スコットランドの首都「Edinburgh (エディンバラ)」には、11 世紀に建てられたお城と兵舎が現在もあります。また、Edinburgh Castle(エディンバラ城)では、現在も日曜日以外の午後1時頃に「ワン・オクロック・ガン」と呼ばれている空砲を撃っています。これは、時刻を表す空砲ですが、生で空砲が見られるなんて凄いですよね!
ということで、Edinburgh (エディンバラ)一の観光地「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」を見学してきました!
貴重なお宝を所蔵し、国立戦争博物館も併設されている「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」。どんなお城でしょうか?
「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」
「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」の場所
「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」は、エディンバラ・ウェイヴァリー駅から徒歩約10分の場所にあります。駅からお城までの道のりでは、賑やかな繁華街を通りながら行くので、10分はあっという間でした!
こちらのお城は、キャッスル・ロックという岩頸の上に建つ古代からの要塞なので、小高い岩の上にあります。
そのため、お城の入口からの景色は抜群でした!本当に昔のままの建物がそっくりそのまま残っているので、不思議な感じです。
入場料
入場料は、事前にオンラインで購入すると割引があります。もちろん当日購入もできますが、観光客の多い夏などは完売していることがあるので、事前にオンラインで購入することをオススメします。
大人(16歳〜65歳)は18〜19.5£
65歳以上は14.5〜15.5£
子供(7歳〜15歳)は11〜11.4£
6歳以下は無料です。
また、ファミリー割引などもあるので、詳しくは公式HPをご覧下さいね。
「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」の公式HPはこちら
それから、日本語のオーディオガイドもあります。
1人3.5£で、事前購入でアプリにダウンロードしておけるので、自分の使い慣れたイヤホンで解説を聞けるのでオススメです!
お城に入っていくよ!
入場は時間指定なので、事前に指定した入場時間になったらチケットを見せ、中に入りました。
地面から壁から建物から全て石で出来ていて、とてもカッコいいですね!
こちらが、「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」の全体像です。
結構広く、見どころはオーディオガイド通りに行くと26箇所もあります。なので、全部集中して見ているとかなりの時間を使いますし、広い城内を歩いてクタクタになるので、中でも「これは抑えておこう!」というポイントをご紹介したいと思います♪
見どころ①ー前半〜大砲〜
お城の敷地内に入ると、すぐ目に入ってくるのがこちらの大砲です。
1つ1つが綺麗に磨き上げられていて、ピカピカでした!こんなにもずらっと大砲が並んでいると、圧巻ですよね!
ただ、13時を知らせる空砲は、この中にはありません。
どこにあるかと言いますと・・・
立入禁止エリアのちょっと離れた場所にありました!
こちらが、13時に実際に撃たれる空砲です。他の大砲とは違って大きいし、色も緑色をしています。
13時になったら、また改めて見にくる予定だったので、とりあえず写真だけ撮っておきました。
そして、こちらは、世界中のお城で現在も空砲を鳴らしている箇所、タイムボールという時報装置を使っているところ、それぞれ稼働していないところを地図で表しています。
日本の近くだと、香港やロシアのウラジオストックが現在も稼働中となっていますね。日本は大砲を持つお城は存在しないので、一箇所もありません。
また、地図を見るとイギリスに集中しているのがわかります。とても、興味深い内容です。
見どころ②美しい景色
お城の至るところからは「Edinburgh (エディンバラ)」の街並みを見下ろすことができます。
このように、地図が一緒にあるので、どこに何があるのか地図を見ながら景色を見るとより一層楽しめますよ!
お城の入口からの景色とはまた違った景色ですよね!
見どころ③「NATIONAL WAR MUSEUM(国立戦争博物館)」
大砲を見たら、お城に入っていきますが、この広場内には「国立戦争博物館」があります。「国立戦争博物館」では、何世紀にもわたってスコットランド軍に使用された多くの品が展示してありますが、その中でも特に見ておきたいのが「The Thin Red Line」という絵画です。
こちらが「The Thin Red Line」ですが、クリミア戦争中の 1854 年 10 月 25 日のバラクラバの戦い(英国の作戦基地をロシアが偵察&攻撃)のワンシーンを描いたものだそうです。
約500人のスコットランド歩兵vs約 2,500 人のロシア騎兵の部隊にしっかりと立ち向かった場面です。
当時から、トレードマークである赤いコートを着ていたことにも驚きですし、騎馬隊に歩兵が立ち向かっているのにも驚きですよね!
