🇫🇷誰も知らない不思議なレシピを使った郷土料理が食べられるレストラン「Estaminet Au Vieux De La Vieille」に行ってきたよ！

2022年10月29日 2023年2月6日

フランスのベルギー国境近くにある街Lille（リール）で、面白い郷土料理を食べてきたのでご紹介したいと思います♪

Lille（リール）の旅行記も合わせてお読み下さいね♪↓

: 🇨🇭🇫🇷ジュネーブから飛行機に乗って日帰りでフランスのLille (リール)に行ってきたよ！の旅行記

週末にジュネーブからフランスのLille (リール)という街に行ってきました！今日はどういうルートで行ったのか？Lille (リール)の街がどんなところだったのか？など1日の流れをお話していこうと ...

続きを見る

「Estaminet Au Vieux De La Vieille」

こちらの素敵な通りの角にある建物が「Estaminet Au Vieux De La Vieille」というレストランです。

Lille（リール）は地理的にフランス領や当時のスペイン領オランダに併合された過去を持つため、料理にもその色合いが強く残っています。

今日ご紹介するお店は、2003年にオープンしたお店ですが、建物は当時のままのものだそうです。

ちょっとした歴史を知ったところで、早速お店に入ってみましょう！

入り口扉には、様々なガイドブックやフランス版ミシュランのGault et Millau（ゴ・エ・ミヨ）などのシールが貼ってありました！

どんなお料理が食べられるのでしょうね♪

レストランは2階建てになっていて、入り口で予約名を伝えると、「あなたは2階の○番席だよ！」と言われました。

私達は2階だったので、小さな階段を登って2階へ行きました。

2階には、また店員さんがいて、番号を伝えると席に案内されましたよ！

なんてシステマチックなんでしょう！

というか、すべてのテーブルにろうそくが点いていて、とてもノスタルジーで素敵な内装じゃないですか！？

壁にはたくさんの絵画が飾られ、天井からはドライフラワーが吊り下げられていました。

私達の席は、窓側の外が見える席でした♪素敵な席〜！嬉しい！

ということで、さっそく飲み物ですが、Lille（リール）は、ベルギー国境近くなのでビールが有名でもあります。たくさんの種類のビールがあったので主人は「La Goudale Ambree」というビールを、私はシードルを頂きました。瓶がシードルなんですが、まるでビールみたいですよね！

郷土料理色々！

今回はアラカルトで食べたいものをそれぞれオーダーしてみましたよ！

まずは、こちら「Croquettes aux Crevettes」です！これは、エビのコロッケなんですが、一口食べてびっくり！

なんと・・・！！！

かっぱえびせんの味がしました！（笑）

桜えびみたいな小さなエビをペースト状にしたものを揚げていて、ピンク色の中身だったのですが、まさにそれってかっぱえびせんですよね！？（笑）

また、手前の白いクリーム（ヨーグルトみたいなさっぱりしたクリーム）につけて食べると美味しかったです！

こちらは、「Gaufre au chèvre gratinée à la cassonade」です。なんとなんと！！！

小さなワッフルの上にヤギのチーズが乗っていてブラウンシュガーを乗せて焼いたものだったのですが、これがまた絶品でした！

ワッフルは甘くてサクサク！でもヤギのチーズはホロホロでちょっと酸っぱくて、ブラウンシュガーが甘くて、なんか甘い＆酸味でとても美味しかったです♪

面白いものを食べれました！

次はメインですが、メインも面白いですよ！

こちらは、「La Célèbre Fricandelle」といって、まさにLille（リール）の郷土料理です！

たまたま、フランス語のレッスンでLille（リール）に行くという話をしたら、先生が「Lille（リール）にはLa fricadelleという名物があるよ！」と教えてくれたのです。その時に「La fricadelleって何ですか？」と聞いたら、「中身は誰も知らない」と言われて「？？？」になっていたのですが、どうやらそれが正しい回答だったのだと、知ることになりました！

メニューにもこう書いてあるのです。

「フライドポテトとサラダを添えたSauce Piccalilli（ソースの名前）、そして不思議なレシピを発見するためにウェイターを苦しめないでくれてありがとう、誰も知らない…」

なんて意味深なコメント・・・

これは、暗黙の了解というか、これ以上掘り下げて聞いてはいけないレシピというか、そういうものだという認識でいるみたいなんですよね。だから、先生も「中身は知らない」と言っていたんだと思います！面白い！！

実際には、ウィキペディアとかで検索すると中身が分かるのですが、それはルール違反ということで食べてから見て欲しいです（笑）

なんて言うのは嘘で、中身がわからないと怖いのでちょっと調べてからオーダーしました。

味はですね・・・！！私的にお父さんの味がしました！（笑）

お父さんの味と言っても、人それぞれだと思うのですが、私の父はよく「イワシのつみれの味噌汁」を作ってくれたんですよね。そのイワシのつみれはいつもまるごとイワシで、要は骨も内蔵も皮も全部入ったつみれだったため、子供の頃はあんまり好きじゃなかったんです。

今思えば、とても健康的で身体にいいものだったなと思いますが、それに似た味がしたんですよ！

でも、この「La fricadelle」は、お魚は入っていないのです。

そこで、ウィキペディアの登場！

どうやら、豚肉、子牛肉、パン、牛乳、ナツメグがメインで、骨から撹拌した鶏肉も入っているんだとか！それを、油で揚げたものが「La fricadelle」なわけですが、これだ！