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🇨🇭ドンペリ入りシャンパントリュフが有名な「teuscher」に何が起きた!?分断された2つのブランドについて深堀りしてみた・・・

先日、チューリッヒ発祥の有名なショコラトリー「teuscher」について紹介した記事を2本書きましたが、そもそもなんで名前が変わってしまったのか凄く気になりまして・・・

と言いますのも「teuscher」は、スイス国内だけではなく北米、上海、ソウル、ドバイと世界展開している有名なショコラトリーなんですが、突然名前を変更してしまったら、知名度に何かしらの影響がでそうじゃないですか?

そこで、探偵karinは各店舗の聞き込み調査とインターネット、チャットGPTを駆使して調査してきました!

今日は、驚きの調査結果をお届けしたいと思います。

「teuscher」について

「teuscher」の歴史とチョコレートの特徴

「teuscher」は、1932年にDolf Teuscher Sr.さんによって創業されたスイスの老舗ショコラトリーです。​現在は息子のDolf Teuscher Jr.さんが経営を引き継ぎ添加物や保存料を一切使用せず、最高品質の素材を用いた手作りのチョコレートを世界中にお届けしています。

チューリッヒには昨年までは3店舗ありましたが、現在は2店舗です。(今日はなぜ2店舗になったのかを深堀りしていきます)

特に有名なのが「シャンパントリュフ(Champagne Truffes)」で、これは世界初のシャンパン入りトリュフとして知られています。​ドン・ペリを使用したバタークリームを、66%ダークチョコレートのガナッシュで包み、さらにミルクチョコレートでコーティング、粉砂糖または無糖ココアパウダーで仕上げています。

このシャンパントリュフは一度食べると、その美味しさに衝撃を受けるほど美味しくて、世界中にファンがいます。私もファンの一人です(笑)

世代交代について揉め事が・・・?

さて、現在の経営者は2代目のDolf Teuscher Jr.さんとのことですが、現在80代の可能性があり(正確な年齢は公開されていない)そろそろ3代目に世代交代を考えていたそうです。

2017年に甥っ子のRafael RubioさんをCFOに任命していることから、Dolf Teuscher Jr.さんにはおそらく子供がいないことが考えられます。

ちょうど2017年に甥っ子のRafael Rubioさんは結婚をしたそうなのですが、この結婚を機に現経営者のDolf Teuscher Jr.さんと何らかの理由で関係が悪化した可能性があります。

そして、去年2024年の11月、チューリッヒの全ての「teuscher」から先程ご紹介した有名なチョコレート「シャンパントリュフ」がなくなったそうです。

「teuscher」からシャンパントリュフがなくなったら、普通に美味しいショコラトリーというだけで他と差別化ができません。「teuscher」はシャンパントリュフが有名すぎるため、この件はチューリッヒ中に衝撃が走ったそうです。

そこから、紆余曲折があり現在では・・・

シャンパントリュフを買うことができる「teuscher」

先日ご紹介したカフェスペースのある「teuscher」では今までと変わらないシャンパントリュフが食べられるそうです。

というのも、この店舗は現在の創業者のDolf Teuscher Jr.さんが保有しているからなんだとか・・・

ショーケースにはたっくさんのシャンパントリュフが並んでいました。

それと、もう一店舗「Bellevueplatz 店」でもシャンパントリュフが買えるそうです。チューリッヒではこの2店舗のみですが、そういえばジュネーブのGLOBUSに入っている店舗はどうなったんだろう・・・確認しないと!

先日ご紹介したカフェスペースのある「teuscher」についての記事を書いていますので、是非こちらも合わせてお読みくださいね。

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カフェのある「Confiserie Teuscher 」の場所はこちら↓(Googleマップ上は「Confiserie Madeleine」になっていますが実際には違います)

また、「Bellevueplatz 店」はこちらです↓

グーグル検索でひっかかる「teuscher」・・・?

でも、不思議なことにグーグルで「teuscher」と調べると今ご紹介した店舗は出てきません。

その代わり・・・

先日ご紹介した「Confiserie Madeleine」の店舗がでてくるのです。

店内には、「teuscher」の顔「シャンパントリュフ」もお花でいっぱいの素敵な内装もなく、シンプルなチョコレート屋さんという感じでした。

一応シャンパントリュフ自体は売っていますが、これは私達が知るシャンパントリュフではないのです。

さらに、店内にはMadeleine Rubio Teuscherと書いてあり、我らが正真正銘の「teuscher」家だと知らしめるようなパネルもありました。

そこで色々調べていくと、この写真の女性が創業者のDolf Teuscher Sr.の娘のMadeleineさんだということがわかりました。現在83歳です。そして、現在の経営者のDolf Teuscher Jr.さんのお姉さんでもあります。

さらにDolf Teuscher Jr.さんの甥っ子のRafael RubioさんはMadeleineの息子だということもわかりました。

過去の伝統的な「teuscher」の店舗にはMadeleineと甥っ子のRubioが残ったが、シャンパントリュフはなくなり、新しいカフェ付きの店舗は現在の経営者のDolf Teuscher Jr.さんが管理しているという構図が見えてきました。

こちらの店舗に行ってきた記事もありますので、合わせてお読みくださいね。↓

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家族での揉め事が悲しい結果に・・・

現在の経営者のDolf Teuscher Jr.さんから見ると、甥っ子のRubioの経営があまり好ましくないので、チョコレートを取り上げたようです。(他にももっと色々ありそうですが・・・)

シャンパントリュフの販売権と「teuscher」の名前はDolf Teuscher Jr.さんなので、Rubioが引き継いだ店舗ではシャンパントリュフを売ることもできず、「teuscher」の名前も使うことができず、現在の形になってしまったようです。

そして・・・

チューリッヒで一番有名な店舗だった場所はなんと同じスイスチョコレートの「Läderach(レダラッハ)」に変わっていました。

これにはかなりショックを受けましたね・・・

ただ、赤い屋根は昔のままなのでなんとなく面影が残って、寂しさが増していましたよ・・・

この場所でチョコレートや飲み物を買った時の記事もありますので、是非合わせてお読みくださいね↓

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まとめ

スイスで5本の指に入るくらい有名な老舗チョコレート屋さんでしたが、家族間で揉めてこんな結果になってしまったなんてとても残念ですよね。

もしかしたらシャンパントリュフが食べられなくなるかも?なんて不安も残ります・・・

なんとか仲直りしてもとの「teuscher」に戻ってくれるといいですね!

文献

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