皆さんは、チャーリー・チャップリンという喜劇俳優をご存知ですか?
厳密に言うと、俳優、脚本家、映画プロデューサー、音楽家と様々な顔を持つ人物ですが、彼はスイスに魅力され晩年の25年をヴヴェイ郊外で過ごしました。
そして現在では、当時住んでいた邸宅が一般公開され、また横にはスタジオも併設されていて、どちらも見学することができます。
ずーっと気になっていて、ようやく訪れることができたのでご紹介しますね♪
ただ、とってもボリューム満点のミュージアムだったので、3つの記事に分けていきたいと思います!
「Chaplin's World」
行き方
まずは、ヴヴェイ駅で降ります。
ヴヴェイ駅からは、「C」のバス停へ行き、
202番か212番か216番のバスに乗ります。
そして、約20分後「Corsier sur Vevey, Chaplin」というバス停で降ります。
バスを降りたら道路を挟んで目の前が「Chaplin's World」です!
チケット
門を入ると正面にチケットカウンターがありました。
16歳以上の大人は29フラン、6歳〜15歳は19フラン、6歳以下は無料です。他にもファミリーチケットや,年間パスポートなど様々な種類の入場券がありますので、自分にとってどれがベストか考えて購入すると良さそうですよ!
チケットはこんな感じでした。デザインがそれぞれ違うので、色んなチャップリンの表情が楽しめます。
こちらは敷地の地図ですが、とても広いですよね!
メインは邸宅とスタジオですが、お庭をお散歩することもできます。
どちらから行こうか悩むところですが、スタジオへは決まった時間に上映されるミニ映画を観てからの入場になるらしく、先に邸宅へ行くことにしました。
チケットをかざして入ります!
↑ちなみに、事前にアプリをダウンロードしておくと日本語のオーディオガイドを聞くことができますよ!
チャップリン邸
奥に見える白い建物がチャップリンの邸宅です。スイスの文化財にも認定されているそうです。
中に入ると、美しい螺旋階段とツリーが飾ってありました。玄関にこうやってツリーを飾るのって素敵です。
各部屋に入る前の壁沿いには、チャップリンの生涯が年表になって書かれていました。
年表の最後には「We love Switzerland more and more each day」という文章と共にチャップリンの写真が展示されていました。どれだけスイスを愛していたのかが伝わってきますね。
さて、年表が細かすぎたので読み上げるのはそこそこにしてお部屋に入っていきます。
1つ目の部屋には見たことのないおじいさんの蝋人形がありました。「う〜ん・・・この人誰だろう?まさかチャップリン?」と疑心暗鬼になりながらまわりの展示物を見ていくと、なんとやっぱりチャップリンでした!
私のチャップリンのイメージはちょび髭にハット、杖にモーニング姿の・・・ってこのままでしたね!おじいさんになってからのチャップリンが想像できなかったので驚きました。
なんか知ってはいけない正体を知ってしまったような、見てはいけないものを見てしまったような、ミッキーマウスの中身を知ってしまったような、なんだかそんな気持ちになりました。
そして、更に驚いたことにチャップリンにはたくさんの子供がいたのです。この写真はチャップリン家族の写真なんですが、数えてみるとな・・・7人!!子沢山だったんですね。(このあともう一人産まれて最終的には8人の子供のお父さんになったそうです)
次の部屋は、チャップリンの書斎です。当時63歳のチャップリンは、この部屋で「ニューヨークの王様」や「伯爵夫人」などを執筆したそうです。そして、最後に制作していた映画「フリーク」のメモ書きや草案がそのまま残されており、実物を見ることができました。
チャップリンの香りが残る書斎の次の部屋はリビングルームです。暖炉と白いソファが素敵ですね。
部屋にはピアノやたくさんの家族写真、
チェロが飾ってありました。なぜこんなに楽器があったのかというと、チャップリンのご両親はミュージックホールの歌手だったそうで、チャップリンは音楽と共に育ったからなのです。チャップリンはヴァイオリン、チェロ、ピアノを耳で聞いて覚えたんだとか!?天才・・・!
