🇨🇭Zentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)

2022年4月23日

スイスを代表する画家Paul Klee(パウル・クレー)の出身地であるBern(ベルン)に、Zentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)というミュージアムがあるので行ってきました♪

Paul Klee(パウル・クレー)は、私達がスイスに来てから知った画家なんですが、今では私のお気に入りの画家でして、彼の書く不思議な絵がなんとも言えなく、癒やされるんですよ・・・!今日は、そんな彼の作品をたくさんご紹介していこうと思います。

バスを乗り継いで、Zentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)まで行きました。

バスで向かう途中、窓の外を見てみたら、Zentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)がちらりと見えてきました。あの3つの山のような建物です!

バス停に到着です。ちゃんとZentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)の文字が書いてあるので、とてもわかりやすいですね。

バス停を降りたら、綺麗に整備された道を行きます。

数分歩いたら、もう目の前に着きました!3つの山の形の建築物がとても特徴的ですね。こちらの建築物は、イタリア人の国際的に有名な建築家、レンゾ・ピアノさんの作品だそうです。彼は、日本の関西国際空港旅客ターミナルビルの設計をしていたり、銀座にあるメゾン・エルメス銀座店の設計もしている方なんですって!もちろん、世界中にもっと有名な建築物がありますが、日本人なので、日本の建築物を紹介しました。

さて、どこから入るのかな〜?と思いながら進んでいたら真ん中の山が入口でした。

中はとても現代的で明るく、たくさんの光が入る構造となっていました。

受付をすると、このシールがもらえますので、胸などわかりやすいところに入って見学します。これがチケットの代わりになりますので失くさないように!

入場料は大人1人20フラン(約2,400円)です。「Swiss Museum Pass」があれば、無料で入れます。「Swiss Museum Pass」について詳しくはこちらから↓

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また、営業時間は火曜日〜日曜日が10時〜17時までです。月曜日はお休みです。

チケットを買ったら、荷物とコートを預けます。美術館見学の基本動作ですね!

ロッカールームまでの通路もとっても広くて明るいです!

ロッカーは大小様々な大きさがあるので、荷物の大きさに合わせて預けることができます。だいたいの美術館は2フランいれて、後から戻ってくるタイプが多いのですが、こちらはコインなしに荷物を預けることができました。

さぁ!準備も整ったので、Paul Klee(パウル・クレー)の世界のスタートです!今は「Paul Kleeのマッピング」というテーマ展示になっていて、彼が旅した色々な場所ごとの作品を見ることができます。本当は、この美術館には4000点ものクレーの作品があるらしいのですが、クレーの作品の特別な感性を大切にするために、テーマを変えて、約120〜150の作品をローテーションで展示しているそうです。そんなことされたら、ファンとしては定期的に来たくなっちゃいますね・・・

反対側の壁には大きな地図が飾ってありました。都市の名前が付いている場所はクレーが旅行して回った場所で、ベルンからミュンヘン、ワイマール、デッサウ、デュッセルドルフを経由してベルンに亡命するまでの道のりのようです。本当にたくさんの場所へ行きましたね!

クレーはスイスのベルンの近くにあるMünchenbuchsee(ミュンヘンブーフゼー)というところで生まれました。まだ学生の頃のスケッチブックが10冊中9冊も残っており、ほとんどがベルンの街や風景画だったそうです。スケッチなので鉛筆で描かれていました。これはベルンの時計塔のスケッチですが、とっても上手ですね!

こちらの5枚から出来ている作品は、クレーが大好きだった場所、ベルン近郊のアーレ川の風景だそうです。クレーが21歳の時の作品ですね。

若い頃は、こんな感じで風景画などを書いていたそうですが、生まれ故郷が田舎すぎたと感じたクレーは、ベルンではアーティストになれないと感じ、街を離れることにしたんだとか。ベルンはとてもキレイな街なのにな・・・でも、画家にとったら、違う景色も色々見てみたいですよね!

なので、ベルンを出て、ドイツのミュンヘンへ行ったそうです。そこで、様々な技法を学んだそうですが、石像を見てスケッチをしたりと、自分には合っていないと感じたようです。なので、またスイスのベルンに戻って今度は音楽に興味を持ち始めたんだとか。オペラなどの初演に関するレポートを書いて生計を建てていたようです。

そこで、今度は解剖学を学んでいたため、このような作品を描いていたそうです。なんか人と羽が混ざった人???不思議な絵です・・・その後はイタリアへ行き半年間の留学をして、またいろいろな技法を学んだそうです。

イタリアからドイツミュンへンに戻ってからはパリとイタリア、チュニジアなどを旅行したようで、絵の雰囲気も変わってきました。

虹をテーマにした作品だそうです。1917年の作品です。

こちらは、クレーの作品を劇的に変えるきっかけとなったチュニジア旅行の際の作品です。チュニジアで見た立方体の建築物や色使いに感銘を受けたそうで、この辺からクレーと言ったら、これだよね!という感じの作品になってきます。1914年の作品です。

