イタリア ミラノ 旅行

🇮🇹イタリア最高峰の劇場「Teatro alla Scala(スカラ座)」を見学してきたよ!

2023年3月27日

イタリアのミラノにある「Teatro alla Scala(スカラ座)」の見学をしてきました!

「Teatro alla Scala(スカラ座)」は、イタリアオペラ界の最高峰とされている劇場で1778年に会館しました。

現在でもたくさんのオペラが公演されていますが、毎日9時半〜17時半まで博物館と劇場の見学ができます。

今回は、オペラは見ていないものの、博物館と劇場の見学をしましたので、ご紹介したいと思います!

「Teatro alla Scala(スカラ座)」

「Teatro alla Scala(スカラ座)」の場所

「Teatro alla Scala(スカラ座)」は、ミラノ中央駅からトラムで約20分の場所にあります。

劇場の近くには「Duomo di Milano(ドゥオーモ)」や高級ショッピングアーケードの「Galleria Vittorio Emanuele II(ギャレリア)」があるので、一度にミラノの見どころを見て周れちゃいます。

冒頭でもご紹介しましたが、夜はオペラ公演、毎日9時半〜17時半までは博物館と劇場の見学をすることができます。

入場料は、12歳〜65歳までは12€、65歳以上は6€、12歳以下は無料です。

受付でチケット手続きをして、見学スタートですが、携帯アプリに無料の日本語オーディオガイドがあるので事前にダウンロードしてから行くと、快適に見学をすることができます。

見学スタート!

チケットを購入したら、階段で2階に上がりました。

すると、チケットを確認する係の方がいて、最初のお部屋に入れます。

最初の部屋には、当時使われていたクラシックなピアノとハープが展示してありました。

入ってそうそう珍しい楽器を間近に見ることができて感激です!

劇場見学

まずは、劇場見学に行きました。劇場の入口には1912年と彫られています。これは、スカラ座の開館日を表しているのですが、実はスカラ座の開館日は1913年。なぜ間違えた年号が彫られているのでしょうか?

その理由は、当初1912年12月16日に会館予定でしたが、展示室の展示が間に合わず延期されて1913年に開館となってしまったことからなんですって!

そんな開館年が彫られた大理石の先は、劇場一般客席の出入り口となっていました。

逆側には、個室の入口が並んでいます。

各個室にはこのような説明書きがあるのですが、これは、個室の中の席番号を表しています。

各部屋に入れる人数は様々ですが、このお部屋は5人部屋です。

中に入ると、真っ赤な壁紙に椅子が置いてありました。こ・・・これ1番と2番の席はよく見えるけど、3番〜5番の方はほぼ見えなくないですか!?

個室だからと言って、見やすいわけではないことを知ってびっくりしました!

まぁ、個室席を購入する場合は家族で一部屋買うと思いますが、もし他人同士だったら・・・と想像してちょっと心配になりました。

ちなみに、2人部屋も覗いてみましたよ!狭い空間ですが、これはいいですよね!

そうそう!個室には窓やガラスはないので、演目をよく見ることができますね。

こちらが、先ほどの2人部屋から覗いた景色です。オーケストラもよく見えるし、いい席ですよね♪

また、正面席からも覗いてみましたが、正面席からだと、もっと見やすくなりました!

いつか、個室から本場のオペラを鑑賞してみたいものです。

博物館エリア

劇場見学の後は、博物館エリアへ移動しました。

このような小部屋がいくつもあって、各部屋ではオペラに関する貴重な展示物を見ることができます。

一つ目の部屋には、とても珍しい楽器が展示してありました。ギター・マンドリン、ハープリュート、ライアー・ギター、バセット・リコーダー、ハーディー・ガーディー、そして中でも特に珍しいステッキ・リコーダーがありました。

ステッキ・リコーダーは、何が珍しいのかと言いますと、演奏できるのはもちろんなんですが、なんと!散歩用の杖としても利用できるように作られているんですって!!

