先週、「Restaurant Kei(レストランケイ)」の1つ星、2つ星時代に行った旅行記を書きましたが、今日は3つ星を獲得した後のフランスパリにある「Restaurant Kei(レストランケイ)」に行ってきたので、ご紹介したいと思います!
また、フランスではpass sanitaire(衛生パス)の提示義務が8月9日から始まりましたが、私が行った日はその前だったので、提示義務はありませんでした。今後行かれる方は必要になりますのでご注意下さいね。
それと、1つ星、2つ星のお話はこちらにリンクを貼っていますので、是非お読み下さい♪↓
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では、日本人シェフで本場フランスにて初のミシュラン3つ星を獲得した「Restaurant Kei(レストランケイ)」での体験記を始めていきま〜す!
「Restaurant Kei」
今回も19時45分スタートだったので、ぴったりにレストランへ行きました。早めに行っても、レストランは空いていませんからね。
入口や外装が以前とデザインが変わり、バージョンアップされてました!入り口の模様がいちょうの葉の形みたいですね。
予約名を伝えて、席に案内してもらいました。店内は白い大理石とクリスタルな壁が美しく、外の明かりも入って、豪華ながらも落ち着いた店内となってました。
今回は、私達夫婦とお義姉さん夫婦の4人で行きました。お義姉さん夫婦よりも先についたので、座って待っていたら、ソムリエの北山さんから「お水を飲んでお待ちになられますか?」とお気遣いいただき、お水を先に飲んで待っていることにしました。
待っている間にも、どんどん予約のお客様が来てあっという間に満席になりました。
そして4人揃ったところで、ついにコースが始まります!
はじめに、スプーンに乗った赤紫蘇のシャーベットが乗ったトレイが運ばれてきて、まずシャーベットをいただきました。
コース前の前菜は、温かいシューにさくさくのコンテチーズが乗ったもの、アンチョビとヨーグルトのタルト、味噌が乗ったお上品なきゅうりでした。
その後、シャーベットを頂いたタイミングで、コースを選びました。
こちらは、メニューですが、3つ星を獲得してから「Menu Horizon」というコースが追加されていました。それぞれのコースの違いは、補足で書いてある通りでして、「Menu Horizon」にはキャビア、トリュフ、和牛が含まれます。「Menu Prestige」はキャビアと和牛が含まれて、トリュフは含まれません。「Menu Degustation」はそれらの高級食材は入らないコースとなります。
「Menu Prestige」でも十分かなぁと思っていましたが、せっかく来れたので「Menu Horizon」をお願いすることにしました!ちなみに、コースのお値段は最後に記載しますね。いくらくらいだったか、予想してみて下さい♪
コースをお願いしたら、まずは、シャンパンで乾杯です♪今年は、いつものシャンパンではなく、BOLLINGERを頂きました。
過去2回ともグラスシャンパンでしか頼んでいなかったのですが、今回はボトルでいただきました。BOLLINGERは日本でも手に入る素晴らしいシャンパンですが、ここで飲むと特別美味しく感じました!
シャンパンのBOLLINGER(ボランジェ)を日本で買うとお値段はこんな感じです↓
シャンパンと前菜を食べていたら、メインの和牛を見せに来てくれました。今日の和牛は鹿児島県産だそうです。サシが綺麗ですねぇ・・・
そして、KEIオリジナルバターと、(席の関係で、写真が逆ですみません)
イタリアのシチリア産オリーブオイル、自家製ブレッドがきました。
と、ここでソムリエの北山さんが「コースの1品目はキャビアでして、シャンパンとよく合うのでシャンパンと合わせることをおすすめしますよ。そしてその後のお飲みものですが、どういたしますか?」と聞いてくださりました。このタイミングで次の飲み物を聞いてくださる配慮が素晴らしいですよね!1品目を食べ終わるころに、シャンパンボトルは空きそうだと計算して聞いてくださったのだと思います。
そして、1品目が完璧なタイミングで運ばれてきました。こちらは、桃のガスパチョにキャビアが乗ったお料理でキャビアはロシアと中国の間の海が産地のものだそうです。事前にシャンパンと合うと教えてくださったので、シャンパンとキャビアのマリアージュを楽しむことができました。そはもう、言うまでもなく最高でしたよ!
