Valais (バレー)州のSion(シオン)という街にある「Château de Valère(ヴァレール城)」へ行ってきました!
Sion(シオン)は、仲良しのスイス人の友達Mちゃんの出身地だったので、ずっと気になっていた場所です。今回は、Mちゃんが案内してくれました♪
さて、Sion(シオン)はどんな街で、「Château de Valère(ヴァレール城)」にはどのような歴史があるのでしょうか??
待ち合わせはSion(シオン)駅です。「Château de Valère(ヴァレール城)」へは、Sion(シオン)駅から歩いて約30分で行けます。
実は、Sion(シオン)には、「Château de Valère(ヴァレール城)」だけではなく、まるで双子のようなお城「Château de Tourbillon(トゥルビヨン城)」もあります。
とても素敵なことに、街のどこからでもその姿を確認できます。
さっそく、スイス人Mちゃんの案内でお城へ向かっていきますよ♪旧市街地もいい感じで、ふと奥に目をやると美しい雪山が見えました。
歩いている途中に、お城をモチーフにした看板やモニュメントをたくさん見かけました。
「Château de Tourbillon(トゥルビヨン城)」と「Château de Valère(ヴァレール城)」が、街のシンボルであり市民にとって誇りあるものだということが伝わってきます。
石畳の坂道を登っていきます。
石のトンネルを抜けて、
一度、ちょっとした広場にでました。ここからまだ坂道を登っていきます。
長く続く石畳の坂道を登る登る・・・
ついに、お城の麓まで到着しました!
ここからは、2箇所に分かれていて、登って左手に見えるのが「Château de Tourbillon(トゥルビヨン城)」で、
右手に見えるのが「Château de Valère(ヴァレール城)」です。
Mちゃんが言うには、「「Château de Tourbillon(トゥルビヨン城)」のほうが、高さがあるから景色が綺麗だけど、「Château de Valère(ヴァレール城)」に行くとSion(シオン)の歴史を学ぶことができるミュージアムがあるよ。どちらも行ったほうがいいけど、体力を使うから考えよう!」とのことでした。
なので、とりあえずSion(シオン)の歴史を学ぶことができるミュージアムがある「Château de Valère(ヴァレール城)」へ行くことにしました。
「Château de Valère(ヴァレール城)」までの道のりは、こんな風に舗装された綺麗な道ですが、結構登ります・・・
ハァハァ言いながら、登ること10分ほどで・・・
「Château de Valère(ヴァレール城)」の入口に到着しました!
中に入ると、更に二手に分かれてて片方は展望デッキ、もう片方はミュージアムへと続いていました。
なので、最初にミュージアムを見学することにしました。
入場料は一人8フラン(約1,000円)で、Swiss Museum Passがあれば、無料で入れます。
Swiss Museum Passについて詳しく書いた記事がありますので、こちらからご覧下さいね↓
チケットを購入したら見学スタートですが、最初の部屋は、写真のように左右に年代が書かれていました。
左に行くと、旧石器時代から1500年代までの歴史、右に行くと、1500年代から現代までの歴史を見ることができます。
まずは旧石器時代からです。
最初の部屋にはいると、ムービーが流れていました。
このムービーは、現代から時代を遡って20,000年前のSionの街の移り変わりを再現したものでした。
写真は1940年ですが、奥にお城があって、現代風の建物があちこちにあるのが見えますね。
ところが・・・
時代を遡っていくとなんと、この地は氷河だったことが分かったのです!
旧石器時代は、氷河だったこの地が長い年月をかけて、谷になり、現在の姿になったそうです。
だからなのか、Sionは南にのびるエレマンス谷やエラン谷 、北に行けばクラン・モンタナとスイスでも有名なスキーリゾートや峠、谷の中心地として有名なのです。
ムービーを見終わったら、石器時代にタイムスリップです!
