スイスは時計の国としても有名です。今までも当ブログでは時計について色々と書いてきましたが、今回は世界中でも有名なブランド「OMEGA(オメガ)」の時計についてお話していきたいと思います。
「OMEGA(オメガ)」
「OMEGA(オメガ)」は、1843年にスイスのLa Chaux-de-Fonds(ラ=ショー=ド=フォン)で創業しました。長い歴史の中で色々あって現在はスウォッチグループに属しています。
詳しくはオメガミュージアムへ行った時の記事に書いていますので、合わせてお読み下さいね♪
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🇨🇭入場料無料!満足度200%!「Musée Omega(オメガ時計博物館)」に行ってきたよ!
スイスは時計産業が有名な国ですよね。そのため、たくさんの時計関連の博物館や美術館があります。 例えば、ジュネーブには「Patek Philippe (パテック・フィリップ)博物館」、時計産業として拡大 ...
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時計を修理に出すよ
今回はジュネーブの「OMEGA(オメガ)」へ伺いました。
その理由は時計を買いに行ったのではなく・・・
このアンティーク時計を修理に出すためです!
この時計は、元々は母のものだったのですが、日本ではベルト交換ができないし(日本に持っていったら、スイスに送ってベルト交換になるから時間も費用もかかりますと言われたそうです)、なんなら私がスイスに住んでいるということで、そのまま譲り受けました。
この時計は、父が現役の時に出張で行った先(国は覚えていないそうですが、フランスかな?)で母へのお土産として買ってきたものだったのですが、数十年の時を経て、父から母へ、そして私の元へやってきました。
そして、この時計の出身地であるスイスに戻ってきたのです!
父と母の想いが詰まったこの時計を私も大切にしたいと思い、今回修理に出すことにしました。
ということで、ジュネーブのオメガブティックへ行き、時計のベルトを替えたいと伝えたところ・・・
①この時計と同じベルトは現在製造していないため、似たようなものになる。
②ベルトの色は何色かあるかもしれないので、工場に確認をして何色があるかわかったら、メールに色見本を送る
③ベルトはブティックでは変えられないので、本社へ修理に出す
と言われました。なるほど、そりゃぁ日本では対応できないわけですよね。
それから、時計が止まっていたので「電池も交換して下さい」とお願いしたところ、担当さんが「リューズがあるから手巻きだと思いますよ」と、時計を耳にあてながら静かにリューズを回し始めました。(ずっと止まっていたからてっきり電池式だとばかり思っていたのですが、後から母に確認したら「手巻きよ!」と言われました。なんだ、私だけの勘違いか・・・)
すると、
ジジジジ・・・とかすかに私にも聞こえる音がしたのです!
すると担当さんが「she is alive!」と言いました。
「彼女は生きている???」
一瞬なんのことか分からなかったのですが、よく考えたら「時計が動いた!」ってことなんですよね。
この表現面白いですよね。「彼女は生きている」って「時計が動く=生きている」と表現するんですから・・・!
その表現を聞いてこの時計と共に生活するのがますます楽しみになりました。
ところで、なんで「She」なんだろう?とちょっと考えたのですが、時計はフランス語で「une montre」つまり女性名詞なので、英語にすると「She」になるわけなんですよね。
これすっごく面白いですよね。フランス語話者的な発想というか、スイスならではというか。
そんなことを考えながら手続きをしていたら、オーバーホールの話にもなりました。
オーバーホールとは、時計のメンテナンスのことで、時計のすべての部品を分解、洗浄、修復作業、組立、注油、調整、実測を行うことです。
もうこの時計が我が家に来てから何十年も経っていましたし、発祥の地スイスまで来てくれたので、思い切ってオーバーホールにも出すことにしました。完成まで半年くらいかかるそうです。
費用は見積もりで1300フランくらいだったのですが、思い出はお金じゃないですものね!
この時計としばらく会えないのはちょっと淋しいですが、綺麗になって戻ってくるのがとても楽しみです♪
また、戻ってきたらブログにアップしますので、どんな風に変身したのかお楽しみに!
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