スイスのLausanne (ローザンヌ)から近い街、レマン湖湖畔にあるMorges (モルジュ)にTolochenaz (トロシュナ)という村があります。
この村は1963年から1993年の期間、大女優オードリー・ヘップバーンが暮らしていた街です。
さて、どのような村なのでしょうか?オードリー・ヘップバーンゆかりの地を巡ってきましたので、ご紹介していきたいと思います!
Tolochenaz (トロシュナ)の行き方
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先日ご紹介した、「Château de Vufflens(ヴュフラン城)」から2駅先の「Prélionne」という駅へ向かいます。
「Château de Vufflens(ヴュフラン城)」の記事はこちらから↓
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🇨🇭中世のお城で不思議体験!?「Château de Vufflens(ヴュフラン城)」に行ってきたよ!
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Lausanne (ローザンヌ)やGenève(ジュネーヴ)から行く場合は、スイス国鉄SBBに乗って、Morges (モルジュ)まで行き、Morges (モルジュ)から写真にある緑の電車MBCに乗り換えます。MBCの乗り場はスイス国鉄SBBと同じでプラットホームが違うだけなので、分かりやすいです。
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MBCの電車の中から「Château de Vufflens(ヴュフラン城)」を窓から見ることができました!
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電車の中には、このような電光掲示板があるので、とても分かりやすいです。先日もお伝えしましたが、この電車は基本的にノンストップなので、自分が降りたい駅があったらボタンを押してリクエストしなければなりません。
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車内の端にこのようなボタンがありますので、忘れずに押すようにしましょう!押すと先ほどの電光掲示板に赤枠に白文字で「STOP」と表示されます。
「Prélionne」
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4分後、「Prélionne」に到着しました。こじんまりとした小さな駅です。
Tolochenaz (トロシュナ)は、「Prélionne」駅が最寄り駅となっています。
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線路を超えて、のどかな道を歩いて行きます。まずは、オードリー・ヘップバーンのお墓がある「Cimetière de Tolochenaz(トロシュナ墓地)」を目指しました。
徒歩のルートはこんな感じで約6分かかります。
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直線距離なので、とても簡単に「Cimetière de Tolochenaz(トロシュナ墓地)」まで来ることができました。墓地周辺にはこのような看板が建てられており、Tolochenaz (トロシュナ)の村の見どころを紹介しています。1番〜11番まで紹介されていますが、オードリー・ヘップバーンに関する見どころは、②Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)、③La Paisible(オードリー・ヘップバーンが住んでいた邸宅)、④L'Eglise de Tolochenaz(トロシュナ教会)、⑤Cimetière de Tolochenaz(トロシュナ墓地)、⑥Audrey Hepburn Pavilion (オードリー・ヘップバーンホール)です。
これらを今から全部ご紹介しますが、これ以外にもいくつかオードリー・ヘップバーンにまつわる場所があったので、ここに書かれていない部分もご紹介していきますね!
「Cimetière de Tolochenaz(トロシュナ墓地)」
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地図の⑤Cimetière de Tolochenaz(トロシュナ墓地)に到着しましたが、なんとなんと・・・
開いていませんでした〜(泣)
色んな方のブログを拝見してたので、誰でも入れると思っていたのですが、この日は平日にも関わらずクローズ・・・でも、墓地ですから、むやみやたらに写真を撮るものでもありませんし、関係者以外が見れないのはいいことだと思います。
でも、オードリー・ヘップバーンに敬意を持って、お祈りを捧げたい方のために地図を記載しておきますね。
オードリー・ヘップバーンのお墓がある「Cimetière de Tolochenaz(トロシュナ墓地)」の場所
見えないお墓に御参りをして、その場を去りました。
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さて、次の目的地へ向かいますよ!道の途中には、こういった歴史を感じるものがあちこちにありました。
次に向かうのは、②Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)です。
Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)
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さて、村中に入ってきました。
先程の墓地から「Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)」まで、歩いて約5分です。徒歩のルートはこちらです。
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「Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)」に到着しました。
こちらの広場は、2012年にオードリー・ヘップバーンの息子たちから寄贈された銅像が飾ってあります。
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こちらが、その銅像です。美しきオードリー・ヘップバーンの彫刻と、お花が綺麗に飾ってありました。
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ショートカットに短い前髪は名画「ローマの休日」が思い出されますね。
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また、銅像にはオードリーが、ユニセフ親善大使を努めていたときの言葉が記されていました。
「私は多くの時間を自分の庭で過ごします。よく空を見上げ、天気によって花がどうなっているのかを確認します。夏には激しい雷雨があります、なぜならば、私達は湖からそれほど遠くない場所に住んでいるからです。翌日、花たちは傾き、私は花をサポートしなければなりません。そうすると花は起きあがります。このことは、私が植物について並外れた、花たちの決意だと思うのです。少しの助けがあれば、花たちは再び生きます。」
少し遠回しではありますが、ユニセフ親善大使としてたくさんの国に行き、恵まれない子どもたちと接することで芽生えた感情を花に例えているのだと思いました。
「か弱い花(恵まれない子どもたち)は、激しい雷雨(貧困な国で自分たちの力でどうすることもできない状況)によって倒れるため、サポートが必要(花同様子どもたちにも誰かのサポートが必要)。そうすれば、花は起き上がり、また再び生きることができる(誰かのサポートがあれば、そのような状況にある子どもたちの命を救うことができる)」ということだと思います。
この言葉からオードリー・ヘップバーンがいかに心優しい人物だったかが分かりますね・・・
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銅像の横には、先程見た看板の日本語版がありました。
スイスの小さな村に日本語の看板があるなんて驚きですよね!日本人として嬉しいなと思いました。
「Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)」の場所
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さて、「Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)」の次の場所へ向かいます!そうそう、①Town hall(町役場)が広場の正面にありました。こじんまりとしていますが、可愛らしい建物ですね!