1924年イタリアのタオルミーナです。

1927年「船の出発」を描いた作品です。

1927年には南仏へ旅行へ行ったそうなんですが、南仏旅行中はほとんど絵を描かなかったそうです。美味しい料理や暖かい気候で、楽しくなっちゃって、当時美術学校の先生だったにも関わらず2週間も勝手に休んで休暇を楽しんだんだとか(笑)自由すぎます。。。だから、作品もスケッチのようなものばかりなのかもしれませんね。

あ、でもちゃんとした作品もありました!プロヴァンスの景色だそうです。カラフルで素敵です。

同じ年の1927年の作品ですが、これは「魚=人」という作品だそうです。当時は鳥や魚の動き、空気や水などにも興味があって自由な動きが可能な中間領域という見方からこの作品を描いたんだとか。ふ・・・深い・・・

こちらはエジプトの部屋です。

ピラミッドですね。色使いがなんとも言えない感じです・・。1934年の作品です。

進んで行くと、あるお部屋にたどり着きました。1934年〜40年までベルンで過ごした時に使っていたお部屋だそうです。このお部屋はクレー財団の研究員、奥田修さんも関わって再現され、扉は当時の扉そのままなんだとか!

こちらの白い扉です。横には、いかにもパウル・クレーらしい作品が飾ってあります。

シンプルで素敵なお部屋ですね。

1931年から1933年までは、デュッセルドルフの美術学校の教授をしていたのですが、1933年のナチス政権の成立とともにはじまった前衛芸術の弾圧で、「ユダヤ人に教えていた」として、追われる立場になってしまったそうです。そこで、ドイツからスイスのベルンに戻ることにしたのですが、ベルン出身にも関わらず、ベルンでは外国人として扱われたんだとか・・・まぁ、自分が活躍していた時はベルンについて一切触れなかったわけですから、故郷を捨てたものとして見られたんでしょうね・・・そんな中、こんな感じの悲壮感たっぷりの作品を数多く残していました・・・クレーぽくない・・・

1938年の作品です。「事業」というタイトルがついていますが、なんの事業だろう・・・

1938年の作品「青い果物」ですって。てっきりひよこかと思っていました(笑)

1938年「錆びた船」確かに、錆びた色をしていますね。

こちらの作品はクレーが亡くなる年に描いた作品です。1940年のものです。これぞクレー!彼らしさがでていますね。

1940年「ガラスのファザード」

展示室の真中には今までのクレー展のポスターが飾ってありました。

日本でも何回かクレー展をしているようで、宮城県美術館に35点のコレクションがあるそうです。日本帰ったら見に行きたいな!

パウル・クレーの生涯とたくさんの作品を見ることができて楽しい美術館でした。

さて、今は特別写真展もやっていたので見てきましたよ。

Annemarie Schwarzenbach(アンネマリー・シュワルツェンバッハ)さんという写真家の写真展です。中東と中央アジア、アメリカ、ヨーロッパ、中央アフリカと北アフリカがメインの写真家で第二次世界大戦前の時代の途方もない激動、緊張、紛争などを写真に納めています。

自分が行くことのできない景色を見ることができました。

彼女のビザの数々です。凄い数ですね。

クレーと同じくらいの広さの展示室で、力が入っているなと感じました。

最後にお土産屋さんに来ました。

ポスターが1枚10フラン(約1,200円)で売っていたので、ちょっと欲しかったのですが、まぁ当たり前なんですが、本物を見た後なだけに、コピー品のポスターに魅力を感じず・・・本物ってやっぱり凄いですね!

ポストカードもいっぱい売っていましたが、もし買って誰かにお手紙を書いたとしても、「え?変な絵」で終わりそうなのでやめときました(笑)

地下は絵画の教室になっていて、子供のための教室なんかも開催しているようでした!

未来のパウル・クレーは生まれるでしょうか!幼い頃から、本物の絵画や作品にすぐに触れられる環境にいるなんて、スイスの子どもたちは幸せですね・・・

以上、Zentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)のご紹介でした!彼の作品はスイス中の美術館にあちこちにあるので、またこれからもたくさん見ていきたいなと思いました。最後に本日のお気に入りをご紹介!

イタリアのタオルミーナを描いた作品です!実際に母と主人と行ったことがあったので、これを見た時に懐かしく感じましたし、本当にこんな感じ(実際はパステルカラーではないけど)、海が広くて、素敵な建物で埋め尽くされている感じがあったので、これを選びました!こうやって、美術館に行くたびにお気に入りを選ぶのって楽しいですね♪

Zentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)のHPはこちら

「Zentrum Paul Klee(パウル・クレー・センター)」の場所はこちら↓

最後までお読み頂きありがとうございました。パウル・クレーの作品って素敵♪と思っていただけたら、是非「ぽち」っとお願いします♪

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