今日は、ジュネーブでPCR検査をした話をしたいと思います!
今回、主人の仕事の関係で日本に一時帰国することになり、日本入国のためのPCR検査を受けてきました!
現在、日本入国の条件として、現地出国の72時間以内の陰性証明が必要なのですが、日本政府が指定するフォーマットにPCRの結果と先生のサインを書いてもらうということになっています。
※外務省のHPに各種言語対応のフォームがありますので、ダウンロードして印刷し、検査場に持参する必要があります。
そこで、在ジュネーブ 領事館からのメールをチェックすると、この規定の陰性証明にサインをしてもらえる確実なPCR検査場はジュネーブ 空港のM3と書いてあり、その他の検査場はご自身でご確認を・・・みたいな表記になっていました・・・。
わざわざPCR検査を受けに空港に行くのは少し大変かなぁ、ということで情報収集をしました。
知り合いに聞く
今年の6月にジュネーブから日本へ戻った日本人の知り合いがいたのですが、彼は実際にジュネーブ空港のM3で対応してもらえたと言っていたので、ジュネーブ空港のM3で問題ないということが分かりました。
ですが、何か想定外のことが起こった場合を考えると怖くなりました。例えば出国当日、空港で検査をして、想定以上に時間がかかって、証明書が間に合わなかったとか、担当した人が日本が指定するフォームに慣れていなくて、記入してもらえない・・・とか・・・
スイス出国の数日前に空港に行って検査をするということも考えましたが、近場で検査できたら楽だなぁと思ったので、街中でよく見かけるPCR会場で日本が指定するフォームに対応しているか確認をすることにしました。
PCR検査場「dianalabs」
こちら、「dianalabs」という検査場です。ジュネーブ市内、あちこちに小さな検査場があり、見かけたことがある方も多いと思います。
まずは、出国の1週間くらい前に直接こちらの会場へ行き、日本のフォームを見せて、対応できるかを聞いてきました。
すると、とても感じのいい看護師のお姉さんが「あぁ!このフォームね!大丈夫よ。この検査場で既に日本人が6人くらい来たわ。」と!!これで安心です!
その場で名前と電話番号を伝えてPCR検査の予約をしました。
その30分後くらいに、それぞれの携帯に予約確認のショートメールが届きました。こんなに早く確認メールが届くと安心ですね♪
出国の72時間前
主人の8時45分〜に合わせて一緒に行きました。そして、私達はフランス語圏に住んでいるので、フランス語対応の日本政府が指定するフォームを印刷し、更に名前やパスポート番号などは事前にこちらで記入して持って行きました。(今まで何度も名前のスペルミスがあり、不安だったため)
まずは、検査場で簡単な質問表に回答して、すぐにPCR検査のスタートです。ちなみに予約時間が決まっているので、他の人と一緒になることはなく、また入口と出口が別となっているので、誰にも会わずに検査場を後にできるような仕組みになっていました。
私は9時半〜でしたが、特に問題なかったようで主人の次に当たり前のように検査してもらえました(笑)検査後は、袋に入れてラボに届けるようだったのですが、名前が間違っていないか心配だったので、自分から「チェックさせて〜!」とお願いしました。今回は間違えていませんでした。よかった!
ちなみに、PCRテストは1人133.5フラン(約16,000円)です。たか〜い・・・
結果は24時間以内に出て、メールでくれるとのことでした。
それと、日本政府が指定するフォームについても、検査結果を書いてサインしたものをメールに添付する、と言われたので、ん?ちょっと待てよ??となりました・・・
と言いますのも、日本って何でも原本を要求してくるじゃないですか。コピーは駄目とか多いし。なので、もし入国の際に、原本の提出を求められて、コピーしかなかったら入国を認めないとかなるのも凄く怖いな、と思い原本を貰えないか、先生に相談してみました。
すると、そんなことを今まで言われたことがなかったみたいで、「たぶんコピーで大丈夫よ。今までもクレームを受けたことないし。でもラボに確認するね」と言ってくれ、その場でラボに電話して確認してくれました。
その結果は「原本はラボで作成・保管されるから直接ラボに来てくれたら用意しておくと回答をもらえたわ。申し訳ないのだけど、明日以降、直接ラボに取りに行ってもらえる?」と。
お〜!!全然取りに行きますよ!ということで、ラボの住所を教えてもらい、翌日ラボに行くことにしました。
原本を取りに行く
ラボはジュネーブの中心からトラムで約20分くらいの場所にあります。そんなに遠くなかったので良かった!
