母と私はとても温泉が好きです。出産前は一時帰国のたびに温泉に行っていました。
出産してからは、なかなか赤ちゃんと泊まれる施設がなく半ば諦めていたのですが、母が「星野リゾート 界」というシリーズを見つけてきたのです。「星野リゾート 界」は「温泉好きも納得でき、美味しいお食事と落ち着いた時間を赤ちゃんと過ごせる!」というドンピシャな温泉だったので、前回の一時帰国から界シリーズにハマりました。(前回の一時帰国では栃木県の「界 日光」「界 川治」の2箇所行きました。)
そして、今回の一時帰国では、なんと!6箇所の界を巡ってきましたよ♪
先日ご紹介しました「界 伊東」「界アンジン」「界 箱根」に続きまして今日は、山口県の「界 長門」をご紹介していきたいと思います!
また、今までに行った「界」シリーズの宿泊記を記事の最後に貼っておきますので、是非お読みくださいね。
「界 長門」
「界 長門(ながと)」は山口県長門市の温泉街にあります。
今まで行った「界」シリーズはもともと地元の老舗旅館を買い取り、改装して使われていたのですが、「界 長門(ながと)」はどこかの旅館の跡地ではなく、最初からこの地に立てたそうです。
江戸時代に藩主が過ごした御茶屋屋敷をテーマとした温泉旅館とのことですが、どんな雰囲気でしょうか・・・?!
チェックイン
今回は飛行機で福岡空港まで飛び、レンタカーを借りて福岡県から山口県まで来たため、到着が17時近くになってしまいました。
それでも、笑顔のスタッフさんが駐車場に迎えにきてくれ、温かい歓迎を受けました。
ロビーはとてもシックで静かでいい雰囲気です。
窓からは深川川を見ることができます。川辺にある旅館なんですね。
チェックインの準備中にお茶を淹れてくれました。フロントでお茶のサービスがあったのは、界シリーズを周り始めて初めてです!
お茶のサービスはとても嬉しいですよね。
お部屋へ
手続きが終わり、お部屋まで案内してもらえました。
エレベーター前には館内案内が貼ってあったのですが、とても広いではありませんか!
こんなに広くて17時ギリギリに来たことが悔やまれます!!でも、せっかく来たからには全部制覇しないと!(笑)
館内は4階建てで、最上階でした。最上階って特別感があって嬉しいですよね。
エレベーターを降りると、これまたシックなエレベーターホールに出て、
障子がいい味出している廊下を進みました。
お部屋に到着しましたよ!お部屋ランプは特別なガラスなんですって。角度で色が変わるもので貴重なんだとか。
お部屋
扉を開けると、玄関となっていました。
さて、お部屋はどんな感じでしょうか!?
わ〜!素敵!広々していて過ごしやすそうです。さすが、各藩の藩主が宿泊したという部屋をイメージしているだけあって、いい雰囲気です。
ベッドには山口県の無形文化財である徳地和紙のヘッドボードがあしらわれていました。カラフルで素敵です。
ベッド横はミニデスクとなっていて、
萩焼の湯呑みやコーヒーカップが用意されていました。贅沢です。また、生姜湯とドリップコーヒーもありました。
冷蔵庫にはジュースやビールが入っていましたが、有料でした。お水は無料です。
クローゼットには甚平と足袋、羽織が入っていました。
ベッド正面には寛ぎの空間があり、
テーブルの上にはウェルカムお菓子が用意されていました。ご当地のものが用意されているのって嬉しいですね。
お部屋の鍵がこれまた可愛かったですよ♪小さなこけしみたいな木の人形でした。これも山口県の特産品だそうです。
正面の赤い壁はスライドするとテレビが出現しました!これに気がついたのが帰る間際だったので結構びっくりしました。隠しテレビっていいですね。いつか家を建てることがあったらこういう風にしたいな〜。
次は洗面所です。
お楽しみの風呂敷を発見しました!「界長門」は深い青ですね。
中身は、歯ブラシ、ブラシ、ヘアゴム、コットン、綿棒が入っていました。
ちなみに、この風呂敷について知らない方のためにお話しますと、星野リゾート「界」シリーズに宿泊すると、風呂敷に包まれたアメニティーが用意されています。この風呂敷は全国23の界(2024年3月時点)で全て違う色で用意されているのです。
なので、一つゲットしちゃうと他の色も欲しくなり、しまいにはコンプリートしたくなってしまうという恐ろしい風呂敷なのです。
今のところ、「界 日光」「界 川治」「界 伊東」「界 アンジン」「界箱根」に続いて「界 長門」と6個目になりました。なんだか嬉しいです♪
