ユネスコ世界遺産に登録されている街「Alberobello(アルベロベッロ)」は世界中から観光客が集まる非常に有名な場所です。
約400年前に建てられた三角屋根の「Trulli(トゥルッリ)」が密集しているエリアは、とても圧巻で、「まるでおとぎ話の世界」に迷い込んだような風景を見ることができます。
さて、そんな「Alberobello(アルベロベッロ)」ですが、見どころが2地域あります。
約1000軒のトゥルッリが並ぶ観光の中心地「Rione Monti(リオーネ・モンティ地区)」と住民が実際に暮らしているトゥルッリが多い「Rione Aia Piccola(アイア・ピッコラ地区)」です。
場所が混ざらないように、今日は住民が実際に暮らしているトゥルッリが多い「Rione Aia Piccola(アイア・ピッコラ地区)」の方をご紹介しようと思います。
さて、「Rione Aia Piccola(アイア・ピッコラ地区)」はどんな場所なのでしょうか?
「Rione Aia Piccola(アイア・ピッコラ地区)」
宿泊していたトゥルッリからスタート!

実は私達は「Rione Aia Piccola(アイア・ピッコラ地区)」の「Trulli(トゥルッリ)」に宿泊していました!
なので「Trulli(トゥルッリ)」を出たところからスタートです!
「Trulli(トゥルッリ)」の宿泊記もありますので、是非こちらからお読みくださいね↓
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「Trulli(トゥルッリ)」が続く住宅地を歩いて行きます。
実際に住んでいる住民の方もいますし、私達のように宿泊している観光客もいました。
静かな住宅地なのでお店とかはありませんが、暮らしの一部を感じ取ることができます。

さて、住宅地を抜けると、賑やかな通りに着きました。吊るされたモニュメントに息子もテンションがあがっています!この辺からレストランやお土産やさんがちらほらでてきます。
この近くのピザ屋さんで食事をしたのですが、とても景色がよくてオススメですよ!
場所やメニューなど詳しくは別記事で書いていますので、こちらからお読みくださいね。↓
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さて、坂を降りて広場にやってきました。

広場には、手書きの可愛い地図があり、見どころを紹介してくれています。

街を散策していたら、「Trulli(トゥルッリ)」屋根が可愛いジェラート屋さんを発見しました!まだ朝の8時半だったのでお店はやっていませんでしたが、素敵な外観ですよね♪

教会の周りには、また三角屋根の可愛いお家が点在していました。綺麗に手入れされていて、可愛い外観ですよね。
見どころ①「Trullo Sovrano(トゥルッロ・ソヴラーノ)」

次にやってきたのは、「Trullo Sovrano(トゥルッロ・ソヴラーノ)」と呼ばれる歴史的博物館です。
修復中のため、カバーがされていますが、とても有名な場所です。
元々利用されていた調度品と製作物を展示しているそうです。

すぐ裏手はこんな感じの素敵な住宅街でした。
「Trullo Sovrano(トゥルッロ・ソヴラーノ)」の場所
見どころ②「Chiesa Madre dei Santi Medici Cosma e Damiano」

そして、「Chiesa Madre dei Santi Medici Cosma e Damiano」という教会までやってきました。
先程の手書きの地図の②番ですね。この教会は、アルベロベッロにおける宗教的・文化的な存在らしく、街の人から大切に思われています。観光名所というわけではありませんが、町中に突如現れるのでとても存在感がありました。
「Chiesa Madre dei Santi Medici Cosma e Damiano」の場所
見どころ③「Casa D'Amore」

「Casa D'Amore」は、一見普通の家ですが、町の歴史を象徴する建物としてとても有名です。
そもそも、このトゥルッリというのは、「すぐに壊せる家」の意味を持ちます。
なぜそんな名前がついているのかといいますと、時は遡り1700年代・・・森林地帯を開拓し、農業を発展させるため、この地にたくさんの農民を移住させたそうです。ただ、住宅にモルタルを使うと「王の課税(建物税)」の対象になるということで、モルタルを使わず石を積むだけの「すぐに壊せる家=トゥルッリ」を建てました。
そのため、王の役人が視察に来た際、家をすぐに崩して「恒久的な家ではない」と見せることができ、税金を逃れることができたそうです。
毎回壊すの大変だったとは思いますが、賢い?住み方ですよね(笑)
そうそう、そしてこの「Casa D'Amore」ですが・・・
1797年に、アルベロベッロの住民代表がナポリ国王フェルディナンド4世に直訴し、王はこれを受け入れ、アルベロベッロを封建支配から解放し「王領直轄の町」としたそうです。
その自由の象徴として、最初に建てられた家がここ「Casa D'Amore」・・・!という・・・
なんて重要なお家だったんでしょうね。
この背景を知らないと、ただの家にしか見えませんね(泣)是非、みなさんはこの背景を知った上で見に行かれてくださいね!
「Casa D'Amore」の場所
見どころ④「Piazza del Popolo」

この広場は、今までご紹介してきたエリア住民が実際に暮らしているトゥルッリが多い「Rione Aia Piccola(アイア・ピッコラ地区)」と約1000軒のトゥルッリが並ぶ観光の中心地「Rione Monti(リオーネ・モンティ地区)」のちょうど中心にある大きな通りです。
ここはちょうど坂の下になるので、どちらも見上げる形で見ることができていいですよ!
「Piazza del Popolo」の場所
まとめ
ということで、今日は住民が実際に暮らしているトゥルッリが多い「Rione Aia Piccola(アイア・ピッコラ地区)」をご紹介しました!
こちら側を観光する人は少ないかもしれませんが、歴史的に重要な建物があったり、スーパーマーケットがあったり、実際に住んでいる方がいたりと、また違ったアルベロベッロを見ることができるので、オススメです!
さて、明日は賑やかなエリア「Rione Monti(リオーネ・モンティ地区)」をご紹介しますよ!お楽しみに!
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