「dianalabs」の大きな建物です!
検査を受けた当日夜には検査結果をメールで受け取っていたので、受付で事情を話し、メールを見せました。
すると、「ちょっと待ってね!」と何かを持ってきてくれたのですが、なんとそれは!!!!
こちらのラボの陰性証明証・・・日本政府指定のフォームの原本ではありませんでした。
えー・・・話が通じてなかった・・・・
ということで、再度説明。すると、偉い人がでてきて「あなた達の気持ちは分かるけど、日本はコピーで入国できなかったという事例を聞いたことがないわ。それに、原本を欲しいと言われても、もうあなた達の原本はどっかの箱の奥底に入っちゃったから探すのは不可能よ」と・・・
ラボの本社まで来て、偉い人にここまで言われたら、もう原本は諦めるしかないかな・・・。私達はやれるだけやったので、日本側で、もし原本がなくて入国拒否されても、一応反論できるかな・・・。なので、原本は諦めました。
もちろん、手間と時間をかけてしまったので、丁寧にお礼を伝えておきましたよ。(騒ぎ立てる迷惑日本人と思われたくないので)
最後に、受付のお姉さんが「私に向かって、あなたも陰性証明いる?」と聞いてきたので、自分で印刷できるし「いらないです」と答えたのですが、時既に遅し、印刷して持ってきてくれました。
ということで、ここまで来て、ただプリンターが家にない人みたいな感じになっちゃいましたが、皆様にお伝えできたから良かったかなと思いました。
結論
・日本政府指定のフォームは事前に確認さえすれば、近場のPCR検査場でも受け入れてくれる。
・日本政府指定のフォームの陰性証明結果はコピーしかもらえないが、日本入国の際はそれで問題ない。
これから日本入国の予定がある皆様のお役に立てたら幸いです。
最後になりますが、なぜ私達がここまでしつこく色んなことに拘り、確認するのかについてお話します。
ジュネーブに来る前は香港に住んでいたのですが、重要書類のたくさんのミスを見てきました。もちろん、それはこちら側のミスではなく相手側の入力ミスによるものばかりですが、それは相手のせいにはできません。
入力してもらった時に、こちらがよく確認をしなかった、こちらがすぐに訂正を求めなかった、つまり全て自己責任になってきます。後から気がついて、訂正をお願いするのは言葉や文化の違いで多大な労力と時間をかけることになり、ストレスの原因にもなります。
なので、事前にこちら側でできることは準備しておき、後から面倒なことにならないように、納得いくまで確認することを心がけているのです。
ちなみに、このような指定された書類はもちろんのこと、お買い物でも同じことが言えます。サイズの入念な確認(例えば、試着した後に新しいものを持って来てくれた場合は特に危険です!違うサイズのこともありますので、サイズは必ずチェックして下さい。)それから、レストラン会計での明細確認です。日本ではレシートをまじまじと見るのは恥ずかしいことですが、海外では本当に大事です!隣の会計だったときもありますし、頼んでいないものが入っていたときもあります。どんなことでも、後から後悔しないように確認をすることをしてみてくださいね♪
以上、「一時帰国前のPCR検査会場と流れについて」でした。
続きはこちらから読めます↓
🇨🇭コロナ禍の出国手続き編〜Genève Aéroport (ジュネーヴ・コアントラン国際空港)→Paris Charles de Gaulle Airport (シャルル・ド・ゴール国際空港)〜
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