洗面所のアメニティーは、洗顔ソープ、クレンジング、化粧水、乳液、ボディーローションと全てのアメニティが揃っていました。界に来ると、アメニティが全部あるので本当に手ぶらでこれます。
また、ハンドソープもありました。
お風呂は浴槽はなく、シャワーのみです。うちの赤ちゃんはシャワーが好きじゃないので、大浴場にあるベビーバスを使ってお風呂に入れました。
大浴場にベビーバスが用意してあるのって本当に助かります。
お手洗いは個室です。
最後にフロアマップですが、ほとんど同じ広さみたいですね。
アクティビティ
案内してくれたお兄さんがおすすめしてくれたので、アクティビティに参加しました。
ここではご当地楽として、オリジナル飾り扇子が作れます。時間ごとに人数制限があるのですが、
この木札が貰えれば、予約できたということになります。夕食前の時間帯をゲットできました♪
会場はこんな感じで真っ黒でした!黒くてかっこいいな〜。
何も書かれていない紙の飾り扇子を貰い、墨を使って自由に文字やイラストを書くというアクティビティです。
墨から自分で作るので、よりオリジナル感がでました。
私の完成品は・・・ぐちゃぐちゃだったので、とてもじゃないけどお見せできません(笑)
でも、楽しい体験ができて良かったです。
ラウンジ
「界 長門」のラウンジはちょっと離れにあります。
専用の扉を出て一度外に出る必要があるのですが、どんなところかワクワクしますよね♪
扉を抜けると、屋根付きの外廊下がありました。
ここを進んでいきます。
右に小道があるので、夜暗い時は間違えてここに入っちゃったのですが、皆さんは間違えないようにお気をつけくださいね。
この先を行っても行き止まりでした(笑)
道なりに進んでいくと看板が出てきます。直進すると客室、左に曲がると大浴場とトラベルライブラリーと書いてありました。
そして、しばらく進むと・・・
素敵な建物がありました!ここがラウンジ「トラベルライブラリー」です。
中は広々としていて、落ち着いた雰囲気でした。
ドリンクは、コーヒーや、
紅茶、ハーブティーがあり、
鶏卵せんべいもありました。ちょっとしたお菓子があると嬉しいです。
ちなみに、朝は光が入ってとても清々しかったですよ!
朝の光が入る席でゆっくりコーヒータイムは贅沢な時間でした。
また夜の雰囲気に戻りますが、ここのトラベルライブラリーには、もう一つの扉があります。
提灯を一つ持って、扉を開けると・・・
なんと温泉街にそのまま出れてしまいました!
夜の温泉街はまだちょっと人気がなかったのですが、夜のお散歩を楽しめました。
「界長門」の建物全体を見ることもできたし、母と色々おしゃべりしながら夜のお散歩を楽しめたのも良かったです。赤ちゃんは抱っこ紐の中で寝ていました。
ちなみに、朝はこんな雰囲気でしたよ!夜と全然違いますよね。川も綺麗です。
出入り口も素敵です。夜と朝のお散歩、とってもおすすめです。
大浴場
さて、「トラベルライブラリー」を出たら大浴場へ向かいます。
「トラベルライブラリー」から更に進み、左に曲がると
大浴場の扉がありました。本当に迷路みたい・・・
中に入ると、温泉学が学べるポスターが貼ってあり、
湯上がりに休憩できるスペースがありました。
そして、休憩スペースには・・・
夏みかんジュースと小野茶、そして
アイスキャンディーがありました。湯上り後に冷たい飲み物やアイスキャンディーはさっぱりしていいですよね。
一番奥が大浴場です。
脱衣所は広く、ダイソンのドライヤーがあり、クレンジグ、化粧水、乳液、洗顔、ボディーローション、ブラシ、コットン、綿棒となんでも揃っていました。
また、ウォーターサーバーもあるので、水分補給もいつでもできます。
ベビーベッドはなかったので、床にタオルを敷いて赤ちゃんの体を拭くことになりましたが、タオルがたくさん用意されていたので助かりました。
温泉は広くてとても気持ちよかったですよ。お写真は是非公式HPからご覧くださいね。
夕食
アクティビティや温泉、お散歩とやることがたくさんの「界長門」ですが、一番のお楽しみの夕食の時間になりました。
夕食会場に着くと、席に案内されます。
今回も半個室でゆっくりできるお部屋でした。
赤ちゃん用のゆりかごが用意されていたのですが、これがとてもよかったです。メリーがゆらゆらするので、うちの赤ちゃんは楽しそうにしててくれました。
ここからは大人のお楽しみタイムです♪どんなものが食べられるのでしょうか!?
