日本ではあまり考えにくいことですが、世界各国にはたくさんの飛び地があります。
飛び地というのは、ある国の離れた場所に自分の国の土地があることです。スイスは、5つの国（ドイツ、フランス、イタリア、リヒテンシュタイン、オーストリア）に囲まれた国ですが、Lugano(ルガーノ）湖の一部、イタリアと隣接していない場所にイタリアの飛び地があります。
「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」
「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」は、人口約1,900人の小さな村です。
冒頭でもお伝えしましたように、スイス領に囲まれたルガーノ湖のほとりにあります。ただ、地理的な関係もあって、経済や公共サービスはスイスと同じにしているそうです。例えば、イタリアはユーロを使いますが、飛び地である「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」は、スイスに合わせてフランを使います。
また、税制上特殊な自治体に指定されており、街にはカジノもあります。
さて、そんな村は、どのような風景でしょうか・・・！？
まずは、地図でも確認してみて下さい！↓
地図上で確認してね！「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」の場所
「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」への行き方
「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」へは、Lugano(ルガーノ）からバスで行くか、先日ご紹介した船で行くことができます。
船からは、街の全体像を見ることができたので、今回はバスで行くことにしました。
バス停「Piazza Rezzonico」から439番に乗ります。バス停の看板にも「Campione d'Italia 」の文字が確認できますね！
バスで、「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」に向かう途中、車窓から「Swissminiatur（スイスミニチュア博物館）」を見れました！
ここは、スイスの山や建物がミニチュアになって展示されているテーマパークです！
車窓から見ても、面白そうでしたし、ご興味のある方は是非行かれてみて下さいね♪
「Swissminiatur（スイスミニチュア博物館）」の場所
イタリアの飛び地に到着！
バスのまま降りずに「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」に入りました！
現在イタリアでは、公共交通機関に乗っている間は、FFP2のマスクの着用が義務つけられています。だからなのか、いそいそとマスクをつけ始める人がいました。
さて、こちらはホテルですが、その横！横に・・・カジノが見えます！！茶色の大きな建物です。
そのままバスは「Chiesa di S. Zenone 」という教会の横を通りました。奥には「Comune di Campione d'Italia（市役所）」があります。
ちょっと、窓に反射して見えにくいのですが、ルガーノ湖沿いにはイタリアの国旗がそびえ立っていました！ここはイタリアなんだと実感させてくれますね・・・
そして、ぐるっと一周します。不思議な模様の門もありました。
Lugano(ルガーノ）から30分かけて、「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」に入り、そのまま降りずに車窓観光しました。
ちなみに、Lugano(ルガーノ）から乗ったお客さんは、結構ここで降りていて、住人が多いんだなと思いましたね。お買い物もLugano(ルガーノ）まで行った方が便利でしょうし、でもここに住む人はイタリア人・・・？とても不思議ですよね！
帰るよ！
車窓観光の後はバスで約15分の場所にあるスイス側の駅の「Melide (メリーデ)」まで行き、そこから電車に乗って「Lugano(ルガーノ）」まで戻りました。
ここから乗る車両はスイスの国鉄SBBですが、車体がなんだかイタリアっぽいですね！
「Lugano(ルガーノ）」からは「Olten(オルテン）」で乗り換えでしたが、ちょっと時間があったので、「Olten(オルテン）」の素敵な風景を写真に撮りました。
さて、しばらくして電車が来たので、今度はジュネーブまで戻ります！
Olten(オルテン）からの電車は珍しい雰囲気の食堂車付きでした！革製の椅子にテーブルクロスとオシャレです♪
初めて見た雰囲気のレストラン車両だったので、一杯頂くことに・・・♪
ちなみに、何もオーダーせずにこの席には座れません！何人か、ただ座っているだけの人がいて、追い出されていましたよ！あらら・・・
この電車は食堂車も一等車と二等車に分かれていて、一等車の内装は二等車よりも豪華でした。
私達は、美味しくビールとワインを頂き、楽しくGenève(ジュネーヴ)まで帰りました♪
食事が終わったら、普通車両に移動ですが、すぐ横がボックスタイプの席だったので、ゆっくりできましたよ♪
ということで、以上、「スイスにあるイタリア飛び地「Campione d'Italia (カンピョーネ・ディターリア)」を車窓観光してきたよ！」でした。
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