いや・・・楽器は楽器でいいんですが!!(笑)

次に注目した楽器はこちらです。

こちらは、17世紀に作られたスピネッタで、華やかな装飾が目を惹きました。

鍵盤の上には、ラテン語で「未熟な手よ、私に触れてはならぬ」と書かれているんだとか。

次の小部屋には、オペラの役者達が実際に使っていた台本や舞台用の宝石、陶器のコレクションが展示してありました。

こちらは、役者達の台本ですが、みんな好みのカバーをつけていて、とってもオシャレですよね♪

次の部屋は、19世紀初頭のベルカントの展示室です。

壁には、ミラノとスカラ座の黄金時代を築いたプリマドンナの肖像画が飾ってありました。

そして、1883年に作られたスタンウェイのグランドピアノが展示されていました。

このピアノは、ハンガリーの作曲家フランツ・リストが所有していたもので、リストは大変気に入っていたそうです。このピアノについて記した手紙のようなものがあり、その中には「力強さ、音の響き、音色の質、ハーモニーの完璧な美しさ、全てを兼ね備えた堂々たる傑作」と書かれていたんだとか。

作曲家を唸らせるピアノの音色、聴いてみたいものです。

また、同じ部屋に、当時のスカラ座の様子を描いた作品が展示してありました。

気になったので、同じ角度で現在の姿を見てきたのですが、それがこちらです!

どうでしょう?!ほぼ変わってないですよね?!

200年以上も前の景色と現在の景色に大差がないまま、街が存在してることにとても感動しました!

そんな感動のまま、次のお部屋に入りました。

ここにも、珍しい楽器が展示してあります。

特に注目すべきは、写真の1番上にある、クリスタルガラスのフルートです。

クリスタルガラスのフルートだなんて、運ぶ時や演奏する時の緊張感を考えるとガクガクしますね!!

部屋の出口には、ヴェルディのデスマスクや髪の毛などがサラッと展示されてました。

こういう顔だったのか、と思ったわけですが、どんな顔かは、是非ご自身の目で確かめてきて下さいね!

2階

2階には、スカラ座で公演される人気のオペラの衣装が展示されていました。

こちらは、日本でも有名な「Aida (アイーダ)」の衣装展示コーナーです。

「Aida (アイーダ)」は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した作品で、ファラオ時代のエジプトとエチオピア、2つの国に引裂かれた男女の悲恋を描いた物語です。

私は中学校の時に音楽の授業で学んだ記憶があります。アイーダの音楽を聴けばきっとみなさん「あの曲か!」と思い出すと思いますよ!

エジプトとエチオピアが舞台となっているので、衣装がイメージにぴったりですね!

次に気になったのは、「Turandot (トゥーランドット)」の衣装です。

「Turandot (トゥーランドット)」は、1710年から1712年に出版した「千一日物語」の中の「カラフ王子と中国の王女の物語」に登場する姫の名前ですが、その物語を基にヴェネツィアの劇作家カルロ・ゴッツィが1762年に著した戯曲です。今回展示されていた衣装は、その中でも最も有名なジャコモ・プッチーニのオペラの衣装になります。

中国が舞台なだけあって、高貴な衣装ですよね!

マリオ・ボッタの建築物

2002年〜2004年にかけて、世界的に有名な建築家マリオ・ボッタの指揮下でスカラ座の大規模な修復が行われました。その作品を博物館の2階エリアから見ることができましたよ!

1際に戻ってきた

1階に戻ってきたら、最後の展示ルームに入りました。

ここは、19世紀〜20世紀にかけての様々な展示がされています。

特に気になったのは、プーチンの最後のオペラ「トゥーランドット」のスコアです。

表紙もカッコいいですし、歴史を感じました。

まとめ

簡単にスカラ座の見学エリアをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

スカラ座でオペラは見れなくても、劇場や様々な展示物を間近に見ることができるので、お時間のある方は是非見に行かれてみてくださいね!

「Teatro alla Scala(スカラ座)」の場所

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