オークションと聞くと何を思い浮かべますか?
たまにテレビなどのニュースで、「〇〇の絵画が何億で落札されました!」とか、「どこどこの国の宝石が何億で落札されました!」など、報道されてるのを見たことがあると思うのですが、まさにそれです!
中々購入できないものや価値のあるものを、欲しい人が競い合って落札する制度ですが、5月の半ばにジュネーブで大きなオークションが開催されました。
2大オークション会社
世界中にあるオークション会社の中でも、歴史と伝統を誇るラグジュアリーオークション会社が2つあります。
一つは世界最古のオークション会社「Sotheby's(サザビーズ)」、もう一つは高額の落差価格を叩き出している「Christie's(クリスティーズ)」です。
例えば、記憶に新しいかもしれませんが、「バンクシーのシュレッダー事件」を覚えていますでしょうか?
2018年にロンドンの「Sotheby's(サザビーズ)」で行われたオークションにバンクシーの「Girl with Balloon」という作品が出品されました。赤い風船を持った女の子の絵です。
それが、 104万2000ポンド(当時のレートで約1.5億円)で落札されたのですが、落札直後にシュレッターにかけられ、話題になった作品です。(額縁がシュレッターになっていて、落札後にシュレッターにかかることはサプライズでしたが、そこまでを含めての作品)
更に、このシュレッターされた同じ作品が2021年に再度出品され、なんと1,858万ポンド(当時のレートで28.9億円)で落札されたのです。
こんな感じで金額も話題も凄いことから、「Sotheby's(サザビーズ)」や「Christie's(クリスティーズ)」のオークションは敷居が高いイメージがあったのですが、今回、ジュネーブで行われるということで、ちょっと見に行ってみることにしました!
「Sotheby's(サザビーズ)」
実際にオークションが行われる前に、ホテルなどで出品された品を見ることができます。
今回は、週末に「Sotheby's(サザビーズ)」と「Christie's(クリスティーズ)」が被っていたので、「Sotheby's(サザビーズ)」の方を見に行ってみました。
場所は、マンダリンオリエンタルホテル・ジュネーブです。
ホテルの頂上から「Sotheby's(サザビーズ)」と書かれた垂れ幕が飾られていました。
ホテル入口に着くと、看板がたくさん出ていました。
今回の展示で見ることができるのは、ハンドバック(主にエルメス)、時計(主にパテック・フィリップ、ロレックス)、ジュエリーです。
事前にネット上で出品されるものはチェックできるものの、ここでは実際に手に取って実物を見ることができるのです。
マンダリンオリエンタルホテル・ジュネーブには初めて入りましたが、ホテル内の時計もラグジュアリーですねぇ・・・こちらはヴァシュロンコンスタンタンの時計だ・・・!
受付
展示場は、グランドフロアの奥でした。
入口で、事前に登録した入場コードを見せたのですが、再度パスポートかIDカードの提示を求められ、簡単な登録をしてから荷物チェックして中に入れました。
ちょっと緊張していたのですが、結構ラフな感じで良かったです。
そして、まず手前は・・・
ハンドバックコーナーでした。
9割以上がエルメスで、主にバーキンとケリーが並んでいました。
色、サイズ、素材が異なる状態のいいハンドバックがずら〜っと並び、スタッフさんに言うと実際に手に取って見せてくれます。
ちなみに、エルメスのバーキンやケリーはものによりますが、だいたい定価で150万くらい〜ですが現在店舗で入手困難なため、プレミアム価格となっており、中古でも300万〜となっています。
凄い世界ですね・・・
それから、隣の部屋はジュエリー、もう一つ別の部屋は時計となっていました。
一番盛り上がっていたのは時計コーナーで、たくさんの人が見ていましたよ!時計もレアなものが並び、こちらも実際に手にとって実物を付けたり見ることができます。こんな体験って中々できないからびっくりしました!
オークション当日
さて、これらの商品が実際にオークションにかけられたのは翌日からです。
実際に会場でライブオークションされるものもあれば、ネット上で入札をするオンライン入札もありました。
ライブオークションに関しては、公式サイトでライブ配信され、私たちはそれを家から見ていました。
実際に見たものがどんどん高値で落札されていく様子は見ているだけでも面白くて、ハラハラドキドキでしたよ!
分かったこと
実際に、オークション会場で商品を見て、オークションの様子を見ていて分かったことがありました。
それぞれの商品には、各オークション会社が設定した価格があり、また最低落札価格が設けられているのですが、オークション前日にその最低落札価格が下がることがあるのです。これは、事前にインターネット上でビットが「0」の場合に発生するようです。(但し全ての商品がそうなるわけではなく、出品者との兼ね合いで、下がる場合がある、という程度です)
なので、自分がいいなぁと思っているものがあったら、ギリギリまで入札しないほうが奇跡的に想定以上に安く購入できる可能性があります!
これにはびっくりでした!
また、もし落札した場合、バイヤーズプレミアムというオークション会社側に払う手数料が発生します。これは、会社によりますが「Sotheby's(サザビーズ)」の場合、落札価格の27%が手数料となり、またスイス国内に住んでいる場合、総額に消費税の7.7%が加算されます。
簡単に計算すると、最終的な支払いは、落札価格の136%となるわけです。
なので、落札する場合はバイヤーズプレミアムと消費税も念頭に入れなければいけません。
しかし、バイヤーズプレミアム27%ってかなり大きいですよね・・・
ただ、「Sotheby's(サザビーズ)」と「Christie's(クリスティーズ)」は、その信用性の高さから偽物を掴まされる可能性がほぼ0ですし、注目度も高いため安心料といったところでしょうかね・・・
ところで、何か買ったの?
実は、今回「Sotheby's(サザビーズ)」の会場でただ見る予定だったのですが、ときめく出会いをしてしまいまして・・・
ということで、ときめく出会いをしたものが実際に落札できたのか!?どういった運命になったのか!?次回ご紹介したいと思いますのでお楽しみに!!
続きはこちらから!↓
-
🇨🇭「Sotheby's(サザビーズ)」オークション結果・・・in ジュネーブ
前回はオークションの下見に行ったら、思いがけない出会いをした話までを書きましたが、今日はその続きです! 結果はいかに・・・!? 前回の記事を読んでから今日の記事を読むと、話が繋がりますので、先にこちら ...
続きを見る
応援&フォローお願いします!
最後までお読み頂きありがとうございました。オークションって面白そうだね!と思った方は、是非「ぽち」っとお願いします♪押して下さるとブログを更新する活力になります♪
ブログ村ランキング
にほんブログ村
人気ブログランキング
スイスランキング