ローマで、オシャレなイタリアンのコース料理を食べてきましたので、ご紹介したいと思います！
「Taki Off」
その名も「Taki Off」！「Taki 」＝滝？が連想されると思うのですが、想像通りこちらは、日本人が関係しているお店です。
オーナーがイタリア人と日本人なんですって！
日本食専門の「Taki」、イタリアンのコースが食べられる「Taki Off」と2つの店舗が隣り合っています。
「Taki Off」の前は「Piazza Cavour Roma（カヴール広場）」という広場になっていて、広々としていました。また、広場の前には美しい建物の市裁判所があります。
本日は20時から予約していました。どんなお料理が食べられるのでしょうか・・・！？
レストランの入口には、漢字で「滝」と書かれています！とても日本ぽいですよね（笑）
内装も日本ぽいのかな・・・と思いながら中に入ると・・・
え・・・！素敵！！
しかも、４人くらいビシっとスーツを来たイタリア人男性が「いらっしゃいませ！」みたいなこと言ってる・・・！
き・・・緊張する・・・全然日本の居酒屋じゃない・・・！
こういうときは、主人にビシっと予約名を伝えもらって・・・と。
さて、通された席は・・・！？
えー！！！すっごく可愛い〜♪日本らしさ「０」です！！
まるで貝殻のような形のふかふかのカウチに、触れるだけで光るオシャレなライト・・・
これは期待が高まります！
席に着くと、メニューが置いてありました。
コースメニューからアラカルトまでいろいろとありますが・・・
今回は予め「ミシュランスペシャル」というオリジナルメニューを予約していました。
「Taki Off」は、ミシュランの星を獲得しているわけではありませんが、シェフのAndrea Fuscoさんが以前、他のお店で星を獲った経験があることからか、「Taki Off」で「ミシュランスペシャル」というコースを食べることができました。
ワイン＆前菜
まずは、プロセッコをいただきます！
美しいグラスに注がれたプロセッコで乾杯です。よく冷えたプロセッコは最高ですね♪
それから、お料理を食べる間に飲むボトルワインもオーダーしました。
今回は、お肉もありましたし赤のボトルにしましたよ。すると、と〜っても不思議なグラスが登場！！
なんか、グラスが傾いてる！？グラグラ揺れるグラスが面白くて、ついつい遊んでしまいましたが、
ワインは、シチリアの有名なワイナリーの赤をオーダーしました。60ユーロでした。
さて！プロセッコを楽しんでいたら、なんだかとってもファンキーな人が登場！
麦素材のハットに、花柄のメガネとド派手なシャツ・・・
え？？？
なんとなんと！このレストランのシェフAndrea Fuscoさんだったのです！
シェフ自ら、アペタイザーを提供するスタイルで、7種類〜8種類の小さくて可愛いアペタイザーを持ってきてくれて、1つ1つ説明してくれました！
あまりのファンキーさに、一瞬目が丸くなりましたが、や・・・やっぱこれぞイタリア！って感じがして、楽しくなりました（笑）
こちらが、全てのアペタイザーですが、バタータルト、フォアグラマカロン、エビのマリトッツォ、カニといくらのクリームチーズ和え、ゴマのフォカッチャとさつまいものフォカッチャ、一口サイズのアランチーニなどなど盛りだくさん！
そして、先程の面白いグラスには赤ワインが注がれまして・・・
めっちゃグラグラしていました（笑）
このワイングラスおもしろ〜い！
ミシュランスペシャルコースのスタート！
前菜だけでも、かなり満足してしまいましたが、ここからがコースのスタートです！
まずは、1品目ですが、仔牛のタルタルでした。ポルチーニ茸を粉にしたものとテリヤキソース、パリパリの黄身がかかっていました。
てりやきソースとは、なるほど！ちょっと日本テイストですね。
新鮮な仔牛だったので、全く臭みがなく、とても美味しかったです。
2品目は・・・
なんと！ 「牡蠣とイタリアンソーセージの天ぷら」でした！
えー！まさかイタリアンのコースに天ぷらが入ってくるなんて（笑）
しかも、イタリアンソーセージの天ぷらも凄く斬新！ お花の下には、プルーンが添えられていて、甘いとしょっぱいで食べる、海外ならではの天ぷらを頂きました。