さて、白ワインですが、Puligny-Montrachet (ピュリニィ・モンラッシェ)を選んでいただきました。
ヴィンテージは違うけど、日本で買うとこのお値段!!↓
実は、白ワインを選ぶときに、ソムリエの北山さんが色々聞いてくださり、このワインになったのですが、このワインを選んでもらうまでに、私の中で様々な気持ちがありました。
前回までのブログで書いていますように、KEIに来たのは3回目ですが、1つ星の頃からソムリエの北山さんはいらっしゃった方なのですが、当時、初めてKEIにお伺いした時に、私のワイン知識は「ワインは白と赤の2種類」ってことくらいしかなかったにも関わらず、丁寧に説明してくださって、その時にお勧めされたワインがFrancois CarillonさんのPuligny-Montrachet (ピュリニィ・モンラッシェ)だったんですね。その美味しさと衝撃は今でも忘れられなくて、それがきっかけでワインのラベルの読み方から勉強し、今ではワインについて少しだけ分かるようになったのです。(味とか香りの違いは今でもあまり分かりませんが、自分の好きな品種とか好みが分かるようになりました)
そんな私にとって、ソムリエの北山さんとの大きな思い出がずっと心の中にあったので、どうしてもそのことをソムリエの北山さんに伝えたくてずっとウズウズしていたのです。(北山さんからしたら、何千というお客のうちの一人であって、覚えているわけないですが笑)
それで、どのタイミングで言おうかなって考えながら、食事をしていたのですが、シャンパンを飲み終わった頃には、お酒の力も入り、饒舌になっていて(笑)、気がついたら普通にこのストーリーをソムリエの北山さんにめっちゃしゃべっていました(笑)
1人で満席のレストランのお客様のワインを選ばないといけないのに、ニコニコと私の話を聞いてくださり、私の話の中からオススメを選んでくださったのです。
そして、それが同じPuligny-Montrachet (ピュリニィ・モンラッシェ)だったわけですが、作り手がなんとFrancois Carillonさんの兄のJacques Carillonさんのドメーヌのワインだったのです!自分のお気に入りのワインに沿ったストーリーを持つワインを選んでくださり、とても嬉しかったです!
私なんかがワインの味の感想を述べるのはおこがましいのですが、言わせていただきますと、蜂蜜のような濃厚な感じがFrancois Carillonさんのワインに対して、今回飲んだ、兄のJacques Carillonさんのワインはさっぱりした爽やかな味のワインでした。
同じ地域で作っているワインで、兄弟なのに、こんなに味の違うワインができるということにも驚きました。とりあえず何が言いたいかと言いますと、ソムリエの北山さんが素晴らしすぎるということです!
そして、2品目のKEIの代名詞とも言えるサラダが運ばれてきました。いつ見ても美しい・・・そしてこのあと、
さくさくのフレークを散らして完成です!
Twitterに動画も上げていますので、こちらからご覧下さいね♪↓
とにかく美しい〜・・・!
白い泡はレモンのムースで、スモークサーモンやアボカドなどたくさんの野菜と共に合わせて食べるのですが、混ぜるとまた美味しさアップするのです!サーバーの方も「思い切り混ぜて下さい」と言っていたので、本当に混ぜて食べるのがいいのですが、崩れるのがもったいなくてちょっとずつ混ぜました。
3品目です。こちらは、何だと思いますか・・・?
なんと、黒トリュフリゾットです!黒トリュフはオーストラリア産です。オーストラリアのトリュフが有名だと知らなかったので、勉強になりました。
言うまでもなく香りもいいし、リゾットとの相性もいいし、食べるのがもったいないくらいでした。
次は、ロブスターです。お皿に盛り付けられる前に、このようにして見せてくれます。藁?で燻してるのかな?もう、この辺から酔っ払って説明もよく覚えていません(笑)
そして、先程のロブスターが綺麗に盛り付けされて運ばれてきました。手前は殻に入ったままですが、サーバーの方が「身をお取りしましょうか?」と言ってくださったのでお願いしました。何回も書いて申し訳ないのですが、とにかく美味しすぎました!ロブスターは美味しいに決まってるんですが、ここで食べるロブスターはその何百倍も美味しかったです!