この戦いの結果ですか?もちろん、スコットランド歩兵がロシア騎兵を追い返すことに成功しています!但し、スコットランド歩兵には約 1,000 人のイギリス海兵隊とトルコの歩兵からの支援と 6 門の野戦砲が応援に来てくれていましたよ。
見どころ④THE ROYAL SCOTS DRADOON GUARDS
入口にバグパイプを吹いている人形がいる「THE ROYAL SCOTS DRADOON GUARDS」は日本人にとっては見どころになります。
ここは、スコットランドの上級連隊のミュージアムです。ロイヤル・スコッツ・ド・ラグーン・ガーズとその前身の連隊のコレクションを展示する連隊博物館となっており、ユニフォーム、メダル、武器、レガリア、音楽などの展示物を見ることができます。
その中でも、日本に関する資料が一部あったので、ご紹介したいと思います。
1943年頃、日本の軍隊は日の丸の旗に寄せ書きをしたものを、日本兵が肌見放さず持っていたものだそうです。
こちらが、その旗ですが、たくさんの仲間の寄せ書きが書いてあって、驚きました。今もよく学校を卒業したり、会社を退職する方へ向けて寄せ書きを書きますが、日本には昔からその習慣があったのですね。
スコットランドの上級連隊とは、関係がありませんがこういったものが展示されていたので、見ることが出来てよかったです。
見どころ①ー後半〜「ワン・オクロック・ガン」〜
さて、冒頭でもご紹介しましたが、日曜日以外の午後1時頃に「ワン・オクロック・ガン」という儀式が行われているので、それを見るために12時半頃から場所取りをしました。
「ワン・オクロック・ガン」は、13時を知らせる空砲で、実際にその瞬間を見ることができます。現在も一般公開しているお城はほとんどないため、これを見るために、気合を入れてきました!
見どころ①ー前半で書いた場所が目の前だったのですが、それだと近すぎるし人がたくさん集まりそうだったので・・・
お城の1つ上の場所に来て、時刻になるのを待ちました。12時45分頃にはたくさんの人が集まっています!
上から見るのは穴場かもしれません!空砲の瞬間を動画に撮りましたので、是非こちらからご覧下さいね!↓
見どころ⑤HONOURS OF SCOTLAND
この行列が出来ている場所では、英国で最も古い王冠と王笏(おうしゃく)を見ることができます。
ただし、本当に大切なお宝なので写真撮影は禁止とのことでした。
こちらがその王冠の写真ですが、実物は宝石がたくさん散りばめられていてキラキラしていましたよ!頭に乗せたら重そう・・・
この王冠はジェームズ 5 世のために作られたそうです。ジェームズ 5 世は、1540 年にギーズの女王メアリーの戴冠式で最初にそれを着用したそうです。
また、こちらは王笏(おうしゃく)の写真です。まるで魔法の杖・・・教皇からジェームズ4世への贈り物です。
ちなみに、スコットランドのメアリー女王は、1543 年に新しい王冠と王笏を一緒に使用して戴冠した最初の人物だったそうです。
この2つの宝物はそれはそれはキラキラで美しく、思っていた以上に大きくて迫力があったので、見る価値ありですよ!
見どころ⑥THE GREAT HALL(大ホール)
こちらは、1511年に完成した大ホールです。美しい木彫りの装飾や武器などが展示されていました。
そして、中でも見ておきたいのが中央にある絵画です。
こちらは、1815 年のワーテルローの戦いでフランス第45 連隊の旗を捕らえている王立北ブリティッシュ竜騎兵隊の軍曹であるチャールズ エワートが描かれています。
ワーテルローの戦いとは、ベルギーのワーテルロー近郊でてイギリス・オランダをはじめとする連合軍&プロイセン軍と、フランス皇帝ナポレオン1世率いるフランス軍の戦いで、フランス軍が敗北し、ナポレオンにとって最後の戦いとなった戦いです。これによってナポレオン1世は皇帝の座を失脚、フランス統一下だったベルギーは独立への歩みを始めたヨーロッパ全体にとって非常に影響のあった戦いなわけですが、その際の連合軍&プロイセン軍の勝利の瞬間を描いた作品ということです。
歴史は深いですね・・・
まとめ
ということで、本当は26箇所もある見どころでしたがその中でも6箇所に絞ってご紹介しました!
ただお城の中を見るだけではなく、それぞれの部屋が博物館や美術館になっており、スコットランドの背景や歴史を知ることができるので、とても面白かったです。
そして、エディンバラ城に来たら必ず見てほしいのは、「ワン・オクロック・ガン」です。現代社会で生の空砲なんて聞く機会は中々ないのでぜひぜひみなさんもスタンバイして聞いて来てくださいね!
「Edinburgh Castle(エディンバラ城)」の場所
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最後までお読み頂きありがとうございました。空砲が生で聞けるなんて凄そうだね!と思った方は、是非「ぽち」っとお願いします♪押して下さるとブログを更新する活力になります♪
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