町役場の場所
オードリー・ヘップバーン停留所
次に向かうのは、看板に記載がなかったバス停です。
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「Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)」のすぐ近くにあります。
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バス停が見えてきました!
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よく見てみると、「Tolochenaz, Pl. Audrey Hepburn」と書いてあるではありませんか!
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「Tolochenaz, Pl. Audrey Hepburn」つまり「トロシュナ、オードリー・ヘップバーン」という名のバス停だったのです!
マップのオススメにはありませんでしたが、見れて良かったです!
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ちなみに、逆方向へ行くバス停も「Tolochenaz, Pl. Audrey Hepburn」と書いてありましたよ!
バス停「Tolochenaz, Pl. Audrey Hepburn」の場所
La Paisible(オードリー・ヘップバーンが住んでいた邸宅)
次に向かうのは、③La Paisible(オードリー・ヘップバーンが住んでいた邸宅)です。
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徒歩のルートはこちらです。「Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)」から約5分で行くことができます。
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どんどん緑が多くなってきました。
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緑の先には・・・家の裏門みたいなものがありました。その横には・・・
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「La Paisible」の文字が・・・!
そうです、ここが③La Paisible(オードリー・ヘップバーンが住んでいた邸宅)となるのです。ただ、まったく何も見えない・・・なのでちょっと進んでみました。
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すると、オレンジ色の邸宅があるではありませんか!
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邸宅の表札部分には「Ici vecut de 1963 A 1993 Audrey Hepburn」と書かれています。
1963年〜1993年、オードリー最後のその日までをここで過ごしたそうです。
1992年9月の終わりに病気が見つかり、11月にロサンゼルスで手術をしたヘップバーンでしたが、その時に余命三ヶ月と宣告されてしまいます。
クリスマス前にスイスの自宅にどうしても帰りたかったヘップバーンは、なんとか帰れないか家族に相談するのですが、身体がかなり衰弱しており、飛行機での移動は気圧の関係で難しいと言われ、とてもがっかりしたそうです。
でも、そのことを知ったヘップバーンの衣装デザイナーで長年の友人であった、ジバンシィ(高級ブランドのGivenchyです)さんは、アメリカの友人メロン財閥のメロンさんに頼んでプライベートジェットを手配したそうです。
ジェット機には、医師と看護師が付き添った状態で出発し、パイロットはできるだけ気圧の変化がないように降下させたそうです。こうして、クリスマス前にスイスの自宅に帰ることが無事できましたが、かなり衰弱しており、10歩歩くごとに立ち止まるくらいだったんだとか。
それでも、ヘップバーンの顔には輝きが溢れ、みんなと楽しいクリスマスを過ごすことができたそうです。また、クリスマスプレゼントは自分で買いに行くことができなかったので、ストールなどの私物を配ったそうです。その気遣いにみんな感動したのだとか・・・
そんな素敵なストーリーを持った邸宅の前に自分がいるのだと思うと、もう胸がいっぱいですよ・・・
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ちなみに、もう一つの表札にも「La Paisible」と書かれていました。
「La Paisible」とは、日本語で「平和」の意味を持ちます。オードリーがこの家にその名をつけたのか、もともとこの家の名前だったのかは不明ですが、とても素敵だし、心優しいオードリー・ヘップバーンにぴったりのお家でしたね。
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現在では、個人の方がこの家を購入し、住んでいるので中を見ることはできません。なので外から、その素敵なお家を見ていたら・・・
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!?!?!?!?
