東京・西麻布にある会席料理「麻布五月女(さおとめ)」に行ってきましたのでご紹介したいと思います。2020年10月にオープンしたばかりのお店ですが、さてどのようなお食事が食べられるのでしょうか・・・!?
華やかな六本木の街並みから一歩入った静かな通りにひっそりと佇むお店・・・
遠くからだと通り過ぎてしまいそうになるくらい、周りに馴染んでいましたが、実際にお店に近づくと、高級感のある入口がありました。
既にお店には他のお客さんがいたため、内装のお写真はないのですがカウンター8名という席数のお店で、どの席からも、店主の五月女広之さんが料理している姿が見れるようになっていました。
木のぬくもりと日本の高級感のある店内で、一種の緊張感があります・・・。
席数が8席しかないため、予約の方ですぐに満席となりました。
まず一品目は、キャビアの乗ったこちらでスタートしました。盛り付けもとても美しく、夏から秋へ向かうような感じがして、目にも楽しい逸品でした。
2品目は蟹の茶碗蒸しです。繊細な蟹の身としっかりした旨味が感じられ、とても美味しく頂くことができました。
3品目はアワビとアワビの肝を使ったお料理です。隣に添えられた麺にもソースが絡みとても美味しくて一瞬で食べ終わってしまいました・・・!
4品目は松茸の揚げ物です。松茸をフライにするなんてびっくり!さくっとした衣と香り高い松茸、お塩の相性が抜群で、自分は何を食べているのか一瞬分からなくなりました(笑)こんな贅沢な揚げ物は人生初です・・・!
5品目は鱧のお吸い物です。鱧は京都でしか食べたことがなかったので、東京のど真ん中で食べられるとは思っておらず、驚きました!一ミリも骨を感じることなく、なめらかな舌触りの鱧でした。
6品目はこちらです。何のお魚か忘れてしまいました・・・すみません。ただ、美味しかったことには違いなかったです!!
7品目は鯛のお造りに(昆布じめかな?)、裂いた松茸が乗ったもので、「ワサビを巻いて食べて下さい」とのことだったので、その通りにしたら、香りと食感と両方を同時に味わえて唸ってしまいました・・・!
8品目の大トロです。薄造りの大ロトで、柔らかいのなんのって・・・溶けてなくなりましたよ・・・これだから刺身は最高です!!
ここまで素晴らしい一品料理の数々を頂き、今度は握りのスタートです。
実は、店主の五月女広之さんはご実家がお寿司屋さんで修行のために、高校卒業後「銀座 久兵衛」で経験を積まれたそうなのです。そのため、お寿司は日本が誇るお鮨屋さん「銀座 久兵衛」仕込みに加えて、五月女さんの素晴らしいご経験が凝縮された握りとなっていました!
さて、その握りをご紹介していきます!
まずは美しすぎる赤身の漬けの握りです。なんて美しいのでしょうか・・・このまま飾っておけそうなくらい芸術的な握りです・・・小さめのため軽く食べられるのもとてもよかったです。
そして、次はウニです!!手渡しで溢れんばかりのウニを頂きました!!もう、このウニ最高です!美味しいウニって、びっくりするくらい美味しいですよね。甘みとクリーミーさがすごいのなんのって・・・
次の握りは・・・トロたくです!!トロたくって言ったって、超高級トロたくですよ!?たくあんのシャキシャキとまぐろのとろける食感は絶妙です!
そして次の握りですが・・・
!?!?!?!?!?!?!?
これは!?
何の握りか分かりますか!?
これね、なんと松茸の握りなんですよ!こんな握り初めて食べたので驚きました。
薄くスライスされた松茸とご飯との相性はよくあっていて、素晴らしい香りとともに頂くことができました。本当に衝撃でした!
まだまだ、豪華なネタが続きます・・・!!今度はいくらです。もうシャリは見えません(笑)この前いくらについて熱く語りましたが、こちらのいくらも恐らく海のいくらだったんじゃないかな?だって柔らかくて濃厚でしたもの!
海のいくらと川のいくらについては別の記事で書いていますので、是非こちらからご覧下さいね↓
お次は、大好きな穴子です。ふっくら一口サイズのお上品な穴子は、握りの最後にふさわしく、美味しく頂けました!これで握りは以上になるのですが、このあとにまさかの逸品が・・・!
ななななんと!!!!
