スイスには、たくさんのミュージアムと乗り物がありますが、今回はローザンヌに行く旅に見かけて気になっていた電車に乗って、その先にあるパンミュージアム「Maison du Blé et du Pain」に行ってきましたので、ご紹介したいと思います!
いつものようにジュネーブ中央駅(コルナヴァン)からまずは電車に乗ってLausanne (ローザンヌ)まで行きます。
この日はあいにくの雨だったので、景色はあまり楽しめませんでした。
そして、あっという間にLausanne (ローザンヌ)に到着です。
皆さんご存知の通り、Lausanne (ローザンヌ)には地下鉄がありますので、まずはこの地下鉄にのってFlonという駅まで向かいました。
わざと斜めに撮影したの?って思った方がいるかもしれませんが、そうではないのです!なんと、12 度の傾斜面を進む、世界唯一の地下鉄なのです。なので、待っている間も乗っている間も斜めでした(笑)ちなみに、Lausanne (ローザンヌ)の地下鉄はスイス国内で最初にできた地下鉄です。
Lausanne (ローザンヌ)からFlonまで一駅乗って、Flonで乗り換えます。
この電車はLAUSANNE-ECHALLENS-BERCHER (LEB) RAILWAY(ローザンヌ-エシャラン-ベルヒャー鉄道)と言って、Lausanne (ローザンヌ)とBercher(ベルヒャー)という地区をÉchallens(エシャラン)経由でつなぐ鉄道です。
電車の座席にはこの鉄道の地図があり、経由駅を見ることができます。
電車の中はイメージカラー?の緑で統一されていて、とても可愛かったです。
29分後、Échallens(エシャラン)に到着しました。
Échallens(エシャラン)は、小麦の産地としても有名で、駅の通路の壁一面にパンや小麦のイラストが書いてありました。
駅を出たら、今日の目的地「La Maison du Blé et du Pain」に歩いて向かいます。ルートはこんな感じです。
雨でしたが、可愛い街並みで歩いていてとても楽しかったです♪街のお散歩の様子を動画に撮ったので、是非こちらからご覧下さいね♪↓
少し歩くと、「La Maison du Blé et du Pain」の看板が見えてきました。
奥に見える、時計塔がいい味出してますね!
約5分で「La Maison du Blé et du Pain」に到着しました!
中に入ってすぐ右側はパンミュージアムに、
左側はカフェ兼パン屋さんになっていました。
パンミュージアムに行く前に、せっかくなのでパンとコーヒーを頂くことにしました。
昔ながらのパン屋さんという感じです。
甘いパンと甘くないパンを一つずつ食べようと思い、チーズキッシュみたいなのとコルネを買いました。
壁にもパンを作る様子のイラストなんかが描かれていて、パンミュージアムへ向けて気持ちも高まってきました!
カフェオレを飲みながら待っていたら、美味しそうなパンが運ばれてきました!
「よし!まずは甘くないチーズパンみたなのから食べよう!」と思って、一口食べたら、びっくり!!!
なんと!
チーズじゃなくてカスタードでした(笑)
もちろん美味しかったのですが、どっちも甘くて口の中が甘くなっちゃったので今度こそ甘くないパンを追加。
「今日はジャンボンフロマージュクロワッサンは、1つ買うと更に1つあげるよ!」と言われて、「そんなお得なことあるか!」と驚いたのですが、本当に1つの値段で2つになりました(笑)
そして、無事甘くないパンも美味しく食べてお腹が満たされました。
ちなみに、パンの他にも、このようなスナックも売っていましたよ♪
ということで、次はお隣のパンミュージアムへ行きました。
大人10フラン(約1,200円)、子供は5フラン(約600円)です。
今年はSwiss Museum Passを購入しなかったので、普通に払いました。
営業時間は、月曜日は定休日で、火曜日〜土曜日は8時半〜17時まで、日曜日は8時〜16時半まで開いています。
チケットはパン屋さんのレジで買います。そのままレジの女の子が途中まで案内してくれました。
と、ここであるものが目に入ってきました。
それは・・・
!?