えっ!!家の門が開いたんですが・・・!!!本当に驚きました!!
たまたまですが、この家に住む方がちょうど帰ってきたところで、車を入れるために扉が開いたみたいでした。
まさか、目の前で開くと思ってなかったので、本当に驚きましたが、家主の女性には会釈で挨拶ができたので良かったです。優しそうなマダムでしたよ!
オードリー・ヘップバーンが住んでいた邸宅の場所
「L'Eglise de Tolochenaz(トロシュナ教会)」
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さて、驚きの体験をしたあとは、④L'Eglise de Tolochenaz(トロシュナ教会)に来ました。ここは、オードリーの葬儀が行われた場所です。
通常は閉まっていて、入りたい場合は、町役場で鍵を借りることができるそうです。
「L'Eglise de Tolochenaz(トロシュナ教会)」の場所
地下通路
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さて、オードリーのゆかりの地をたくさん巡り、彼女の優しさを知り、驚きの経験をして興奮冷めやまぬまま、駅に戻ることにしました。
そういえば、着いた時、「Audrey Hepburn Square(オードリー・ヘップバーン広場)」に行く途中で、地下通路みたいなのを見たのですが、行きは道が分からなくなったら嫌だから、グーグルが推奨するルートを使いました。
でも、もう帰るだけなので、「気になった地下通路を歩いてみよう!」と思い、思い切って地下通路に入ってみました。
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すると、壁一面に落書きが!
しかも・・・
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オードリー・ヘップバーンの似顔絵じゃないですか♪
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更には、スイスの美しい風景と映画「ローマの休日」のワンシーンが大きく描かれていました。
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これは、もちろん正式なオードリー・ヘップバーンゆかりの地ではないものの、素晴らしい落書きだと思いませんか?
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Tolochenaz (トロシュナ)の村も、これを消すことなくこのまま残しているんですから、粋ですよね♪
オードリー・ヘップバーンのイラストが書かれた地下通路の場所
Audrey Hepburn Pavilion (オードリー・ヘップバーンホール)
![](https://karin-de-ring.com/wp-content/uploads/2022/07/AC5B36CC-8DAB-4D6E-BBAD-54845C557855-1024x768.jpeg)
そして、最後に⑥Audrey Hepburn Pavilion (オードリー・ヘップバーンホール)に立ち寄りました。ここにも、日本語の看板があります。
ここの説明文を読んで見ると、「建物の裏側にサプライズがあります」と書いてあるではありませんか!サプライズってなんだろ??
![](https://karin-de-ring.com/wp-content/uploads/2022/07/0C0FB25A-125A-4581-A845-C0BE4F7BF7A6-1024x768.jpeg)
さっそく建物の裏に周ってみました。ところが、建物の裏はサッカー場になっているだけで、何もありません。誰もいません。
![](https://karin-de-ring.com/wp-content/uploads/2022/07/36B4878C-ADF2-492A-AB13-5FDE7E317B8B-1024x768.jpeg)
とりあえず、他の方向も見渡してみたら・・・
![](https://karin-de-ring.com/wp-content/uploads/2022/07/E6DF3915-DB5C-4E45-B4D7-479B9F2DD7A1-1024x768.jpeg)
あ!!!「Château de Vufflens(ヴュフラン城)」が見える!サプライズってこれ???
結局、建物の中はクローズしていたし、他に何も見つからなかったので真相は分からないままですが、お城が見えて良かったです(笑)
Audrey Hepburn Pavilion (オードリー・ヘップバーンホール)の場所
電車に乗るよ!
![](https://karin-de-ring.com/wp-content/uploads/2022/07/2250A78D-00E7-470A-839F-77344CAA1F04-1024x768.jpeg)
このルートを徒歩で見るのに約1時間かかりました。
色々と見れて満足し、駅まで戻ってきました。
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線路を越えて、駅の小さな待合室で電車を待ちます。
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この駅も、ボタンを押さないと電車が停まらないので、乗るときは押すことを忘れずに!
また、一車線のため、逆方向行きの電車も来ます。2分くらいの差しかないので、間違えて逆方向の電車に乗らないようお気をつけくださいね。
ということで、この後は近くのアウトレットに向かいます♪明日の記事でご紹介しますので、また明日も是非ブログに遊びに来てくださいね!
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