スペインのリオハ州は赤ワインがとても有名な地域です。
この辺一体にはたくさんのワイナリーがあるので、リオハ州に来たならどこか一箇所でもいいからワイナリーへ行くのがおすすめです。
私達はそんなたくさんのワイナリーの中から選んだのは、宿泊していたホテルの「Marqués de Riscal hotela(ホテルマルケドリスカル)」内にあるワイナリーツアーです。
「Marqués de Riscal」は世界中に輸出しているので、リオハワインの中でも最も有名なブランドです。
葡萄畑は1858年からあるそうで、リオハで最も古いワイナリーなんだとか!
美味しいリオハワインができるまでの秘密や、ワイナリーの歴史、最後に飲み比べがついた、ツアーでしたが、どんな内容だったのかご紹介していきたいと思います。
「Marqués de Riscal」ワイナリーツアー
ワイナリーツアーは事前にオンラインで申し込みをしていました。ツアー時間の前に指定された建物へ手続きに行きます。
予約名を伝えると、こちらのチケットを渡されました。「ツアーに参加中はこれを目立つところにつけていてね。」と言われたので、洋服につけました。
葡萄畑に向かう途中、敷地内にあるホテルがよく見えました!遠くからみても本当に不思議な形のホテルです!
①葡萄の木の説明
まずは、葡萄畑に案内されました。ここでは、葡萄の種類やどのように収穫されるかなどの説明がされました。
ワイナリーへ行った時期が9月だったので、葡萄がみずみずしく育っていて、そのまま食べても美味しそうでしたよ!(食べませんでしたが)
約10分ほど、説明を聞いたら次の場所へ移動します。「もうツアーは終わりで試飲なのかな!?」なんて一人ワクワクしていたら・・・
②発酵室
石造りの建物の前に到着しました。
ここには、葡萄のアーチがあったり
摘んできた葡萄を処理する機械が置いてあったりと、それらの説明でした。まだ試飲は早すぎたか笑
建物には1883と記載されていますが、とても綺麗な建物だったので、140年以上も昔のものとは思えないほどでした。それくらい管理が行き届いているということなのですね。
そして、赤い扉の中に入っていくと・・・
摘みたての葡萄の発酵室となっていました。
③ビデオ鑑賞
そして、そのまま熟成室でビデオ鑑賞が始まりました。
ビデオの内容は、このワイナリーがどのようにしてここまで成長したか、どうやってワインが作られるか?などで、とてもわかりやすかったし、面白かったです。
④発酵室
次に案内されたのは、オーク樽が積み上げられた熟成室でした。樽の数も凄いですが・・・
その部屋数もものすごくて、迷子になりそうでした(笑)
とにかく、置いていかれないように前の人に一生懸命着いていきます(笑)
樽と樽の間を通るなんて不思議な感じでしたよ。
ちなみに、ここには1862 年まで遡るヴィンテージワインが収められているそうです。凄い!
⑤最新の機材を使った製造機
歴史ある樽の中を通ってたどりついたのは、最新の設備が置かれた部屋でした。
ここでは、ワインの瓶詰めやラベル貼りが行われるそうです。この日はお休みだったみたいで機械は動いていませんでした。
⑥ワイン倉庫
機械室の裏はワイン倉庫となっていました。ここから世界中に発送されるんですね!
その数なんと800万本ですって!
800万本って・・・?もの凄い数ですよね。さすが、大企業ワイナリーは規模が凄いです。
⑦ワインテイスティング
そして、ついにお待ちかねのワインテイスティングのお部屋に案内されました!
もう、ワインテイスティングが本当に本当に楽しみだったので、気がついたら一番にお部屋に入っていましたし、なんなら一番前の席に陣取っていました(笑)
樽を使ったテーブルの上には一人3つずつのワイングラスと3種類のおつまみが準備されています。
とここでリオハワインのミニ基礎知識をご紹介しますね。
リオハワインはスペインの北部「RIOJA(リオハ)」州で作られたスペインのワイン規制における最高位のカテゴリー「 DOCa」を持つワインです。
その中でも、140年以上の歴史を持つ「Marqués de Riscal(マルケドリスカル)」は、100%オーガニックで独自の厳しい基準を元にワインを生産しています。
リオハワインには熟成期間によって大きく3つのカテゴリーがあります。
赤ワインは最低24ヶ月(うち12ヶ月以上は樽熟成)、白ワインは最低18ヵ月以上(うち6ヶ月以上は樽熟)したものをCrianza(クリアンサ)
赤ワインは最低36ヶ月(うち12ヶ月以上は樽熟成)、白ワインは最低24ヵ月以上(うち6ヶ月以上は樽熟)したものをReserva(レセルバ)
赤ワインは最低60ヶ月(うち24ヶ月以上は樽熟成)、白ワインは最低48ヵ月以上(うち6ヶ月以上は樽熟)したものをGrand Reserva(グラン・レセルバ)
となっているのですが、正直、熟成期間がどれも長いので何を飲んでも美味しいです(笑)
ただ、今回は飲み比べができたので、その違いを楽しむことができました。
最初は「Verdejo(ベルデホ)」という葡萄を使った白ワインです。「Verdejo(ベルデホ)」はスペインを代表する葡萄の品種でとても人気があるんだそうです。
たくさん歩いたあとということもあって、それはそれは美味しくテイスティング・・・どころか全部飲めました(笑)
2つ目は「Tempranillo (テンプラニーリョ)/ Graciano(ガルナチャ)」をミックスさせた「Arienzo」という赤ワインでした。このボトルには「Crianza(クリアンサ)」の記載があったので最低24ヶ月(うち12ヶ月以上は樽熟成のはずですが、正直あんまり美味しくなかったです・・・
白が美味しすぎたのか?隣の御夫婦も「これはちょっとね〜・・・」と言っていたので、意見が一致してちょっと盛り上がりました(笑)
そんな中の3つ目はここのワイナリーを代表するワイン「Marqués de Riscal Reserva」の「Reserva(レセルバ)」が注がれました。
もう香りからして違うのですが、一口飲んで「!!!」でしたよ!
やっぱりブランドを代表する銘柄のワインは美味しいです。しかもReserva(レセルバ)ということで、最低36ヶ月(うち12ヶ月以上は樽熟成)、ということですから、渋みも感じず飲みやすい赤でした。
お酒も進むと、みなさん饒舌になってツアー中は誰とも話さなかったのに、最後には隣通し仲良くなっていました♪
約1時間半のツアーでしたが、本当に勉強にもなったし楽しい内容で大満足でしたよ!
まとめ
こちらのツアーは一人25ユーロでした。(11歳未満は無料)色々と移動も多かったので1才の息子は抱っこ紐で行きましたが、これは大正解でした。
ワイン好きには堪らない内容でしたし、最後の飲み比べも盛り上がったので、もしこちらのホテルに宿泊することがあったら絶対に参加すべきです。
もし、宿泊しなくてもツアーのみの参加も受け付けているそうなので、近くへ行く機会がありましたら、是非行かれてみてくださいね。
Marqués de Riscal hotela(ホテルマルケドリスカル)の場所はこちら
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最後までお読み頂きありがとうございました。内容の濃いワイナリーツアーだったね!と思った方は、是非「ぽち」っとお願いします♪押して下さるとブログを更新する活力になります♪
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