先日ご報告させて頂きましたように、私Karinはスイスのジュネーブにて元気な赤ちゃんを出産いたしました!
日本人夫婦の私達が、この地で出産を体験したことは言葉の壁などの面で大変でしたが、それ以上に素晴らしい経験ができましたので、お話したいと思い、記事にしました。
まずは出産編、そのあとで妊娠中の検診の様子などお話していきたいと思っていますので、是非このシリーズをお楽しみ下さいね♪
今後、スイスで出産を迎える全てのママさんのお役に立てますようできるだけ詳しく書いていきます!
前回までのお話はこちらから読めますので、是非先に読んでから続きをお楽しみ下さいね!↓
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🇨🇭日本人夫婦のスイスで出産!てんやわんや物語①〜早朝の破水から入院&恐ろしく長い陣痛編〜
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🇨🇭日本人夫婦のスイスで出産!てんやわんや物語②〜ついに出産!緊急帝王切開までの流れ編〜
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🇨🇭日本人夫婦のスイスで出産!てんやわんや物語③〜HUGの試練の塔での5日間編〜
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🇨🇭日本人夫婦のスイスで出産!てんやわんや物語④〜自宅編〜
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凄いぞスイスの制度!助産師さんの力
助産師制度について
スイスでは、出産後に助産師さんが自宅に来てくれるサービスがあります。
どんな人でも、退院してから56日間の間に10回自宅訪問してもらえ、もし、初産・帝王切開・未熟児または双子だった場合は更に6回追加され、合計16回来てもらえます。
1回の訪問あたり30分〜1時間ほどで、産後ケアとして母子の健康観察、育児アドバイス、子育て支援、新生児への授乳や授乳の支援、両親の心理的サポートなどをしてくれます。
これらは100%保険でカバーされ、自分たちの支払いは一切ありません。これにはびっくり!
実際に助産師さんが家に来てくれてとても助かったのですが、どんなことをしてくれたのかなどご紹介したいと思います!
出産前面談
HUGでの検診(出産予定日の2週間前)時に、ドクターから「助産師さんに連絡をしてね。」と連絡先をもらいました。
このサービスの存在は知っていましたが、どこに連絡するか分からなかったので、ここで初めて連絡先をゲットでき一安心。
帰宅後、早速助産師さんサービスへ連絡しました。すると、「あなたの連絡は遅すぎる。出産予定日2週間前では英語を話す助産師を確保するのが難しい。もっと早く連絡してほしかった。でも、仕方ないからなんとか探してみるね」と言われました。
えー!!連絡先もらった当日に連絡したのに遅すぎるってなに!?
皆さんは、できるだけ早く連絡したほうがいいかもしれませんね。
しばらくすると、折返し電話がかかってきて、なんとか英語を話せる助産師さんを確保できたと言われました。よかった〜。
助産師さんの連絡先をもらって、出産前の面談のアポをとりました。
まずは、出産予定日一週間前に家に来てくれることになったのですが、助産師さんの予定が悪くなり、出産予定日4日前に変更になりました。結構ギリギリ!?
面談内容は、以下の通りです。
・初産のため合計16日間、保険内で来てもらえる。
・16日間は連続する必要がなく、好きな日を選べる。
・準備したベビー用品の確認
・保険証や処方箋の提示(処方箋はHUGでもらえました)
約20分ほどで初回の面談は終了しました。ちなみに、スイス人でしたよ!
出産後のサービス
【1回目】
私は、緊急で帝王切開となったため、入院が当初の3日から5日に伸び、助産師さんが来てくれる日が変更となりました。
出産後の初訪問は退院の翌日です。すぐに来てくれるなんて心強いですよね。
内容は以下の通りでした。
・赤ちゃんの体重測定
・私の血圧、帝王切開の縫い目の確認、子宮の確認、胸の張りチェック
・授乳指導(様々なポジションを教えてもらえる。必ず様々な方角から母乳を与えること、同じ方向ばかりだと乳首にダメージを与える。理想は5分ごとにポジションを変え、トータル30分を目安に、1日10回以上と言われました)
あとは、質問に答えてくれました。ご参考までに以下質問内容の答えです。
・赤ちゃんのお風呂は週に1〜2回でいい。まだ膜を張った状態で、無理に流すことがないように。
・赤ちゃんの目やには母乳をコットンに垂らして拭くこと
・私の就寝時は裸で寝ること
・へその緒は約3週間で自然に取れる。毎日消毒すること。
・赤ちゃん用ボディーミルクのオススメはWELDA
お風呂については、「これが噂のやつか!」と思いましたが、理由を聞くとちょっと納得・・・なので、しばらくは教えを守って週に2回しかお風呂に入れていませんでした。(今は毎日入れています。赤ちゃんが可哀想で・・・)
へその緒については、日本みたいに綺麗なものがもらえるわけではありません。というか、何も貰えなかったし、赤ちゃんについているへその緒は0.5ミリくらいの端っこで、保存できる状態ではありませんでした。もし、へその緒がほしい方は、出産前にドクターに伝えておいたほうがいいと思います。
また、私の就寝時に裸で寝るということについては、授乳による乳首のダメージを和らげる効果があるんだとかで・・・でも、この指導については守らず過ごしました。
【第2回】
・赤ちゃんの体重測定
・私の血圧、帝王切開の縫い目の確認、子宮の状態の確認
この日は退院してちょうど1週間後だったのですが、なんと左の乳首から出血してしまいました。そこで、助産師さんに相談したところ「シルバーカップ」と「ベーキングソーダ」を買ってくるよう言われました。
「シルバーカップ」???
助産師さんが、その場にいた主人に「シルバーカップは高いけど、効果があるから今すぐ買ってきて」と指示を出し主人がすぐに買いにいきました。

