時計を購入してから、とにかく時計沼にハマって色々なことを調べたり勉強するようになりました。
その中で、自宅から行ける距離に時計界で重要な方のお店があったことが発覚し、近くにその名前の公園があったので行ってきましたよ！
今日の記事は、かなりマニアックなものになりますが、是非お読み下さいね♪
ワールドタイム生みの親ルイ・コティエ
ルイコティエとワールドタイム
今から100年以上前、ルイ・コティエという時計職人がいました。彼は、「ワールドタイム」という時計の仕組みを作った人です。
この時計職人のルイ・コティエさんについて、ちょっとお話しますね。
彼は、ジュネーブにある時計学校で技術を学び、まだ幼いころにビンテージ時計の修復を成功させるくらい天才でした。
その才能がかわれ、アンティーク時計のコレクションの管理者に抜擢されたのですが、ヨーロッパ大恐慌により会社が閉鎖に追い込まれ、職を失ってします。
仕事を失ったコティエさんは、カルージュで奥さんが経営する文具店の奥の部屋に小さな時計工房を構え、そこで 13 年間時計職人としての仕事を続けました。そしてひっそりと「ワールドタイム」という技術を開発したのです。
「ワールドタイム」とは、その名の通り、通常の時計機能に加えて、文字盤上に24の国際タイムゾーンを示した時計です。右回りは24時間で1周し、時計内部の文字盤の時刻と一致して、対応するタイムゾーンにある都市の時刻を読み取ることができる時計なのです。
文章だとわかりにくいのですが、腕時計なのに、今いる時間の他に、世界24カ国の時間と日付が分かるという凄い技術の時計なのです。
その技術はあっという間に大手時計メーカーの注目の的となり、あの雲上ブランド「パテックフィリップ」からオーダーが入り、1937 年にパテック フィリップのために世界最小のワールドタイム腕時計を製造したそうです。
そんなストーリーを持つルイコティエさんの時計工房が、自分が住んでいる場所からすぐに行ける距離にあったのでびっくりしました！
現在、その時計工房はカルージュにはなく、地元の時計博物館にそのまま残されているそうです。
カルージュに行ってみたよ！
さて、その奥さんの文房具屋さんはカルージュにあるのですが、
こちらのオシャレな街並みの場所がカルージュです。カルージュはジュネーブ州に属していて、ジュネーブの中心地から徒歩で15分くらいで行くことができます。
街には素敵なカフェやレストランがたくさん立ち並んでいました。
現在工房を見ることはできないのですが、彼を称えて近くの公園を「ルイコティエ公園」と名付けたそうです。
公園の門には、ルイコティエの名前と共に時計マスターという文字が刻まれていました。
ただ、公園の中は何か彼にちなんだものがあるわけではなく、普通の公園でした。
奥には、子供の遊び場があって、地元の子どもたちの憩いの場となっているようでした。
あれ？なんか見覚えある・・・
公園を出て歩いていると、見たことのあるお店の前に着きました。それは・・・
こちらのレストランだったのですが、ここはなんと思い出のレストランだったのです！
スイスに来たばかりの年の私のお誕生日に行ったレストランで、なんとそのレストランの隣の建物がルイコティエの文房具屋さんだったのです。
なんという偶然！
ちなみに、4年前はコロナ禍でお店がやっておらず、臨時でハンバーガーを提供していました。その時の記事がありますので、是非こちらも合わせてお読み下さいね♪↓
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そして、公園を散策した後は、主人が出産お疲れ様会ということで、このレストランディナーを予約してくれていました！
4年前に食べることができなかった、コース料理をこのタイミングで予約してくれたなんて驚きました！とっても素敵な料理の数々でしたので、明日改めてお店のご紹介をしたいと思います♪
まとめ
今や、時計業界にとって有名すぎるワールドタイムですが、その技術の発祥地が近くの街にあったことに驚きました。
やはり、スイスは時計の国ですね！もしご興味のある方がいたら、是非その軌跡を辿ってきて下さいね♪
「Parc Louis Cottier」の場所
スイス時計物語はこちら
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