さて、どうやら白ワインを飲み干していたようです。またもや素晴らしいタイミングで赤ワインをどうするか聞いてくれました。ちなみに、ロブスターの前に聞いてくれています。
たまたま、KEIに来る前日にGevrey-Chambertin (ジュヴレ−シャンベルタン)地区のワイナリーに行ってまして、とても気に入ったので、ここでもそれが飲みたいなと思っていたのです。もうシャンパンと白も飲んで、ますます饒舌な私・・・そんな話を北山さんに話したら、こちらを選んでくれました。(絡んですみません・・・)
David Duband Gevrey Chambertin(ダヴィド・デュバンさんのジュヴレ・シャンベルタン 2016)です。今や数々の3ツ星レストランにオン・リストされているそうですが、北山さん曰く、隠れた逸品のワインなんだとか!
そして、その風味も私の好みにドンピシャリでした!驚き・・・驚き・・・
同じヴィンテージ、ランクのものはアマゾンにはなかったのですが、グラン・クリュだとこれくらいのお値段でした!↓
赤ワインを美味しく頂いたタイミングで、鹿児島県産和牛の登場です!和牛は日本人にとって食べ慣れたものではありますが、いつ食べてもその柔らかさと風味は抜群ですね!赤ワインとの相性も最高でした♪
それと、和牛の付け合せにこちらの2品。左がお上品なコロッケのようなもので、右が和牛のタルタルトリュフとキャビア添えでした。この和牛のタルタル・・・やばすぎます!そもそも和牛+トリュフ+キャビアって組み合わせが反則級なんですが、美味しすぎてわけわからなくなってました(笑)
お肉のあとは、お口直しのシャーベットです。今回も最初と同じように小さなティースプーンに一口サイズのシャーベットが乗ったものを頂くスタイルでした。最初は赤しそでしたが、今回はすだちのシャーベットでしたよ。
お口も整ったところで、チーズです。
フロマージュブランに、オリーブオイルとベトナムの黒胡椒をかけていただきました。ベトナム産の黒胡椒というところにも拘りを感じますね・・・!
そしてデザートです。この球型のデザートもKEIの定番ですね。
あとから、柑橘系のソースが添えられました。メレンゲでできたケーキで、割ると中には・・・・えっと・・・
何が入ってたんだっけ?(笑)覚えているのは、とても美味しかった!幸せだった!だけです(泣)
ぜひ皆さん、直接食べに行って中に何が入っていたか確かめてきてくださいね・・・
そして、もうコースは終わりです・・・終わりたくない、もっと食べたい、けど終わりです・・・最後に小菓子でした。
エスプレッソで締めくくってコースの終了です。
最後に、入り口にKEIさんがいらっしゃって一緒に記念撮影をしてもらいました。また、お土産に生キャラメルもいただきました。
まとめ
本当に素晴らしいお料理でした。どのお料理もサプライズがあって、見た目も美しくて、幸せな気持ちになりました。
また、ソムリエの北山さんも素晴らしすぎて、また北山さんに会いにKEIに行きたいなと思うほどでした。これが本場の3つ星か・・・でも、1つ星、2つ星時代とは接客もお料理も変わってないと思いました。つまり、最初から3つ星レベルだったのですね!
そういえば、フランスのレストランガイドGault et Millau(ミシュランと同じくらい強い影響力を持つ)がkeiの評価の部分に「très bon sommelier japonais(とても素晴らしい日本人のソムリエ)」と書いていました。他のレストランレビューには、料理のことがメインに評価に書いているのに、Keiの評価ではソムリエさんのことを書くなんて、北山さんが素晴らしすぎる!という証拠でもあります!そんな方に直接接客してもらえて、本当に光栄でした。
そして、価値ある時間を過ごさせていただきました。また、機会があれば必ず行きたいと思います。
最後になりますが、今回私達が食べた「Menu Horizon」のお値段ですが、1人320ユーロ(38,500円)でした。
みなさんの予想通りでしたか?
ということで、以上、日本人初仏ミシュラン3つ星レストラン訪問記念!第3弾〜ついに3つ星獲得後の「Restaurant Kei」に行ったよ!でした。
Restaurant Kei」の場所
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