バスク地方は、スペインでもミシュランの三ツ星レストランが最も多い地域です。特に有名なのはサンセバスチャンですが、今回は、サンセバスチャンの近くの街Hondarribia(オンダリビア)にあるミシュラン一つ星レストランへ行ってきましたので、ご紹介したいと思います♪
「Restaurante Alameda」
白と淡いグレイがお上品な邸宅風のこちらが、本日お伺いした「Restaurante Alameda」です。
世界でも美食の街として知られたバスク地方にあるミシュランレストランですから、もうそれはそれは期待でいっぱいでした・・・!
入り口もとっても素敵です・・・!
ミシュラン1つ星のレストランではありますが、ドレスコードは厳しくなく、カジュアルOKとのことでした!
でも、一応私はワンピース、主人はジャケットは着用しないものの、シャツ&長ズボンで行きました。
「Guía Repsol」
さて!入り口にはミシュラン一つ星2022のプレートと、「Guía Repsol2022 2 Soles」のプレートが掲げられていました。
ミシュランは現在20年連続一つ星だそうです。そして、「Guía Repsol」は、なんだろうと思い調べてみたところ、1979年に作成されたスペインの観光ガイドでした。
その中の一つの項目に、レストランが評価があり4段階で評価されるそうです。
「Recomendado」・・・審査員が興味深いと判断したレストラン
「Un "Sol"」・・・料理の種類が多く、優れた料理を出しているレストラン
「Dos "Soles"」・・・更に優れているレストラン
「Tres "Soles"」・・・このガイドの中の最高評価のレストラン
2022 年版の「Guía Repsol」では、「Tres "Soles"」が 42店舗、「Dos "Soles"」が 155店舗、「Un "Sol"」が 469店舗、「Recomendado」が 1,108 店舗選ばれました。
スペイン版のミシュランと言った感じででょうかね!
そして、こちらのお店「Restaurante Alameda」は、「Dos "Soles"」を獲得していました!美食の街からもお墨付きをもらっているとは、ますます期待が高まります・・・!
内装
さて、中に入ります。予約名を伝えると席に案内されました。
店内も素敵なんですが・・・
私達が訪れたのは8月の中旬だったため、テラス席に通してもらえました!
外の気持ち良い風と緑が美しいテラス席でしたよ♪
コースをオーダーしたよ♪
まずは、メニューが運ばれてきました。
レストランにはアラカルトメニューもありましたが、コース料理にしました。
またワインも料理に合わせたものを飲めるので、ペアリングをつけましたよ。
コースは14種類の料理が出てくる「HONDARRIBIA」の96ユーロか、19種類の料理が出てくる「GARTZIENA」の135ユーロの2つのコースがありました。
とても悩んだのですが、今回私達は、14種類の料理が出てくる「HONDARRIBIA」を選択して、ワインペアリング48ユーロを追加しました。
さぁ!コースの始まりです!!
まず、最初のワインは「Mestres VISOL」というcava(カヴァ)です!
Mestres家は1312年にバルセロナに葡萄畑を所有することから始まった大変歴史のあるワイナリーです。そして、大変興味深いことにこのワイナリーが「cava」という単語をボトルに使い始めた先駆者なんだとか!
ちなみに、「cava」とは、スペインの特定地域でシャンパーニュ式製法を用いて作られるスパークリングワインのことを指します。
と、そんな感じの「cava」を頂いたわけですが・・・よく冷えていて美味しいのです!!
今までシャンパンって聞くだけでテンションが上がっていましたが、イタリアのプロセッコ、スペインの「cava」とどれも一流品は美味しいのだと学べましたね・・・!
さて、そんなcavaに合わせて運ばれてきたのはこちら!フォアグラチョコレートと鴨サンドイッチです。
手前のフォアグラチョコレートは手で触ると溶けてしまうほどで、口の中に入れると不思議!!しょっぱい&甘い!?新体験でした!
また、鴨サンドは、まるで北京ダックのような味で、どちらも先程のcavaとよく合うではありませんか〜!
続けて運ばれてきたのは、「Ttoro soup」というバスク地方のシーフードスープとクラッカーです。
「Ttoro soup」は、一言で言うとブイヤベースなんですって!濃厚な海老の出汁が効いていて、凄く美味しかったし、上に乗っていたクラッカーには様々な仕掛けがあって面白かったです。海苔や海老、雲丹?など海を感じる一品でした。
さすがバスク地方・・・既に美味しすぎるし、手が凝っていますね・・・!
さて、一口サイズの前菜が終わったところで、次のワインの登場です!
こちらのワインは、スペインの北タラゴーナの近くの山にあるワイナリー「VINS NUS」のワインです。
Grenache (グルナッシュ)の白葡萄と赤葡萄を使って作られたロゼワインで微発泡でした!
ボトルからはロゼの微発泡だと思わなかったのでびっくり!綺麗ですよね〜♪
そして、そのロゼに合わせたお料理はこちら!アンチョビのオイル漬けとアーモンドクリームでした。
スペインはアンチョビが名物ですからね・・・!一口食べて「!!!」ですよ!
美味しいのなんのって・・・味の濃いアンチョビとロゼがよく合うこと・・・!
それから、アルチザンの羊のミルクを使ったバターと天然酵母のパンも運ばれてきました。
それからもう一品!マグロの漬けです・・・!ただ、漬けといっても醤油で煮付けたわけではなく、柑橘系のフルーツに漬け込んだものでした。とろっとして爽やかでとても美味しかったです!
