スイス・チューリッヒにサッカーの「FIFAワールドサッカーミュージアム」があるということで行ってきました!
Zürich ENGE 駅前にある、この大きな建物が「FIFAワールドサッカーミュージアム」です。
1階はカフェになっていました。
スイスでは、テラス席のみ営業可能なので、今はカフェを利用することができます。
でも、今日はミュージアムがメインだったので、カフェには入らずミュージアムのエントランスに真っ直ぐ向かいました。
入口からして、カッコいいですね。
まずは、チケットの購入手続きをします。
入場料金は画像の通りですが、大人1人24フラン(約2,900円)です。「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。
「Swiss Museum Pass」について詳しく書いていますので、ご興味のある方はこちらからご覧下さいね♪↓
チケットがとてもカッコイイよかったです!
こちらのミュージアムに協賛している企業の一覧がありました。日本企業ないですね・・・(泣)
とりあえず、まずはロッカーに荷物を預けに行きます。ロッカールームは地下にあります。
ロッカーがカラフルでオシャレでした!
1フラン入れて鍵をかけるタイプですが、後から戻ってきます。
準備が整ったので、機械にチケットをかざしてミュージアムに入ります!
まず、最初のフロアには、世界中のチームのユニフォームが展示してありました。テーマは「サッカーの惑星 Planet Football」だそうです。
色ごとに展示してあるのですが、こうやって並べると綺麗ですね!
日本のユニフォームも発見しました!日本のユニフォームは青に縦の縦ステッチ柄なんですね。おしゃれです。
世界中のユニフォームの横には、FIFAが創立した1904年から現在までの歴史の年表がありました。
サッカーの歴史について少しお話をしますね。
1886年に国際サッカー評議会(IFAB)という4つの英国(イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランド)で構成された協会が設立されました。国際サッカー評議会(IFAB)はサッカーのルールを作ったり、サッカーに関する様々な取り決めをしていたそうです。
そして、1913年、国際サッカー評議会(IFAB)に、国際サッカー連盟(FIFA)が加盟して、現在のFIFAワールドカップの形が出来上がったようです。
国際サッカー評議会と国際サッカー連盟が別々ということを知りませんでしたし、FIFAの方がよく聞く名前だったのでFIFAが色々と決めているのかと思っていたのですが、大元はIFABだったんですね。
こちらは、19世紀後期のサッカーボールだそうです。歴史を感じますね・・・
年表には、各国がFIFAワールドカップに参加した年が書いてあったのですが、日本は1929年5月17日の第18回FIFAバルセロナ総会で国際サッカー連盟(FIFA)に加盟が承認されたそうです。
ちなみに、記念すべき第一回のFIFAワールドカップは、1930年にウルグアイで開催されました。
日本は当時、金融恐慌による資金難で参加を見送ったそうです・・・(泣)そして第二次世界大戦が始まり、またしても財政難により会費が払えずFIFAから資格停止処になってしまいました。悲しいですね・・・
なので、経済環境が整った1950年に改めて「リ・エントリー」という形で復活しました!そこから今日にいたるわけですね。
1970年にはレッドカードとイエローカードが導入されたそうです。当時は反則をしても試合中に罰せられなかったということなんですかね??
横の図には、1974年からPKが導入されたと書いてあります。
年表には、過去の優勝トロフィーも飾ってありました。
左の金色のトロフィーが2006年の優勝トロフィーで、右はアンダー20の優勝トロフィーです。
グランドフロアだけでも十分な見応えがありましたが、続けて地下へ向かいます。壁には様々な国の言葉が書いてありました。日本語は「サッカーボール」ですね!
地下は「ワールドカップ・ギャラリー The World Cup Gallery」がテーマになっています。現在のサッカーはどのようにしてできたのか、たくさんの歴史ある展示物と一緒に学べるようになっています。
地下のフロアは近未来的な作りでした。たくさんの重要な資料が展示されています。
こちらは、1970年と1978年に審判のAbraham Klein(アブラハム・クレイン)さんが実際に試合で使用したホイッスルです。1950年代の懐中時計もありました。
スイスで行われた1932年〜1942年の国際思案のログブックもあります。手書きで管理していたんですね!
