今日は、昨日に引き続きスイスのイタリア語圏ティチーノ州のルガーノという街にある、大きな美術館に行った時のお話をしたいと思います。
こちらから、この日の1日の流れも読めますので、是非ご覧下さいね♪↓
🇨🇭スイスにあるイタリア語圏「ティチーノ州」へ週末旅行1日目〜鉄道博物館、アウトレット、ヘルマンヘッセの邸宅、Museum of Cultures、ルガーノ美術館、世界遺産の要塞〜
こちらの、現代的な建物が「LAC Lugano Arte e Cultura(ルガーノ美術館)」です。
こちらの美術館は、以前行った「Kunstmuseum Luzern(ルツェルン美術館)」と同様に、常に特別展として作品の入れ替えをしているようです。
🇨🇭特別展の嵐!「Kunstmuseum Luzern(ルツェルン美術館)」の記事はこちらから
入口を入るとすぐに受付になっています。
営業時間は、火・水・金:が11:00 〜18:00、木:が11:00 〜20:00、土・日・祝日が10:00 〜18:00です。
入場料は20フラン(約2,400円)です。また、「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。
「Swiss Museum Pass」についてはこちらからお読み下さいね♪↓
1階の展示室では、1850年〜1950年のティチーノ州の様子を描いた作品や、スイス出身の画家の作品が展示されていました。
こちらは、スイス人画家Augusto Giacometti(アウグスト・ジャコメッティ)の作品でバチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂だそうです。
Augusto Giacometti(アウグスト・ジャコメッティ)といえば、ステンドグラスの製作者としても有名で、チューリッヒのグロスミュンスター大聖堂のステンドグラスや、フラウミュンスター聖母教会のステンドグラスも作成しているアーティストです。
こちらは以前、チューリッヒにあるフラウミュンスターに行った時の写真になりますが、こちらがAugusto Giacometti(アウグスト・ジャコメッティ)の作品です。フラウミュンスターにはシャガールのステンドグラスもあるし、見どころ満載の大聖堂だということが再認識させられました!
こちらも、Augusto Giacometti(アウグスト・ジャコメッティ)の作品です。色使いが独特ですが、先程の作品とは全く違う手法で、同じ人が描いたとは思えないですね・・・!
※先日ご紹介した「Fondation Beyeler(バイエラー財団)」にて、お話したAlberto Giacometti (アルベルト・ジャコメッティ)とは別人です!下の名前が同じだからこんがらがっちゃいそうです・・・
こちらは、私のブログに何度も出てきているスイス人画家Ferdinand Hodler(フェルディナント・ホドラー)の作品です。
彼の作品は、スイスの景色が多かったので、人物なんて珍しいなぁと思って見ていました。
こちらも、スイス人画家Niklaus Stoecklinの作品で、バーゼルの魚市場を描いたそうです。絵がとても繊細で、まるで写真のように綺麗ですよね!
こちらは、スイス・バーゼル生まれの画家、Hermann Scherer(ヘルマン・シェーラー)の作品です。タイトルは、「ティチーノの風景」です。初めてこの作品を見た時に、キルヒナーの作品だと思ったのですが、作品の詳細を見て、知らない名前が描いてあったので、ちょっと驚きました!だってタッチがそっくりじゃありませんか?
こちらが、私が勘違いしたキルヒナーの作品です。色使いがそっくりですよね!
ちなみに、キルヒナーについて詳しく書いた記事がありますので、是非お読みくださいね♪↓
🇨🇭独特の世界観「Kirchner Museum Davos(キルヒナー美術館)」
話は戻りますが、あまりにも似ているので調べてみたら、キルヒナーとヘルマンはスイスのダボスという街で会っていたようです。ただヘルマンは、重病にかかり34歳という若さで亡くなっているため、作品があまり多くなく、情報も少ないです。でも、作品の印象から、キルヒナーから受けた影響は大きそうですね!
こちらは、ロシア人アーティストのMarianne von Werefkinの作品です。第一次世界大戦後から亡くなるまでスイスで過ごしたことから、こちらの美術館に作品があったのだと思います。作品のタイトルは「ティチーノ2」です。この地を訪れた時に描いたのですね。
今回ご紹介したのは、ごく一部の作品ではありますが、展示してある作品数が多くないものの、一つ一つの作品が面白いので、ゆっくり見学できました。
そして、このフロアには、こんな素敵な休憩所がありました!
窓からの景色です!作品を見たら、ここに座ってルガーノの美しい街を眺めながら休憩できるなんて本当に素敵ですね♪
もう一つ大きなフロアがあるのですが、こちらは1900年〜1940年の第一次世界大戦と第二次世界大戦の間に撮影された200枚以上の写真が展示されていました。2001 年にニューヨーク近代美術館(MoMA)が取得したコレクションだそうです。
7人の写真家による作品が、テーマ別に展示してありました。こちらの水泳飛び込みの瞬間??の写真はパンフレットの表紙にもなっていましたよ!1936年に撮影された写真です。
限られたフロアでの見学でしたが、興味のある画家の作品が色々と見れたので楽しかったです♪
ルガーノの素敵な町並みを展望するにもいい場所ですし、レストランも2つ併設されているのでルガーノ観光時に、是非寄ってみて下さいね♪(ただ、常に作品が入れ替わるので、訪れる際はHPを確認してから行って下さい。)
ちなみに、めちゃくちゃ余談ですが、こちらの美術館は音楽ホールとしての方が有名みたいで、毎月たくさんの音楽会が開催されています。日本でも有名な天才女性ピアニストのマルタ・アルゲリッチさんが2002年からルガーノ美術館で「マルタ・アルゲリッチ・プロジェクト」を開催しているそうです。たまたま今月が誕生日だったみたいで、HPに載っていて知りました!一度でいいから聴きに行ってみたいな〜♪
以上、LAC Lugano Arte e Cultura(ルガーノ美術館)でした。
LAC Lugano Arte e Cultura(ルガーノ美術館)のHPはこちらから
「LAC Lugano Arte e Cultura(ルガーノ美術館)」の場所はこちら↓
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