3品目は、「手長海老とカリフラワーと鰻のリゾット」です。
このリゾット、とても美味しかったなぁ〜・・・手長海老が、生だったんですよ！つまり刺し身だったのでｓす！その手長海老の刺し身が、まるで日本で食べるボタンエビのようにトロっとしていて、甘みがあって、最高でしたね！
鰻とリゾットの組み合わせも、もはやイタリアンうな丼って感じでした。凄い発想だな〜・・・とても美味しかったです。
そして、 4品目のメインです。
メインは「ラムのサーロインステーキ、しいたけとゴマドレッシング添え」です。
え？ゴマドレッシング？？（笑）ステーキに？
ラムステーキはとっても柔らかくて、全くラムを感じず牛肉を食べているようなくらい美味しかったのですね。だけど、せっかくだからゴマドレッシングをつけてみたら、合わなくはないけど、なくてもいいよね？って感じでした（笑）
でも、見た目が綺麗だし、とにかくラム肉が美味しかったから、素晴らしいなと思いました。
このあと、普通は「チーズプレートはいかがですか？」とチーズワゴンが運ばれてくると思うのですが、なんと、こちらのお店・・・
ウイスキー＆日本酒ワゴンが来ました（笑）
普通から全て斜め上を行っていて、本当に面白いです！
そして、デザートに入る前のお口直しが運ばれてきました。
これ、何だと思いますか？
日本人なら分かりますよね（笑）そうです。お蕎麦です！
でも、この料理名は「カルボナーラ」！
なんと、お蕎麦をパスタに見立てて、ソースはレモンカード、そこにフリーズドライしたラズベリーがかかっていました。
これには、本当にびっくりしましたよ！お蕎麦がデザートになっている上に、カルボナーラに見立てているんですもの・・・
しかも、とっても美味しいではありませんか！
そして、最後のデザートです。
イタリアの郷土菓子の盛り合わせで、「リコッタチーズとさくらんぼのペストリー、わさびのアイスクリーム、ラム酒ではなく日本酒が染み込んだBaba」でした。Babaは、ナポリで有名なスイーツです。
いつか食べてみたいと思っていたのですが、こんな形で初Babaを食べることなって、嬉しい誤算でした。
日本酒が染み込んだBabaは、と〜ってもジューシーで美味しかったです。
以上でコースは全てですが、このあと、ウェイターのお兄さんが「お腹に小さなスペースはまだありますか？」と・・・
あ、これ小さなデザートくる！と思ったので、「Si！」と元気よく返事しました（笑）
最後の〆で、エスプレッソと一緒に、小さなデザートを頂きました。最後の最後まで本当に驚きがあって、とても美味しくて、素晴らしいディナーとなりました。
帰る時に、日本酒の棚を見たら、久保田と獺祭が並べられていましたよ！
いいチョイスしてますね（笑）
入るときは、入口に素敵なイタリア人男性スタッフさんが整列していたので、よく見れませんでしたが、帰りはよ〜く見れました。
なになに・・「Speciale 100 Eccellenze Italiane 2021」！？
フォーブスのHPを見に行ったら、こちらの「Taki off」さん、レストラン部門トップ100に選ばれていました！
うんう！納得です！！
まとめ
こんな感じで、素敵なディナーとなりました。
ローマは本当に美食の街です。今日ご紹介したレストラン「Taki Off」はイタリア×日本のイノベーティブ料理でしたが、全て驚きがあって、新鮮で楽しかったです。
オーナーはイタリア人と日本人の夫婦ですが、シェフはイタリア人なので、日本の食材に触れる機会が多くても固定概念がなくて、おもしろい料理ができるんだなぁと思いました。
ちなみに、今回のコースは、本来ならば一人90ユーロのコースでしたが、公式HPから予約したら80ユーロ＋ウェルカムドリンク付きになりました。
コースを食べに行くのに、予約しないで行くことはないとは思いますが、もし「Taki Off」に行くことがありましたら、まずは公式HPをチェックしてみて下さいね♪
「Taki Off」の場所
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