1930年の第1回FIFAワールドカップが行われた、ウルグアイのモンテビデオのパルケバトル地区にあるスタジアムの設計図です。FIFAはこの場所を世界で唯一の歴史的建造物として宣言しているんだそうです。
実際の歴史的な重要なものの他に、このようなタッチパネル式の画面があって、国をタッチすると、現在のランキングが出るようになっていました。コーチの森保一さんの名前も出ていますね!
そして、とても重要な展示物がありました。こちらは、1904年にFIFAの財団に署名した7人の男性たちとその当時の契約書です。この7人がいたからこそ、現在のFIFAが素晴らしい水準を維持したまま現在に至るのですね。
次のコーナーにきました。こちらでは、体験型のコーナーや女子サッカーについての歴史を学んだり、180度マルチスクリーンと最新のオーディオビジュアル技術で、迫力満点のサッカー映像を体感できる大型映写室があります。
このフロアも近未来的ですね。
部屋の中心にはFIFAワールドカップのトロフィーが飾ってあります!本当に神々しくて感激しました。
そして、当時のワールドカップ開催時のポスターや記念品などが展示してあります。
こちらは1930年のウルグアイカップの時のもの、つまり第1回FIFAワールドカップの時のものです。
こちらはイタリアの試合のもの、
1938年のフランスやスイス、
1950年のブラジルです!どの年も国ごとの特徴あって面白いですね。
それから、歴代のボールも展示してあります。
ボールの下にスクリーンがあって、カーソルをボールに合わせると当時活躍したキーパーの情報が出てきました。こちらは日本代表のキーパー川口選手ですね!
そして、中央の柱には、代表選手の名前とサインがありました。
このサインは、実際にこのミュージアムに訪れた選手のサインで、直筆なんですって!凄いですよね!
他にも、サッカーボールとシューズの変化を展示したコーナーもありました。1920年の靴って革ですね!重そう・・!
こちらは、女子サッカーに関する展示コーナーです。2011年のなでしこジャパンの感動の優勝を思い出しますね・・・!
澤穂希さんの顔がアップで描いてありました!日本人として誇らしいです!
ユニフォームも展示してありました。
嬉しくて、トーナメントまで写真に撮ってきました!
こちらは写真ブースで、FIFAの背景で写真が撮影でき、携帯に画像が送られてきます。プリクラみたいで楽しかったです(笑)
他にも、手をかざして画面を動かしたり、色々なハイテク体験コーナーがありました。
歴代の試合のハイライトを見ることも出来ます。サッカー好きは、ここに来たら1日中居れますね(笑)
2014年のブラジル会場の模型もありました。
そして、歴代のワールドカップ開催地の椅子を展示したコーナーもありましたよ。国ごとに色も形も違うので見ていて興味深かったです。
2002年に開催された札幌ドームの椅子もありました!
こちらの椅子だけショーケースに入っていたのですが、どちらの国のでしょうか・・・?
1966年のロンドンのものでした!これは歴史を感じます・・・!
地下のフロアも見応えたっぷりだったし、体験型のコーナーもあったので、とても楽しめました。
さて、次のサッカーワールドカップは2022年のカタールですが、コロナが終息して無事開催できることを願うばかりです・・・!
次は1階(日本の2階)へ行くのですが、その前にミニシアターで迫力満点のサッカー映像が見れるので、見てみました!
約8分のショートムービーなんですが、180度マルチスクリーンと最新のオーディオビジュアル技術のおかげで映像がめちゃくちゃかっこよくて、盛り上がっていて、最高に興奮する8分間でした。
サポーターの心が一つになって応援し、選手の美しい神業の数々は本当に圧巻&感動です!これを見ちゃうと、ますます2022年のワールドカップは通常通りの開催をして欲しいです・・・!
映画館を出たら、全面透明で映像が流れる、最先端のエレベーターに乗りました。エレベーターもかっこよすぎる・・・
1階(日本でいう2階)に到着しました。ここでは何ができるのでしょうか?