この地に生物が生きていたと証明できる骨や化石が展示されていました。右の骸骨は、熊だそうです。
動物や魚の骨を使って料理や狩りをしていた時代から、石を使うようになり、木を使うようになります。
この年代の人間の知恵の発達は、国や地域関わらず日本も同じでしたね。(時代に差はあると思いますが)
そして、司教様の持ち物や衣類などが展示してある部屋などを見学しました。
最後の部屋には、木をくり抜いて作った食器類などの展示もされていました。
最後の部屋を出ると、一回外に出ます。すると美しい山々とSion(シオン)の町並みを一望することができました。城壁のようなものもそのまま残っていて、本当にタイムスリップしたようでした。
そして、道なりに進んでいくと・・・
あら不思議!一番最初の部屋に戻ってきました。
今度は、15世紀〜現在までの歴史を学ぶ展示ブースへ行きます。
15世紀にもなると、家具が華やかになるし、ヨーロッパらしさも出てきますね。
また、絵画や細工の入った家具なども展示されていました。
食器もとても可愛いし、このお鍋のてっぺん部分がフルーツになっていて、可愛すぎてびっくりしました(笑)
それから、レースや銀食器なども登場してきます。
昔のもので庶民が使っていたものが残っているのは大変珍しいことで、とても貴重なんですって!なぜかと言うと、王様とか司教様とかは、みんなが残そうと大切に保管するけど、庶民のものは誰もそういった考えにならず捨てられるのが一般的だからみたいです。
これを聞いて私は心のなかで「私も一庶民として、日常のものを残していけるように頑張ろう・・・」と謎の決意をしました(笑)
そんなこんなを考えながら次のお部屋に入ると・・・
たくさんの制服が展示されていました。
さて!この制服が、何だか分かりますか?
私は、大変お恥ずかしいことに、「ピエロ?」なんて答えてしまいました(泣)全スイス人の皆様申し訳ありませんでした・・・
皆さんは、分かりますか?
これはですね・・・・
スイス傭兵の制服なのです!
スイスを語る上で絶対に外すことのできないスイス傭兵。まさかこんなに派手な制服だったとは知りませんでした!勉強になりました!!
更に時代は進み、1900年代まできましたね。
このポスターは「映画の宣伝!」ではなくて、スイスとイタリアを結ぶシンプロントンネルの開通のお知らせです!
シンプロントンネルは、アルプス山脈を貫いてスイスのブリークとイタリアのドモドッソラを結ぶ鉄道トンネルのことで、当時は世界最長のトンネルでした。
谷に囲まれていた、この地(Valais 州)では、とても重要なトンネルで、このトンネルができたことで様々な物流や人の行き来が楽になったそうです。
次の部屋では、現在の姿になりました!スキー板にスキーリフトが展示してあります。
まるで、氷河の上にいるような写真が取れるスポットもありましたよ〜(笑)
こんな感じで、「Musée d'histoire du Valais」で歴史を学びました。
全て、日本語で説明してくれたスイス人Mちゃんありがとね♪本当にわかりやすくて、Mちゃんのおかげで有意義な時間を過ごせました〜!!
最後に、展望エリアに来ました。
一瞬「ディズニーランドみたい!?」と思ったのは私だけではないはず!!街の形や屋根の色が似ていますよね。でも、特にここがディズニーランドのモデルになったとかではないそうです。
どちらにせよ、素敵な景色ですよね!
この後は、また歩いて「Château de Tourbillon(トゥルビヨン城)」と「Château de Valère(ヴァレール城)」の中間地点まで戻ったのですが、「「Château de Tourbillon(トゥルビヨン城)」も行く?」となりましたが、足がガクガクしていたし、寒かったので・・・「また夏に♪」ってことで、今回は「Château de Valère(ヴァレール城)」の見学のみで終わりました。
また、「Château de Valère(ヴァレール城)」には、15世紀の演奏可能な世界最古の木製パイプオルガンがあるのですが、今は修復中で見れなかったのです・・・でも、夏になるとそのパイプオルガンを使った演奏会が行われるそうなので、また絶対にここに来ようと思います!
スイスにはたくさんのお城がありますが、どのお城にもそれぞれのストーリーがあって面白いです♪次は「Château de Tourbillon(トゥルビヨン城)」に行くのを目標にしたいと思います♪
「Château de Valère(ヴァレール城)」の営業時間
10月〜5月まで・・・11時〜17時(月曜休館)
6月〜9月まで・・・11時〜18時まで(休館日なし)
「Château de Valère(ヴァレール城)」の場所はこちら↓
最後までお読み頂きありがとうございました。スイス人Mちゃんは素敵な方だね!と思った方は、ぜひ「ぽち」っとお願いします♪
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