それがこちらです!「シルバーカップ」はで乳首を保護する役目があるんだそうです。使い方は、まず母乳を乳首に塗って、シルバーカップに母乳を数滴垂らし、付けるだけです。恐る恐る付けてみましたが、これは凄いです!切れた乳首が痛くないではありませんか!
そして、シルバーカップを洗う時はベーキングソーダを溶かした水で、とのことでした。
シルバーカップは、ドラッグストアに売っていて、70フランしました。結構高額ですが、今でも使っていますし、これのおかげで乳首が擦れることがないのでオススメです!
その後、また授乳指導がありました。まだ2パターンしか知らなかったのですがこの日は添い乳を習いました。結構楽でびっくりですね!

それから、帝王切開の傷口が痛むため、力むことができないないと話したら、「便秘にはいちじくシロップだ」とアドバイスをもらいました。早速買ってきて、毎朝飲んでいたらこれまた不思議!便秘は解消されました。ナチュラルなもので解決するのって凄いですよね〜。
【3回目】
翌日、続けて来てくれました。確認事項は以下の通りでした。
・切れた乳首の状態を確認
・搾乳機の利用を勧められる
・裸で寝なさいとまた言われる
1日では切れた乳首は治っておらず、授乳が痛いのなんのって・・・しかも、赤ちゃんのミルクに血が混じって口周りが赤い・・・そこで、搾乳機を提案されました。
実は、入院中に同室の人が搾乳機を使って赤ちゃんに母乳をあげていたのですが、赤ちゃんがお腹いっぱいになり、よく寝ていたので羨ましい!と思っていたんですよ。それで、主人が買ってくれていたのですが、退院してから使うことがなかったのです。
と言いますのも、そもそも搾乳機って母乳が出る人やなんらかの理由があって授乳できない人が使うものなんですよね。私は、搾乳機を使えば、誰でも母乳が出て、楽に赤ちゃんにミルクをあげられると勘違いしていたのです。
搾乳機を使う方の苦労は、今ではとてもわかります。楽するためではなく、母乳が出すぎて乳腺が詰まるのを防ぐためなんですよね。
と、搾乳機について理解が深まったところで、今回私は乳首が切れて授乳できないので搾乳機で絞った母乳をあげることになりました。

このmedelaの搾乳機は最新式で日本ではまだ未発売です!medelaはスイスのブランドなんですよ♪
電動&ハンズフリーのタイプで作業しながら搾乳ができるという優れものなんです!
お値段は、450フランくらいしましたが、この搾乳機が優秀すぎて本当におすすめです。搾乳機については、また別記事でご紹介したいと思います。

それから、こちらのシリコンカバーも勧められました。これは、入院中にももらったのですが、乳首を保護しながら授乳できるものです。そしてこれも「medela」のもの。「medela」強いな〜!
そして、「ちゃんと裸で寝てる?」と最後に指摘されたので、この日から疑心暗鬼ながらもそうしてみることにしました。夏で良かった・・・
【4回目】
・赤ちゃんの体重測定(減っている・・・)
・私の血圧、帝王切開の縫い目の確認、子宮の状態の確認
・乳首の状態チェック→裸で寝たおかげか、傷が治ってる・・・!
・シリコンカバーの使用を勧められる
・搾乳機をもっと使うよう言われる
【5回目】
・赤ちゃんの体重測定するも体重が変わらず・・・
「このまま体重が増えない場合は粉ミルクも視野にいれるけど、その前に、あなたは必ず母乳を左右15分ずつあげて、そのあと搾乳機をして絞った母乳を上げるように。それでも2日後までに体重が増えていなかったら粉ミルクを足してもいいよ」
と言われました。
というか、ここまで粉ミルクの許可が出なかったことにびっくりですよね。
・沐浴指導
・赤ちゃんのおしりがただれていたため、薬を教えてもらう
・へその緒が自然に取れる

「Oxyplastine」は、おむつかぶれのクリームで、HUGで処方してもらいました。
「Bepanthen」は処方箋なしに購入でき、おしりのただれに塗ってと言われました。
「Vit D3」はビタミン剤で毎日0.1mmを赤ちゃんが3歳になるまで飲ませるよう言われました。
薬も色々あるから、教えてもらえるのは助かりますね♪
まとめ
とここでまでで、助産師さんが夏休みに入るとのことで、違う助産師さんにバトンタッチとなりました。
このあとも、同じように来てもらい、赤ちゃんの体重測定や私の帝王切開の傷跡のチェック、トラブルがあったら相談という感じで16回来てくれました。
実は、このあと2度も乳腺炎になり産婦人科で助産師さんの訪問を更に6回分処方してもらったので、私は合計22回も保険内で来てもらったことになります。
これが保険で100%カバーされるって本当に凄いことですよね。
スイスで出産したあとに、たくさんの不安があると思いますが、助産師さんのアシストは本当に素晴らしく何でも親身になって相談に乗ってくれるので、これから出産する方はご安心下さいね!
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最後までお読み頂きありがとうございました。この制度凄いね!と思った方は、是非「ぽち」っとお願いします♪押して下さるとブログを更新する活力になります♪
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