揚げたフカヒレです!!!しかも手渡しスタイルで直接出来立てを頂けました!
これがね、美味しいのなんのって・・・・
こんなの食べたことないですよ!これはまた食べたい・・・食べたい・・・!!
そして、会席料理でなぜ中華っぽいものが?とお思いになられた方がいたかもしれませんので、ここで五月女さんの経歴をご紹介したいと思います。
五月女さんは「銀座 久兵衛」で約6年ほど修行されたあと、オランダ・アムステルダムにあるホテルオークラの中にある和食店「山里」へ派遣で職人として行き、ご経験を積まれ約1年半後に帰国、「銀座 久兵衛 ホテルニューオータニ本館店」へ勤務となり、お鮨だけではなく会席料理などを学んだそうなんです。その後1990年にロンドンに渡り、「辰宗(たつそう)」というお店でさらなるご経験を積んでイギリス・ロンドンの創作和食レストラン「NOBU」へ行き、イタリア・ミラノ店、フランス・パリ店で働いていたそうです。
ここまででも十分素晴らしいのですが、この後がまた凄いのです!またロンドンで働いた後、帰国し南麻布の「分とく山」、赤坂「菊乃井」、渋谷・松濤の会員制のお店と働かれ、その会員制のお店の常連だった方に香港でお店を出さないかとお話をもらい、2009年に香港に渡って「Kaiseki Den」という会席料理をオープンしたそうです。そしてオープンした年の10月にミシュラン一つ星を獲得してから10年に渡って星を守り続けていたそうです。
私が香港に住んでいた時期と「Kaiseki Den」さんがオープンしていた時期は被っているのですが、香港では行ったことがありませんでした。(主人はあるようでしたが(T_T))なので、話はだいぶ戻りまして、先程のふかひれを見た時に、なんだか懐かしい気持ちになりまして、香港を思い出して胸がいっぱいになりました!
そんなこんなで、ふかひれを食べて思い出に浸っていたら、椀物が出されました。なんと、松茸を巻いているんですって・・・!こんなに松茸って食べていいんですかね?ありがたいですね・・・
そして、まさかのステーキですよ!!!こんなにたくさん豪華なものを食べたのに、ステーキまであるなんて・・・!
そういえば、お飲み物はこちらの宇治茶を頂きました。まるでワインボトルのようですね。最近のお茶っておしゃれですね!
これで、お食事も最後かなぁと思っていたら、最後の最後にまた衝撃の逸品が出てきました!
こちらです!贅沢にトリュフを削った炊込ご飯です!なにこれ!!!
コーンの甘みと、ふっくらと炊き上げられたご飯、固すぎないおこげに削りたてのトリュフ・・・私、普段お米食べないんですよ。でも、あまりの美味しさにこのご飯・・・・
3杯もおかわりしました!!!(笑)だって、五月女さんが、「是非食べてって下さい」っておっしゃるから、こんなに美味しいんですから、断るなんてありえなくないですか!?
美味しくご飯まで頂きまして、デザートです。手作りのわらび餅でした。もちっとつるっとしていて、わらび餅好きの主人も美味しい美味しい言っていました!
そして、本当の最後に巨峰?です。シャーベットになっていたのですが、お口の中がさっぱりしてよかったです。
と、本日も素晴らしいお店のご紹介となりましたが、和食ってなんでこんなに繊細で綺麗で美味しいのでしょうか・・・作っている方の食材の拘りや生産者への尊敬が感じられて、とても素晴らしいお店でした。
和食が世界無形文化遺産になっているのも納得ですよね。この素晴らしい懐石料理を世界中の人に食べて頂きたいなと思いました。けどその前に、日本で超超人気になって、コロナが収束した頃にはもう予約なんて取れなくなってそう・・・
もし、行くなら今がチャンス!?なので是非みなさんも行かれて見てくださいね♪
最後に料金ですが、おまかせコースのみで1人前28,600円でした。
ちなみに、同じく予約困難が予想される会席料理屋さん「西麻布 大嶋」も素晴らしいので、こちらも読んでみてくださいね♪↓
以上、「予約困難カウントダウン!会席料理「麻布五月女(さおとめ)」」でした。
「麻布さおとめ」の場所はこちら↓
最後までお読み頂きありがとうございました。「五月女」と書いて「さおとめ」って珍しいよね!と思った方、是非「ぽち」っとお願いします(笑)
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