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🇨🇭【速報】突然変更されたスイス入国条件を体験

2021年12月7日

※2021年12月17日現在、ルールが変更となっていますので、最新情報をご確認下さいね。

ヴェネチア旅行記の途中ではありますが、今日は12月3日にスイス政府が発表したスイス入国の条件についてお話しようと思います。

と言いますのも、実は、ちょうど私達はイタリアのヴェネチアに旅行中で12月4日のフライトでスイスに戻る予定だったのです。遡ること12月3日、何も知らない私達は普通に旅行の最後の夜を楽しんでいました。

深夜12時を過ぎたので寝ようと思ったところ、Air Franceから1通のメールが届きました。

内容は、「スイス政府が12月3日に発表した新しいルールにより、12月4日以降スイスに入国する場合、PCR検査か抗原検査の陰性証明が必要になるので準備して下さい」というものでした。

すぐにスイス政府のHPを確認したところ、「12月4日から、スイス入国の全ての人はPCRの陰性証明が必要で、それに加えて、入国後4日〜7日目までにPCR検査か抗原検査の陰性証明の提出を義務付けます。その代わり、10日間の隔離は全ての人に対して撤廃します」というものでした。

おやおやおや・・・?

Air Franceは抗原検査の陰性証明でいいと言ってるけど、スイス政府はPCRの陰性証明としか書いていないぞ・・・?「抗原検査でいい」とはどこにも書いていない・・・

ということは・・・「PCRの検査受けないとだめじゃん!」となり、すぐにヴェネチア内でうけられる検査場を探しはじめました。

ちなみに、このメールに気がついたのは12月4日の深夜1時頃。そして、フライトは12月4日の18時です・・・。

当然ですが、こんな真夜中にPCR検査してくれる機関なんてなく、最短で翌朝8時に空港でできるという情報を見つけました。ところが、その結果は最短で12時間後だと・・・えぇ???

私のフライト18時ですよ?朝8時にPCRしてしても、12時間後って20時なんですが・・・飛行機の中なんですがーーー><

というか、そもそも、私達よりも早いフライトの人もいるはずで、もうここからは私と主人は情報収集しまくりました。日本語での情報は出てくるはずもなく、英語、習いたてのフランス語を使ってとにかく探しました。

すると、Twitter上で、「selbstdeklaration bag(自己宣誓書)」をとりあえず用意しては?という情報を見つけたので、まずこれを準備しました。これは、2021年2月に出されたもので、何らかの事情でPCR検査を受けられない人が理由を書く書類なんですが、なんと!12月5日には消去されていました。びっくり・・・(とりあえず私達は用意できたので用意しておきました)

で、そんなこんなで夫婦で眠れない一夜を過ごして、翌朝7時にベネチア市内の抗原検査場へ向かいました。ところが、地図上の場所に行っても検査場がなく、これは諦めて空港に行くしかない!ということで、その足で空港へ向かいました。

まだまだ不安だったため、バスの中でも情報収集は続きます・・・

他の国からスイスへ入国しようとしたら、PCRの陰性証明書がなくて、そもそも出発地の空港で拒否された、という記事もちらほら見かけましたし、スイスに到着時罰金200フラン払わせられる、という記事も見かけました。

はぁぁ、恐ろしい!!

空港に着いたら、すぐに検査場を見つけることができたので、「検査をしたい」と伝えたら、スタッフさん達が「どこ行くの?」と聞いてきました。「スイスです」と言うと、みんな苦笑いしていて、「OK!ちなみに、もしPCR検査受けるとしても今日は土曜日だし、結果は月曜日の夕方しか出せないよ。だから抗原検査でもいいんじゃないかな?」と言われました。

なるほど・・・これはまさに万事休す・・・ですが、PCR検査の結果をすぐに提出することが出来ないという裏もとれました。

ということで、1人35€払って抗原検査をしました。結果は5分くらいで出て、2人共無事、陰性でホッと胸をなでおろしました。

できることは全部やったので、後は飛行機に乗れることを祈るしか出来ない!ということで、ここからは普通にホテルに戻っておいしい朝食を食べて、1日観光しました(笑)

さて、運命の瞬間です。

まず、私達が用意したものは、

・スイス入国フォーム(WEBで入力し、QRコードをゲット済み)

