みなさんはご存知でしょうか。スイスはキリスト教を信仰している人が多い国の一つです(人口の3分の2がキリスト教を信仰しているらしいです)。でも、キリスト教と一言に行っても、実は大きく2つの派閥に別れます。それが、ローマカトリックとプロテスタントです。なぜ2つの派閥に分かれているのでしょうか。それには、歴史が大きく関わっています。
16世紀のお話になりますが、当時ローマカトリックの考えは、「善行主義」で、ボランティア活動や恵まれない人への施しをとても大切にしていていました。ところが、一方で資金を得るために、購入すると購入者本人とその家族の罪が許されるとした贖宥状(しょくゆうじょう)を売り始め「買えば救われる」という考えを広めていました。また、汚職や不正も横行していたそうです。
対して、当時のプロテスタントの考えでは、「買えば救われる」という考えに賛成できなかったし、「本当の信仰とは教会に対するものではなく、神に対するものである」、「神の前ではすべての信者が平等であるので、信仰に身分はいらない」と主張していたそうです。その考えをもって、カトリック教会に反発しました。
そこで、登場するのがフランス出身の神学者ジャン・カルヴァンです。カルヴァンはジュネーヴ大学の創立者でもあります。旅行中に滞在したジュネーブで宗教改革に協力したそうです。このカルヴァンがプロテスタントの考えを広く広めたので、ジュネーブにはカルヴァンについて学ぶ場所や、宗教改革について学ぶ場所がたくさんあります。
この歴史を元に、せっかくスイスに住んでいるので、スイスの人の考えを知るために「国際宗教改革博物館」に行ってきました。
「Musée international de la Réforme(国際宗教改革博物館)」は、サン・ピエール大聖堂のすぐ隣にあります。入場料は13フランですが、「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。
「Swiss Museum Pass」について、詳しく書いていますので、ご興味のある方はこちらからどうぞ↓
受付を済ませると、まずは小さな部屋に入ります。ここには絵画やバイブルなどが展示してありました。
こちらは初めてフランス語で書かれたバイブルです。
次の部屋はVRの部屋です。
受付の方が、「まずVRを見たらいかがですか?」と言ってくれたので、VRを見ることにしました。
私は人生初のVRだったのですが、ハイテクすぎてびっくりしました。ボタンがないのに、ボタンを押せたり、右を見たり左を見たりと、まるでその場に自分がいるかのような映像を見ることができるのです。
次は、「カルヴァンとジュネーブの部屋」です。
この部屋には様々な書物や、カルヴァンの直筆の手紙などが展示されていました、
これが面白いのですが、カルヴァンの授業を受けた生徒が紙切れに描いた落書きだそうです。上手ですね。
当時の街の様子でしょうか。凄く精密に書かれていますね。
「カルヴァンとジュネーブの部屋」の隣の部屋は「音楽の部屋」です。
ここでは、世界各地のさまざまな宗派の賛美歌を聴くことができます。
次の部屋では、各宗教家の顔がお皿に描かれ、椅子にはその宗教家のバイブルが展示されていました。
ユニークな展示の仕方ですね。
他にも、絵画や銅像が展示されているお部屋もありました。このフロアの展示を見終わったら、一つ下の階に行きます。
地下の部屋はアメリカのプロテスタントの紹介などでした。
カルヴァンの旅を可愛らしいアニメーションで勉強できるビデオもありました。
私は宗教についてあまり詳しくなかったのですが、この博物館は楽しく学べる場所だと思いました。
「Musée international de la Réforme(国際宗教改革博物館)」の場所はこちら↓
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