さて、3杯目のワインです。
Forges Salnésさんが経営している家族経営のワイナリーで「Cos Pés」というネーミングの白ワインでした。偉大なスペインのワインメーカーである Raul Perez(ラウル・ペレス)と協力して作られた白ワインなんだとか!
ワイナリーは、イベリア半島北西部に位置するガリシア州のポルトガルに隣接する沿岸地域にあり、古くからスペイン最高の白ワイン産地として知られている場所で作られているそうです。
100%Albariño (アルバリーニョ)を使った白ワインで別名「海のワイン」の異名を持つんだとか!魚介類にはもってこいのワインですね。
そして、そのワインに合わせたのが、スペインのバスク地方にあるJaizubiaという場所で採れた新鮮なトマトにバジルをあわせたシンプルなお料理だったのですが、このトマトが私の知っているトマトじゃないんですよ・・・!
これは、立派な一品で、お肉やお魚のメインに匹敵するくらい美味しかった・・!しかもこれに先程の白ワインと合わせるところが面白い!魚介じゃなくて野菜っていう!
ただ、トマトだけではなく、続けてもう一品来ましたよ。
こちらは、マッシュルームに半熟卵と温かいトリュフソースがかけられた一品で、見た目には何だかわからないのですが・・・
中から、とろとろ濃厚な黄身が出てきました!トリュフと卵ってなんでこんなに合うのでしょう・・・!
そういえば、以前こちらのレストランに日本人シェフがいたらしいのですが、その際に半熟卵のアイディアを取り入れたそうですよ!
さて、4杯目のワインが来ました。
もう赤なんですね〜・・・私の感覚ではワインペアリングって5杯のイメージなのですが、もう4杯目・・・寂しいですね(泣)
こちらは、「El Outsider」という面白い名前の赤ワインでした。「En Voz Baja」というワイナリーが作るRioja(リオハワイン)です。
あ〜!「Rioja(リオハ)」と聞いただけで無条件に美味しいって分かるやつですよ・・・!
「Rioja(リオハ)」は、スペインの北東部に位置し、スペインを代表するワイン産地です。スペイン最高峰のワイン産地としても有名です。
そのRioja(リオハ)で造れらたこちらのワイン生産者はまだ若い夫婦らしいのですが、一つ一つ手作業で丁寧に作っているらしく、高い評価を得ています。
このワインに合わせるのは・・・
なんとイカでした!!赤ワインだからてっきりお肉かと思っていたら、シーフードでした!
そうなんです!リオハワインは飲み口が軽いので、味の濃いシーフードとの相性も抜群なのです♪
そして、このイカが美味しすぎて衝撃でした・・・
噛むと甘くて、でも海の香りもして、柔らかくて・・・バスク地方のイカを食べることができて本当に幸せでした。メインにイカというのもサプライズ感があってよかったです!
さて、赤ワインは一種類だけかと思っていたら、なんともう一種類来ました!
こちらは、「G.D. Vajra 」というワイナリーの「Dolcetto d'Alba 2019」です。
なんとなんとイタリアワイン!今まで全てスペインワインだったので、ここでイタリアワインの登場にびっくりしました!
イタリアのピエモンテ州アルバでDolcetto (ドルチェット)という葡萄を使って作られた赤ワインです。なんとなく名前から甘いのかな〜なんて思いましたが、全く甘くなくフルボディのワインでした。
ルビー色が美しいですよね・・・!
そして、このワインに合わせたお料理がこちら、スペインのBaztanという地域で育った子豚のグリルでした。
脂分と柔らかいお肉をいちじくと一緒に食べると、まるでデザート??重めの赤ワインとの相性は抜群でしたよ!
ついに最後の6杯目のワインです。
「Kopke Colheita Tawny Port 2001」です。そうです!甘いポートワインです。とっても濃くてこのまま飲むには甘すぎたのですが・・・
ポートワインに合わせて運ばれたデザートは「メロンレモネードシャーベット」でした。
さっぱりしていてとても美味しかったです。
追加で一人14ユーロ払うとチーズも食べることができましたが、お腹がいっぱいすぎて断念・・・きっとさっきのあま〜いポートワインと食べたら合うんだろうなぁと思いました。
そして、デザートがもう一品。こちらは、スパイスチョコレートケーキとダークビールとジンジャーのアイスクリームでした。どちらも、大人の味で最後に食べるのにバッチリでしたよ♪これも、あま〜いポートワインとの相性抜群でした。
そしてそして、食後の小菓子です。最後の最後まで手が凝ったお料理で本当に美味しかったです。
お会計ですが、竹の筒みたいなのに入ってきましたよ(笑)斬新ですね!!
まとめ
以上が、バスク地方のミシュラン一つ星レストランの全コースでしたが、いかがでしたでしょうか?
一つ一つのポーションが小さめなので品数が多くても全て美味しく頂けましたし、食材にイカやアンチョビなどスペインらしいものが食べれてとても良かったです。
雰囲気も接客もいいし、本当にオススメのレストランです!
それから、ワインは是非ペアリングをオススメします!それぞれの料理にあったワインが飲めるので、意外な組み合わせを発見できましたし、有名なワイナリーを知ることもできるので勉強にもなりました!
スペインワインも奥深い・・・!
オンダリビアへ行かれることがありましたら、是非予約して行ってみて下さいね♪最高のディナータイムを過ごせること間違いなしですよ!
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