なにこれ(笑)
なにこれ(笑)(2度目)ふなっしー???(笑笑)怖い(笑)
この謎ふなっしーには誰も目も触れず、ただただ堂々とした佇まいで私達を見下ろしていました・・・
なんなんだろう・・・
まぁ、謎ふなっしーのことは置いといて、ミュージアムの見学開始です。まずは、パンの原料となる小麦の成長について学ぶコーナーから始まりました。
小麦畑を耕すための昔の道具の展示がしてあったり、
当時はトラクターなんてなかったので、馬や牛を使って耕していたという歴史を学んだり、
まさかと思ったのですが、大昔のパンの化石?も展示されていました。
あ、そういえば・・・
さっきの偽ふなっしーが各階の説明をしてくれていました!
グランドフロア(日本で言う1階)はパン工房、カフェ、パン屋さん、お手洗いがありまして、
1階(日本で言う2階)は、古代の製粉所〜現代の製粉所の歴史や衣装、特別展。
2階(日本でいう3階)は、耕す、収穫、脱穀、ふるい分け、などの作業の勉強とビデオコーナー
3階(日本で言う4階)は穀物の歴史として、先史時代、古代エジプト、古代ギリシャ、古代ローマなどの勉強ができるようになっているそうです。
パンミュージアムだから、小さいのかと思っていたら、まさかの4階建てで、しかもかなり細かい展示がされていることに驚きました。
また順路を進んでいくと、1階(日本で言う2階)は最後にたどり着くルートとなっていました。
そんなこんなで、昔のパンのポスターを見たり、
パンや小麦の柄が入った切手の展示を見たり、(ここまでくるともはやオタクレベルですよね)
小麦、牛乳、肉の価格の推移を見て驚いたり(1860年〜1910年ではありますが、小麦(Froment indigene)の価格暴落が50年で30.8%減なのに対して、牛乳は102.7%増、肉は113%増と悲しい結末になっています)
小麦の品種ごとの展示を見て、
ミニシアターに着きました。そして、また偽ふなっしーに再会!!これは・・・
遂に、偽ふなっしーの正体がわかってしまいました!!!
皆様、もうお気づきでしょうか・・・
そうなんです。偽ふなっしーは実は・・・・
小麦くんだったのです!!!!
いやぁ・・・小麦だったとは・・・(笑)
ミニシアターでプチ衝撃を受けた後もまだまだ展示物は続きました。
こちらは、小麦を入れていた袋の印刷方法を学ぶコーナーです。左にある木彫りのスタンプにインクをつけて、烙印していたのですね!
あとは、小麦を挽く際に実際に使っていた水車の展示や仕組みを勉強したり、
エジプトで小麦を挽いていた際の写真(紀元前2345年頃〜紀元前2185年頃)なんかもありました。手で小麦を挽いていたのですね・・・
それから、ミニチュアの機械がいくつかあって、スイッチを押すと動くような仕組みのものもありました。近くに親子がいたのですが、お父さんが6歳くらいのお嬢さんに一生懸命説明している姿を見かけて、感心しました。スイスの子どもたちはこんなに小さな頃から専門的なミュージアムに行って色んなことを学ぶのだなぁと・・・専門職が多いスイスらしい教育スタイルですよね!
そして、当時の衣装の展示を見て、
また、偽ふなっしーじゃなくて、小麦くんもみて、
ミニチュアパンの模型もみて、
最後の部屋では、粉からパンができるまでの動くパン職人さんを見ました!
凄く面白かったので、是非動画でみてください♪↓
パン職人さん達の動く姿を見て、お決まり、顔ハメパネルがあって、
ちょっとキモ怖な置物がありました(笑)ちゃんとパン焼いてます(笑)
そして、最後の最後に腰に麦をファッショナブルに挟んだ小麦くんに「またね〜!!」とお見送りしてもらいパンミュージアムを後にしました。
レジ横には、パンに関する本がたくさん売っていて、複雑なパンの編み方の本があったのでちょっと欲しかったのですが、パンなんて年に1回か2回しか作らないので買うのはやめておきました。でも、パン作りが好きな方にはたまらないと思います!
軽い気持ちで入ったパンミュージアムでしたが、思っていた以上に内容が盛りだくさんで、広くて面白かったです!カフェも併設されているし、スイスはもう行き尽くしたよ〜!という方、是非行かれて見てくださいね♪
以上、「Échallens(エシャラン)にあるパンミュージアム「Maison du Blé et du Pain」で謎のふなっしーに出会う」でした。
「Maison du Blé et du Pain」のHPはこちら
「Maison du Blé et du Pain」の場所はこちら↓
最後までお読み頂きありがとうございました。小麦くんがふなっしーに見えた!と思った方!「ぽち」っとお願いします(笑)
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