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🇨🇭ワクチン証明ゲット後の週末旅行1日目後半〜国境マニア(主人)歓喜!スイスから電車で国境を越えてイタリアに入って戻ってくる旅とLocarno (ロカルノ)の街

2021年7月31日

今日は昨日の続きを書いていきます♪

こちらを読む前に、前半の記事を読んで頂けると話がスムーズに入ってきますので、是非お読み下さいね♪↓

🇨🇭ワクチン証明ゲット後の週末旅行1日目前半〜美しすぎるヴェルザスカ渓谷とスイスのイタリア語圏Ascona (アスコナ)

Ascona (アスコナ)からLocarno (ロカルノ)までは、バスで移動しました。ルートはこんな感じです。

約10分後、Locarno (ロカルノ)に到着しました。Locarno (ロカルノ)は、ロカルノ平和条約やロカルノ国際映画祭などで有名な街です。

バス停から歩いてすぐのところに、ヴィスコンティ城(ロカルノ城)があります。ヴィスコンティ城(ロカルノ城)は、13世紀頃の城塞跡に建てられたお城で、ミラノのヴィスコンティ家の所有だったそうです。

1925年に「ロカルノ条約」が締結されたロカルノ会議が開かれた場所としても有名です。

※「ロカルノ条約」とは、フランス・ベルギーの国境現状維持、ラインラント非武装の確認、国際紛争を軍事によらず仲裁裁判で解決などなど7つの協定の総称を指します。

お城の中は、考古学博物館として一般開放されているそうですが、今回は入りませんでした。

「Castello Visconteo di Locarno(ヴィスコンティ城)」の場所はこちら↓

お城を見たら、カラフルな広場の「Piazza Grande(ピアッツァ・グランデ)」へ行きました。雨なので、可愛い街並みの景色が半減していますが、それでも素敵な広場でした♪

ちなみに、Locarno (ロカルノ)では、8月4日〜14日までロカルノ映画フェスティバルがあるそうで、街全体が映画祭の準備で盛り上がっていましたよ!

こんな感じのオリジナルスイーツや、

映画のフィルムの形のケースのチョコレートなど映画祭のグッズも販売されていました。

ちょっと街を歩いたら、休憩がてらカフェで休憩することにしました。

主人はティチーノビールを、私はバナナココナッツレモンスムージーみたいなのを飲みました。さっぱりしていて美味しかったです♪

「Al Porto Café Stazione」の場所はこちら↓

さて、Locarno (ロカルノ)からはまた電車に乗って次の目的地へ向かうのですが、いつものスイス国鉄ではなく・・・

イタリア行きの電車「 Centovalli Railway(チェントヴァッリ鉄道)」に乗ります!

今まで何度かご紹介してきましたが、主人は国境マニアなので、今回スイスのLocarno (ロカルノ)から出発する電車でイタリアまで行くことは念願だったのです!ずっとコロナのせいで国境を越えることができなかった(複雑なルールで万が一のことがあったら困るので越えなかった)ために、ワクチン証明をゲットしたら必ず行ってみたいところの一つだったようで、本当に喜んでおりました(笑)

さて、コロナ禍でもワクチン証明を持って、国境を電車で越える際はどのような手続きがあるのでしょうか・・・!ご紹介していきますね。

「 Centovalli Railway(チェントヴァッリ鉄道)」は、スイスのティチーノ州にあるLocarno (ロカルノ)と、イタリアのピエモンテ州の町Domodossola (ドモドッソラ)を結ぶ鉄道です。路線の中間でスイスとイタリアの国境を超えますが、乗り換えることなく移動できるのが特徴の移動に便利な鉄道です。

「チェントヴァッリ鉄道」の「チェントヴァッリ」はイタリア語で「百の谷」の意味を持ち、このポスターの写真にあるように、たくさんの谷を通るルートとなっています。

電車はこういった形の電車で、1等車と2等車があります。通常の乗車であれば、GA Travelcard 、Half Fare Travelcard、Saver Day Pass、CFF day passの対象区間となっており、追加料金なしでイタリアのDomodossola (ドモドッソラ)まで行くことができます。また、席の指定も料金に含まれているので事前にHPから座席指定をしておくとスムーズに乗ることができます。

こちらは1等席ですが、全面ガラス張り迫力満点な席でした。1等席に乗るには追加料金が必要となります。

Locarno (ロカルノ)からDomodossola (ドモドッソラ)までは約1時間40分かかります。ルートはこんな感じです。(※時間によって地図のルートがおかしく表示されますが、実際には直線距離で乗り換えなしです)

Domodossola (ドモドッソラ)まで本当にたくさんの渓谷を通りました。

イタリアに近づくにつれて、スイスの緑とは違った緑の景色を楽しむことができます。

電車の線路と道路が並行しているルートもありました!

「Camedo」はスイス側の最後の駅でここを越えて、次の駅に停車した時にはイタリア入ってることになります。

「Camedo」を過ぎると車での国境を電車の中から見ることができましたよ!

うちの国境マニアもご満悦のようです(笑)

さぁ、ここからはイタリアの景色です!電車は進み、美しい景色が暫く続きます。

途中で「RE」という駅も通りました。なんか、メールの返信の「Re:」みたいですね(笑)

そして、約1時間40分後、Domodossola (ドモドッソラ)に到着しました!!

