沖縄の離島「由布島」という島をご存知でしょうか？
「由布島」は、西表島から東に約0.5km進んだ場所に位置する八重山諸島の島です。
総面積は0.15キロ平方メートルで、周囲2キロの小島です。島全体が「亜熱帯植物楽園」と呼ばれる植物園になっていて、人口はなんと「16人」！！
「由布島」は、昭和44年のエルシー台風で大きな被害を受けましたが、西表正治おじい夫婦は島に残り、「島をパラダイスガーデンへ！」というロマンを掲げながら一頭の水牛で土や肥料を運び、ヤシや花を植え続け、手作りの楽園を造り上げたそうです。
そんなロマンが詰まった「由布島」とは一体どんな島だったのでしょうか？
西表島から水牛に乗って行ってきましたので、ご紹介したいと思います♪
水牛で移動
ご覧下さい！こちらが水牛です。
水牛って聞くと、なんだかちょっと強そうなイメージだったのですが、近くで見てびっくりしました！ふわふわの毛並みになんとも優しい顔・・・角だけは立派で強そうですが、思っていた水牛と違ったのでちょっとびっくりしました。
こちらの水牛は、1頭で20人くらいのお客さんを運ぶことができるそうです。なんて力持ち！
早速、水牛車に乗りました。ゆっくり進む水牛さん。水牛車は全く揺れることなく、静かにトスン、トスンと進むので乗り心地がよかったです。
水牛使いのおじさんは、話し方が沖縄なまりでとっても優しくて、話を聞いているだけでも癒やされました。
西表島からゆっくり進むこと10分！もう由布島の対岸が見えてきましたよ！
さぁ！西表正治おじい夫婦が作った楽園「由布島」に到着です♪
私達をここまで運んでくれてありがとうね♪水牛さんにお礼を言って島に入っていきます。
「由布島」到着
「由布島」は冒頭でもお伝えしましたように、総面積0.15キロ平方メートル、周囲2キロの小島です。30分〜1時間もあれば、島のだいたいの見どころは見れてしまうそうです。
早速、島全体が「亜熱帯植物楽園」と呼ばれる植物園を見に行きました！
マングローブ遊歩道
まずは、マングローブ遊歩道を歩いてみました。
これが、マングローブか・・・ちなみに、マングローブとは熱帯・亜熱帯地域の淡水と海水の混ざり合う場所に生育している植物の総称のことを言うそうです。
間近で見る機会が中々なかったので、不思議な感じです。
また、沖縄らしい真っ赤なお花をあちこちに見ることもできました。
11月なのにハイビスカスも綺麗に咲いていましたよ！聞くところによると、ハイビスカスは一年中咲く花なんだそうです。びっくり！！
ブーゲンビレアガーデン
次にやってきたのは、「ブーゲンビレアガーデン」です。ここでは、様々なお花を見ることができます。
屋根付きのガーデンには、沖縄のお花がたくさん咲いていました！
本当に不思議なのですが、だいたい葉っぱもピンク！お花もピンクでほとんどピンクでした。植物って温かいとピンクになっちゃうのかな・・・？
また不思議なお花も発見しました。ピンクの花の中に白い小さなお花が咲いているのです！お花inお花・・・？不思議〜！
と思っていたら、無事黄色のお花も発見できました。ピンクだけじゃなかった（笑）
ガーデンを抜けると、「クワズイモ」の木がありました。名前に「イモ」と入っているので、食べれるのかと思ったら食べることはできないんですって。これは、観葉植物としても人気みたいで、成長すると人間が入れるくらいの傘のような大きな葉っぱになるんだとか！
ん〜、これを聞いて思い出したのは「隣のトトロ」。トトロの傘ってもしかしてこれ！？と思って調べてみたら、なんと大正解でした！公式発表ではないものの、巷ではそう言われているみたいです。なんだか、ちょっと胸が温かくなりました♪
マンタの浜
今度は、浜辺を見に行きます。浜辺までもちょっと歩くだけなので本当に小さな島なんだなということが分かります。
こちらが「マンタの浜」です。「マンタの浜」という名前が付いているくらいだから、マンタが見れるのかもしれませんが、この日は特に何も見えませんでした。そりゃそうだよね（笑）
散策
これで、だいたいの見どころは見終わりました。行きとは違う道を戻っていきます。
すると、「クイナ注意」の看板を発見！この看板を見ると、人間がとっても小さいのですが、本当にこんな大きな鳥がいるの！？そんなわけないよね（笑）ユーモアたっぷりの看板でした。
あとは、見たこともないような謎の木なんかも見れて面白かったです。
由布島小中学校の跡地
今度は、「由布島小中学校の跡地」に着きました。昭和23年に島分教場が開校しましたが、昭和44年のエルシー台風による高潮で島全体が水没し島ぐるみの移転をしたそうです。
でも、当時のままの建物が残っているなんて驚きですよね！
レストラン＆お土産屋さん「水牛商店」
島散策をして、たくさん歩いたので休憩です♪
レストラン＆お土産屋さん「水牛商店」にやってきました。
とてもしっかりした建物で、ここでランチをします。
手前にはお土産屋さんがあるのですが、品揃えがかなりよくて見ているだけでも楽しかったです♪
さて、本日のランチはと言いますとこちらのお弁当です！どんなお弁当かな〜？？
じゃ〜ん！！彩り豊かな沖縄弁当でした！五穀米？にアーサー汁、紫イモのコロッケや天ぷら、鴨肉のハムに、パパイヤきんぴら、煮物などなど、食べたことのない食材がふんだんに使われたお弁当でした。
紫イモのコロッケはモッチモチでちょっとびっくり！とても美味しかったです。
水牛の池
レストランを出ると、水牛の池という場所がありました。水牛の池というくらいですから・・・
いました〜！水牛達が池の中で涼んでいます！この日は暑かったので、みんな気持ちよさそうです♪ここにいる水牛達は、若い頃にたくさんお仕事をした水牛で、今はここでゆっくり老後を楽しんでいるそうです（笑）素敵ですね！
西表島に戻るよ！
さて、由布島を十分に堪能したので、また水牛に乗って西表島に戻っていきます。
帰りの水牛使いのおじさんは、蛇味線を演奏できる方で、歌いながら西表島まで戻ってくれました♪
生演奏はとても素敵ですね♪
まとめ
ということで、以上が「由布島」と水牛での移動でしたが、いかがでしたでしょうか？
水牛はとても乗り心地がいいし、沖縄の人たちの優しい話し方にとても癒やされました。また、島自体は見たことのない植物なんかを見ることができたので、とても楽しかったです！島を綺麗にしてくれた西表正治おじい夫婦に感謝ですね♪
穏やかな気持ちになれる「由布島」、ぜひぜひみなさんも機会があれば行かれてみて下さいね！
「由布島」の場所
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