・抗原検査の陰性証明書

・自己宣誓書(現在DLできません)

・ジュネーブ州政府の入国規制に関するWEBページ→スイス政府のWEBページとは異なり、到着時にPCRの陰性証明を持っていない者は48時間以内にPCRか抗原検査を受けてくださいと書かれていました。ヴェネチア空港で搭乗手続きをする際に、万が一搭乗拒否されるようなことがあれば、このジュネーブ州の州旗が記載されたページを見せて、何が何でもまずはスイスに帰れるように試してみようと考えていました。

・Air Franceからのメール(抗原検査かPCRでいいと表記している、なぜAir Franceがそのように書いたのかは不明)

そして、ついにチェックインのためにベネチア空港に到着しました・・・

ちなみに、私達はベネチア→パリ→ジュネーブ便です。

私達の番になり、まずパスポートを確認後、「ワクチン証明書を見せて」と言われました。そして、スイスのIDの提示を催促され、なんと!!!確認はこれで終わりました。

あれ???PCRの陰性証明書の確認とかないんだ・・・?

ただ、ここでまさかの出来事が発生してました。

なんと、私達が乗るはずだったパリ行きの飛行機が遅延しており、パリで→ジュネーブの乗り継ぎには乗れない可能性があると言われました。

でも、凄くテキパキしていたスタッフさんで、代わりのフライトをあっという間に用意してくれました。

なので、ベネチア→アムステルダム→ジュネーブというルートに変わり、また飛行機もAir FranceからKLMオランダ航空に変更となりました。

なにはともあれ、飛行機には乗れそうです。

最後にベネチア空港でコーヒーを飲んで、無事アムステルダム行きに搭乗できました。

約1時間後、アムステルダムに到着です。ジュネーブと逆方向に来てしまいましたが、前に進んでる感はあったので、次の難関はアムステルダムからジュネーブ行きのフライトに乗れるのか!?です。

ジュネーブ行きの乗り場には30人くらいしかいませんでした。乗る時に、陰性証明のチェックとかあるのかな・・・とドキドキしながら、ゲートに進んだら、ピピー!!と私のチケットを読み込んだ時に音が・・・

「え!?まさか!!!」

不安が一気に押し寄せてきました。

恐る恐るスタッフさんの顔を見たら・・・

「あ、あなたの席が変更になったよ〜♪」みたいな感じで新しいチケットになっただけでした。

本当に焦った・・・

主人も同じように、ビビーとなっていました(笑)

そして、無事ジュネーブ行きのフライトにも乗れ、飛行機の中で最後の乾杯をしました(笑)

さて、1時間半後、ついにジュネーブ到着です!

あぁ、今度こそ緊張の瞬間・・・罰金200フラン払うことになるのか・・・抗原検査でOKなのか・・・

飛行機を降りて、荷物レーンまで来ました。荷物を受け取り、さて、出口に向かいます!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

え・・・・・!?何のチェックもない、ていうか誰もいなかった・・・

なにこれ(笑)

あまりにも、何もなくて本当にびっくりしました。

そして、その日は無事自宅に戻れて、朝まで?いや昼までぐっすり寝ました。

さて、更にその後、ジュネーブ州から1通のメールが届きました。

内容は、「2021年12月4日以降、スイスに入国する人は、入国日から数えて4日目〜7日目に抗原テスト かPCRを受けて報告する義務があります。また、海外からスイスに到着したときにPCRの陰性証明を提示できなかった場合は、この電子メールを受信して​​から24時間以内に、抗原検査 かPCR検査をして報告する必要があります。チェックはランダムですが、もし提出していなかった場合最大で1,000フランの罰金となります」

ということで、即抗原検査を予約しました。罰金恐ろしい!!!

今では、ルールが明確になって、混乱することもないと思いますが、たまたま初日に当たってしまったので、本当に大変でした。

せめて、週明けとかからにしてくれたら、事前にPCRの準備もできたのに、急すぎて驚きましたが、これもスイスが自国民を守るためなのかと思うと、納得できます。

コロナ禍の旅行には、想定外のことが起こりえますが、こうして無事家にいれることに幸せを感じています・・・みなさんも、旅行する時は色々をお気をつけ下さいね!

以上、「【速報】突然変更されたスイス入国条件を体験」でした。

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