とその前に、真ん中が吹抜けになっていて、入口の世界中のユニフォームが上から見れました。色ごとに並べられているので綺麗ですね。
こちらのフロアのテーマは「ゲームの舞台 Fields of Play」で、バーチャルゲームやコンピューターゲーム、実際のプレイルームなどサッカーに関するゲームがたくさん展示&プレイできるフロアとなっていました。
よく温泉などで見かけるこちらのゲームで実際に遊んでみましたが、結構面白かったです(笑)
奥に進むと、キッズルームがあって、更にその奥には・・・
実際にボールを蹴って遊べるゲームコーナーがありました。
ユニフォームを着た親子が楽しそうに遊んでいて、とても癒やされました。
実際に体を動かずゲームコーナーを過ぎたら、今度はアート作品が展示してありました。
新聞紙やいらない紙を使ってサッカーボールを作ろう!みたいな感じで、世界中の人が捨てられるはずの素材を使ってサッカーボールを作ったものを展示していました。エコな作品を考えるなんてヨーロッパらしいですね!
次は、eFootballつまり、ゲーム上のサッカーの世界大会についての展示品やプレイルームがありました。
こちらは、ゲーム上のサッカーの世界大会のトロフィーらしいです!コントローラー型なんですね(笑)ピカピカしていて綺麗でした!
こちらはTVゲームのコーナーです。
椅子とか画面が本格的で、快適にゲームができそうだなと思いました(笑)
それから、バーチャルルームです。こちらで操作をすると・・・
画面全部が部屋になり、サッカー場になりとハイテクな環境でサッカーゲームができるようになっていました。凄すぎる・・・
そして、プレステルームもありました!
これって初代のプレステですよね!?懐かしい!
もちろん最新型のプレステもありました。
そして、XBoxです。
こんなにゲームが揃っていたら、もうFIFAミュージアムから出れなくなりますね(笑)
それから、選手とプリクラみたいなのが撮れるコーナーもありました。
選手を選択すると、このように表示されるのでカメラの前に立つと2ショットが撮れて、携帯に転送されてくるようになっていました。
TVゲームコーナーを抜けると、レトロなゲームもありました。これが、結構面白くて一番ハマったかもしれません(笑)もちろん無料で永遠に出来ますよ!
実際にプレイできるゲームコーナーの後は、サッカーゲームに関するものが展示してありました。
なんと、任天堂の昔のファミコンコントローラーまでありました。任天堂でサッカーゲームなんて出してたんだ!と思っていたら横にその映像が・・・
くにお君じゃないですか!!(笑)幼い頃、歳の離れた兄と、くにお君の障害物競争とかで遊んだ記憶がありましたが、まさかスイスのしかもFIFA公式ミュージアムで見ることになるとは・・・(笑)
このソフトまで集めたFIFAミュージアムは相当マニアックですね!
それから、サッカーに関連する世界中の切手の展示もされていました。
このフロアの一番端にはサッカー関連の書籍を集めた図書館もあるのですが、日曜日はお休みでした。
本当にボリュームが凄いミュージアムで、とても楽しく見学出来ました!サッカー好きは絶対に来るべきミュージアムですね!!
最後にお土産屋さんに来たのですが、売っているものが究極なものばかりでした(笑)例えば・・・
メッシのユニフォームで、右はサイン入で790フラン(約93,000円)、左の額縁に入っているのは2018年のユニフォームでサイン入り、証明書付きのものでお値段1450フラン(約171,000円)ですって!
メッシ多めでした!
ディエゴ・マラドーナのサイン入りユニフォームもありましたよ。
あとは、ミニチュア優勝トロフィーとか、様々なチームのタオルやユニフォームなどたくさんのグッズが売っていました。
お店からテラスにも出れるのですが、コロナじゃなければ、ドリンクとか提供していたのかな??
お土産屋さんを抜けると、店内のカフェ「スポーツバー 1904」があります。今はコロナ中なので営業していないのですが、素敵なカフェでした。大型スクリーンで迫力のスポーツ観戦を楽しみながらお酒やお食事を楽しめるそうです。
こちらはグランドフロアです(日本でいう1階)どんな素敵なお料理が食べられるんでしょうね・・・?
壁一面サッカーボールのボードでしたよ。
以上で「FIFAワールド・サッカーミュージアム」のご紹介になるのですが、本当に見どころもいっぱいだったし、実際に遊べるので時間がいくら合っても足りないなと思いました。サッカーにあまり詳しくない方でも楽しめるミュージアムだと思うので、機会があったら是非行かれてみてくださいね♪
「FIFA World Football Museum」のHPはこちらから
「FIFA World Football Museum」の場所はこちら↓
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