次の部屋はダイニングルームです。家族の食卓がまるでレストランですね・・・!
チャップリン家では、毎晩18時45分がディナーの時間でディナータイムはお着替えをしてオシャレして楽しんでいたそうですよ!セ・・・セレブ!
さて、1階のお部屋を見たら2階へ上がります。壁にはたくさんの写真が飾られていました。
階段を登りきったところに、チャップリンの等身大人形がいたので、ここで同じポースをして記念撮影してきました(笑)
それにしても、チャップリンの面影を感じない・・・
チャップリン家の家系図を見ることができました。本当に大家族でしたね!
アインシュタインとの関係
2階で一番最初に入った部屋にはアインシュタインがいました(笑)しかも、この鏡には自分が映らないのです!不思議部屋・・・!
チャップリンとアインシュタインはお友達だったそうです。
そもそも、最初にアインシュタインの方からチャップリンに会いたいと望んだのだとか!あのアインシュタインが会いたいと思うなんて、やっぱりチャップリンって凄い人・・・というか、アインシュタインとチャップリンが同じ時代に生きていたことにもびっくりだし、もはやこの辺の時間軸がわけわからなくなってきました。
そういえば、アインシュタインはチューリッヒ工科大の卒業生でベルンにお家もありました。ベルンにはアインシュタインミュージアムもあるんですよ。詳しくご紹介している記事もありますので、是非こちらも合わせてお読み下さいね↓
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🇨🇭Bernisches Historisches Museum / Einstein Museum(ベルン歴史博物館/アインシュタインミュージアム)
皆さんはアインシュタインと聞くと、どんな人を思い出しますか?舌を出した写真が有名ですよね!そんなアインシュタインはドイツ生まれの理論物理学者ですが、スイスのベルンにはアインシュタインの生涯と彼の功績を ...
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世界旅行
チャップリンは世界中を旅行するのが好きだったようです。世界中の旅行写真を展示した部屋もありました。その中でも、やっぱり気になるのは・・・
日本ですよね!
日本の古民家のような場所で撮影した写真がありました。この写真だけだと普通のおじさんですが・・・
さすがチャップリン!歳を重ねてもお茶目な一面はそのままでしたね!
交友のあったセレブ達
チャップリンはたくさんのスターと交友関係がありました。
写真を見ると、どの人も超有名人ばかりだったのですが、その中でも気になったのがウォルト・ディズニーさんです!もはや架空の人物のような人とも交友関係があったなんて、チャップリンって本当に凄いというか魅力的な方だったんですね。
と、感心しながら次の部屋へ進んでいくと、また思わずわらっちゃうようなチャップリンさんに会いました(笑)本当にお茶目な人です。
チャップリンの寝室
寝室には、「フリーク」という未完成作品で使われる予定あった羽が展示されていました。
なぜ未完成だったのかというと、健康状態が良くなかったかららしいのです。
たくさんの人に強い印象を残しているチャップリンですが、晩年は奥さんとの生活に平穏と安らぎを見出したそうです。
「老いの孤独は、ちっとも悲惨なことだとは思わない。定められた運命を何一つ変えるつもりはない。成り行きに任せるまでだ」
こんな言葉を残していたそうです。
奥さんとは1943年に結婚し、8人の子供に恵まれました。
チャップリンが危機的状況に陥ったときも、どんなときも側で支えて、撮影現場には必ず立ち会っていたそうです。
素敵な夫婦ですよね!
寝室には、奥さんや子供たちのたくさんの写真が飾ってありました。
スタジオへ・・・
さて・・・!邸宅を見終わったので今度はスタジオへ向かいます。
まずは映画を見るみたいですが・・・!?
その②へ続く・・・
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🇨🇭チャップリンの正体が分かる!「Chaplin's World」に行ってきたよ!②〜スタジオと作品〜
皆さんは、チャーリー・チャップリンという喜劇俳優をご存知ですか? 厳密に言うと、俳優、脚本家、映画プロデューサー、音楽家と様々な顔を持つ人物ですが、彼はスイスに魅力され晩年の25年をヴヴェイ郊外で過ご ...
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「Chaplin's World」の場所
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