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🇨🇭スイスのアパート事情

2020年5月16日

スイスのアパートやマンションには面白い仕組みや厳しいルールがあります。

アパートごとに異なりますが、私が住んでいるアパートのケースをお話したいと思います。

【セラー】

アパートの地下に、「セラー」という名の倉庫が付いています。

各部屋ごとに、鍵付きのセラーが割り当てられていて、物置として利用できます。

広さは6畳くらいあると思います。結構広いです。

そもそも、なぜセラーというものが存在するのでしょうか?

実は、スイスでは1960年以降に建設されたほとんどの建物に核シェルター(セラー)が設置されてるのです。

核シェルターの設置は法律で義務づけられており、何かあったときの避難場所としても使えるそうです。

ちなみに、このセラーには、住民以外行けません。エレベーターに地下行きのボタンはないのです。

私達の住むマンションの場合は、エレベーター内の、とある場所に決められた鍵を差すと、セラーまで行くことができます。

秘密の部屋みたいで、最初はわくわくしましたね。

【セントラルヒーティング】

ご存知の通りスイスの冬は寒いです。しかし、暖房はありません。その代わり、この写真のようなものが各部屋に備え付いています。

これはセントラルヒーティングと行って、暖房の役割をします。

アパートにあるボイラー室でお湯を沸かし、そのお湯を送り込むことで部屋を温める仕組みになっています。

暖かさも調整でき、これを最大にするととても暖かくなりますが、部屋の乾燥も同時に進むのが難点です。

家賃の中に水道代とセントラルヒーティングの費用が含まれているので、少し得した気分になります。

地下に行くと、このような太いパイプが張り巡らされています。

先程、セントラルヒーティングだけでも暖かいと書いたのですが、それでも気温が0度近辺になるとそれだけでは足りません。暖炉がついてるアパートもあるみたいですが、家にはないので結局、暖房器具を買いました。

【アパートのルール】

とにかく騒音に厳しいスイス人。アパートのルールも厳格です。

私達が住むアパートには玄関に張り紙がしてありました。内容としては、

・自転車、ベビーカー、子供のおもちゃは決められた場所に置いて下さい。廊下や共有スペースに置くことは許可されていません。

・外に洗濯物を干すことは禁止されています。

・毎日午後10時〜朝7時まで、祝日、日曜は音楽や騒音は禁止されています。(だたし穏やかで目立たない場合の水の音は許容されます)

・外から見えるアンテナの設置を禁止します。

・水は貴重なので使い過ぎに注意してください

などなど・・・他にも色々ありましたが、こんな感じでルールが決まっています。

なので、夜は本当に静かですし、廊下も綺麗です。洗濯物を外に干している人も見たことがありません。

マンションの地下に洗濯物を乾かす乾燥部屋がありますが、予約制になってます。

ルールの話ではないのですが、私の部屋の前に住んでいる方が、玄関の扉に張り紙をしていました。張り紙には、「家に赤ちゃんがいるので、チャイムは押さないで下さい。チャイムの音で起きてしまいます。用事のある方は電話下さい」というものでした。

個人個人でお願いしたいことがあれば、このように伝えてくれます。

自分のまわりに住んでいる人のことを理解しておけば、お互いに心地よく過ごせていいですよね。

初めて会う人でも、同じアパートに住んでいる人であれば、「ボンジュール!」と元気よく挨拶するのも大切です。

みんなで協力しあって、住みやすい環境を作っていくスイスはとても素敵な国だなと思いました。

次回は部屋の中の電化製品について書きたいと思います。

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