテン)・Solothurn(ソロトゥルン)・Biel/Bienne(ビール/ビエンヌ)編〜
最後までお読み頂きありがとうございました。ラングマット美術館って美しいね・・・!と思った方は、ぜひ「ぽち」っとお願いします♪
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