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🇨🇭高級時計の歴史を学ぼう!「IWC Schaffhausen Museum」in Schaffhausen

スイスは時計大国です。スイス国内にはたくさんのラグジュアリー時計ミュージアムがあるのですが、今回は「IWC Schaffhausen Museum」に行ってきました。

「IWC」は日本でも人気ですよね〜。日本で仕事をしていた頃、同期の男の子が、IWCの時計を買っていたのを思い出しましたが、日本でも人気の時計ブランドIWCはどんな時計なのか?ミュージアムではどんなものが見れるのか?ご紹介していきたいと思います。

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「IWC Schaffhausen Museum」

外観はシンプルながらも洗練された雰囲気が漂っていました。

「IWC Schaffhausen Museum 」は、スイスのシャフハウゼンという街にあります。IWCの本社ビル内にあり、150年以上にわたる歴史と時計作りの技術革新を紹介しています。

入場料について

入場料は、1人6フランととても良心的です。学生とシニアは3フランで、12歳以下は無料です。

私達は1月3日に訪れたのですが、受付で「ニューイヤーだから今日は無料よ!」と言われて無料でミュージアムに入れてもらえました。

受付にお姉さんは一人だけだったのですが、一組ずつとても丁寧に対応していました。

チケットをもらったら、手荷物やコートなどを預けるロッカーに案内してくれ、戻ってきたら、

ipadのオーディオガイドを設定して渡してくれました。とても丁寧な接客でびっくりです。ちなみに日本語対応でしたよ!

見学スタート!

ミュージアムは大きなお部屋が2つだけのシンプルな作りで、中央の窓ガラスからは時計師さんが実際に時計を作っている姿を見ることができました。

とても細かい作業です!

西ウィング

まずは、「入口を背にして右手の部屋から見てくださいね」とのことだったので、言われたお部屋に入りました。

中央には動くパネルがあって、年代ごとに何が起きたかを学ぶことができます。息子は、時計よりもお魚の写真に夢中のようでしたが(笑)

最初の見学コースには懐中時計がずらっと展示されていました。

重要な時計には番号があり、オーディオガイドで説明を聴くことができます。

こちらはオーディオガイド1番の時計ですが、1874年に製造された懐中時計です。ミシシッピ川の蒸気船のモチーフ付きですね。なぜスイス時計なのにミシシッピ川?と思いましたが、解説を聞いてみると、IWC 創業者はアメリカ人のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズさんで、当時、彼は時計のムーブメントをアメリカに売っていたそうです。

そもそも、IWCはアメリカ人時計技師フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによって設立されていたわけで、スイス人が作った会社ではなかったのです。

これにはちょっとびっくりです!でもIWCの正式名称を見てみるとIWC(International Watch Company)と、思いっきり英語なので翌々考えてみると「スイスならドイツ語かフランス語だし、英語ならそうだよなぁ・・・」って感じですよね。

2番は、ちょっとおもしろい時計の紹介でした。中央の時計を中心に、ぐるっと回すことができ、蓋付きや蓋なしか?自分の好みで2種類楽しめる時計なんだそうです。

今度は反対側のショーケースを見ていきます。こちら側は主に腕時計の展示がされていました。

4番と書かれた時計は、IWCでも有名なシリーズ「ポルトギーゼ」の初代腕時計です。

この時計が作られたきっかけは、「2人のポルトガル商人」がIWCに来て、「腕時計で、マリンクロノメーター並みの精度を持つものを作ってほしい」と依頼を受けたのが始まりだったそうです。船長と航海士が使えるものが欲しかったらしいのですが、当時は懐中時計が一番精度が高く、小型化(腕時計)すると性能が落ちると言われていたので、作るのを悩んだそうなのですが、あることを思いついたらしいのです。

それは、「懐中時計をそのまま腕時計にしてしまおう!」ということだったそうです。非常に単純ですが、名案でもありますよね(笑)

そして、できたのが初代ポルトギーゼで当時としては異様に大きい腕時計となったそうです。

経営難・・・

様々な時計をご紹介しましたが、実は、IWCの創業者フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズは、1868年の創業から12年でIWCを売却することになります。

当時、ヨーロッパではアメリカ式の大量生産はあまり受け入れられず、資金難に陥ってしまったそうなのです。

そこで、1880年にシャフハウゼンの実業家ヨハネス・ラウシェンバッハ=フォーゲルが28万スイスフランでIWCを取得しました。ここからはヨハネス家の家族経営が始まるのですが、3代目の娘の結婚相手が共同経営者となり、彼がIWCの単独所有者となっています。そこからIWCの快進撃が始まり、ポルトギーゼ、パイロットなどをヒットさせたそうです。

1978年に違う会社(VDOアドルフ・シンドリングAG)に売却してしまっているので、現在は家族経営ではなくなってしまったものの、時計の知名度やデザインの美しさ、機能性は一流のままです。

東ウィング

さて、歴史が一通りわかったところで、現行モデルに近い腕時計が並ぶ東ウィングのお部屋にやってきました。

どれも、かっこよくて見ているだけでも楽しかったです。

最後に、一際特別な展示がされている時計があったので、ご紹介したいと思います。

こちらは、1870〜1871年ごろに製造された懐中時計で、シャフハウゼンで作られた最初期の時計のひとつです。

この時計はアメリカの著名な起業家が1870年代半ばに米国で入手したもので、約150年間、家族の中で代々受け継がれてきた時計だったらしいのですが、曾孫たちが2021年に再発見し、ミュージアムへ寄贈(貸与)した時計なんだそうです。

解説には、「IWCに対する顧客の忠誠心と信頼を体現する究極の象徴」と書いてあり、時計は短期消費される商品ではなく、世代を超えて使われ、信頼によって残る工業製品であるということを伝えたかったみたいです。

素晴らしいストーリーでしたね。

お土産

ミュージアムには、IWCのロゴ入りのグッズがいくつかありました。クマちゃんがとっても可愛くて欲しいなぁ〜と思ったのですが、230フランと書いてあったので、秒で諦めました(笑)

まとめ

「IWC Schaffhausen Museum」は、お部屋が2つしかなく、展示物もそんなに多くないので1時間もあれば十分に見て回れます。

日本語のオーディオガイドがあるは嬉しいのですが、日本語が何言っているのかよくわからなくて(発音は日本人ですが、内容が入ってこない・・・)めちゃくちゃ集中しました(笑)

スイスに本社があるからスイス人が作ったとは必ずしも言えないし、いろんな経緯で経営者が変わっていることもあるので、時計産業は大変だなぁとも思いましたね。

各時計ブランドの歴史を知れば知るほど、自分好みの時計が(ヒストリー含め)見つかるのでミュージアムに足を運ぶことって大事だなと思いました。

入場料がとても安いので、シャフハウゼンへ行く予定のある方は、是非寄ってみてくださいね。

「IWC Schaffhausen Museum」の場所

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