電車を乗り換えると、ミラノにも行けちゃいます!イタリアに来たんだなあって感じですね!

近隣の様々な国旗が描いてあります。Domodossola (ドモドッソラ)は、電車で色々な国へ行くのにアクセスがよさそうですね。

駅を出ました!こちらが、Domodossola (ドモドッソラ)駅です。クリーム色の駅舎が素敵な感じです。

そうそう、ちなみに国境を渡った時に、電車の中で特にパスポートの点検等はありませんでした。(電車の切符の確認はありましたが)それから、Domodossola (ドモドッソラ)に着いてからもイミグレ等はなくて、そのまま何の手続きもなしに、イタリアへ入国することができました。

ワクチン証明がどうこうとか言っていたので、どんな手続になるかドキドキしていたのですが、何もなくてちょっと拍子抜けでしたね(笑)

駅舎の前には「シンプロン・トンネル」の100周年を記念した石碑がありました。(100周年は2006年だったようです。)

シンプロントンネルとは、アルプス山脈を貫いてスイスのBrig (ブリーク)とイタリアのDomodossola (ドモドッソラ)を結ぶ鉄道トンネルのことです。2本の単線トンネルで構成されていて、1本は1898年に着工されて、1906年に開通した長さ19,803 mでのトンネルで、もう1本は1912年に着工され、1921年に開通した19,824 mのトンネルです。

ちなみに、1982年に大清水トンネルが開通するまでの76年間、世界最長の鉄道トンネルだったそうですよ!大清水トンネルは上越新幹線用のトンネルで全長22,221mもあるそうです!

日本も山が多いからトンネルも多いですものね!こういったところにもスイスと日本の共通点を感じます!

今回、私たちは、スイスからイタリアに入る時に、このシンプロントンネルを通っていなかったので、帰りは通る予定で電車に乗りました!

せっかく、イタリアまで来ましたが、時間の関係で滞在時間はものの20分でした(笑)ちなみに、こちらは街の風景です。Domodossola (ドモドッソラ)の街並みも可愛かったです♪

さて、20分でできることといえば・・・

目の前にcoop(スイスにもよくあるスーパーマーケット)があったので、どんなものが売っているのかチェックしてきました!

やっぱり、パスタ大国!パスタの種類も豊富だし、一緒にパスタ用の鍋とかフライパンも並べてありました。

オリーブオイルも充実していて、日本で2,000円〜3,000円くらいで販売しているライネリのオリーブオイルなんかが10.69ユーロで売っていました!

さくっと街を見たので、先程ご説明しました「シンプロン・トンネル」を通ってBrig (ブリーク)まで向かいます。

ただ、とても人が多くてびっくりしました!でも、無事乗れまして、スイスに戻ります。ルートはこんな感じです。

トンネルを使うので、ほぼ直線距離でスイスまで行くことができます。しかも、所要時間はなんとたったの33分!早いですよね〜!

電車に乗って、暫くしたらソワソワし始めた主人。なんだろうと思って見ていましたが、この写真を撮ってとても満足そう。ん〜、なんだろう?何か特別な駅なのかな?くらいにしか思ってなかったのですが、皆さんはこの駅が何か?なぜ主人がこの写真を撮影したか分かりますか?

ヒント・・・主人は国境マニア

もう、分かりましたよね?そうです、ここは「シンプロン・トンネル」に入るギリギリ手前にある、イタリア側の最後の駅なんです。この駅を見たらすぐにトンネルに入り、次の駅はもうスイスのBrig (ブリーク)なので、国境マニアの主人にとってこの駅は重要だったということなんですね(笑)

そして、あっという間にスイスのBrig (ブリーク)まで着きました!ここからはまた乗り換えてMontreux (モントルー)まで向かいました。

今日は、Montreux (モントルー)にある「Grand Hotel Suisse Majestic, Autograph Collection(グランドホテルスイス マジェスティック、オートグラフコレクション)」に宿泊なのです♪

可愛らしいインテリアに、

素敵なテラスがついたお部屋でした♪

詳しくは別記事で書いていますので、こちらからお読み下さいね♪↓

🇨🇭【BONVOY】コロナ禍/憧れの「Grand Hotel Suisse Majestic, Autograph Collection(グランドホテルスイス マジェスティック、オートグラフコレクション)」に泊まったよ!

以上、「ワクチン証明ゲット後の週末旅行1日目後半〜国境マニア(主人)歓喜!スイスから電車で国境を越えてイタリアに入って戻ってくる旅とLocarno (ロカルノ)の街」でした!

2日目前半に続く・・・↓

🇨🇭ワクチン証明ゲット後の週末旅行2日目前半〜また国境!(笑)スイスとイタリアを結ぶアルプスの峠Great St Bernard Pass (グラン・サン・ベルナール峠)を越えた朝

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2021年5月に言ったティチーノ州の旅行記はこちら↓

🇨🇭スイスにあるイタリア語圏「ティチーノ州」へ週末旅行1日目〜鉄道博物館、アウトレット、ヘルマンヘッセの邸宅、Museum of Cultures、ルガーノ美術館、世界遺産の要塞〜

🇨🇭スイスにあるイタリア語圏「ティチーノ州」へ週末旅行2日目(でも2日目はフランス語圏)〜ル・ロックル時計博物館、葡萄&ワインミュージアム、グランソン城

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