メニューはこんな感じでした。お食事の写真と一緒にご紹介していきますよ!
とその前に、母は「せっかく山口県に来たのだから、ヒレ酒を飲まきゃ!」と河豚のヒレ酒を頼んでいました(笑)山口県は河豚が有名ですものね♪
乾杯をしたら先付けとして「烏賊の二色和え」がきたのですが、お腹が空きすぎていたのか写真を撮る前に食べちゃいました(笑)
続いて、煮物椀がきました。「焼穴子とゴボウの信田巻き」です。透明なお出汁の中に浮かぶ穴子とゴボウの信田巻きは優しいお味でとても美味しかったです。椀物の温度が絶妙で熱すぎず適温でした。
次はお楽しみの宝楽盛りです!
八寸として「蛸柔らか煮」「鴨山椒鋳込み」「厚焼き玉子」「カリフラワーすり流し」「山くらでの胡麻よごし」「季節の小袖寿司」「甘鯛の南蛮酢」「鰻ざく」が盛られ、一緒にお造りとして「ひさまさ、けんさきいか、鯛」がきました。
「ひらまさ」は初めて食べたのですが、ぶりやカンパチの仲間だそうです。どうりで美味しいわけです!
次は揚げ物です。食器が可愛らしいです。内容は「帆立挟み揚げ、じゃがいもの変わり揚げ、野菜の天ぷら」でした。じゃがいもの変わり揚げは外がさくさくで中はなめらかな揚げ物で新食感でとても美味しかったですよ。
次は蓋物です。「宝きび餅」というそうですが、きび餅にお豆や野菜が混ぜ込まれていてとろ〜り餡がかかった、もちもち食感の一品でした。
焼き物はこちらの蓋付き鍋の中ですが、開けてみると・・・
和牛でした!料理名は「和牛の吉野仕立て ゆずきちおろし」とのことでした。吉野仕立てとは葛粉でとろみをつけた料理のことを言うそうで、確かにとろっとした餡でした。
ゆずきちは、山口県の伝統果実・伝統柑橘のことで、かぼすの仲間なんだそうです。ゆずきちって名前が可愛いですよね。
ご飯は「河豚皮土鍋ご飯」でした。ここにきて河豚の登場です!炊きたての土鍋ご飯と河豚の香りが一体となって食欲がそそられました。
お味噌汁と香の物、ゆずきちおろしと一緒に和牛を頂きましたよ♪
香の物はこんなに可愛い食器に入っていました!
最後にデザートですが、「界長門特製 夏みかんあんみつ」でした。
一口サイズの寒天やアイスクリーム、いちごにあんこと量も良くて最後までとても美味しかったです。
朝食
たくさんのアクティビティをこなして楽しく初日を終え、ぐっすり寝れました。
さて、朝食の時間です!
朝食の席にも赤ちゃん用のバウンサーが用意されていました。このバウンサーが凄く可愛くて気に入りました!もっと早くに知れていたら買いたかったくらいです。
また、赤ちゃん用の食器が全て木でできていて、驚きました。木製の食器はぬくもりが感じられていいですよね。
さて、朝食はどんなものが食べれるのでしょうか!?「桶盛り朝食」・・・?
メニュー開いてみると、朝食メニューの他に「まごわやさしい」の文字とともに、どんなものを食べるのがいいのかの説明も書いてありました。
この説明書きがあるということは、今からくる「桶盛り朝食」で全て食べることができるということですよね!?素晴らしいです♪
なんて母と話しながら待っていたら朝食が運ばれてきました!確かに桶の中にお魚とか玉子焼きが入っています!
内容は、「焼き魚」「ほぐし蒲鉾」「烏賊しゅうまい」「だし巻き玉子」「干し海老の卯の花」「かんぴょう胡麻和え」「昆布梅」「鶏肉と切り干し大根のきんぴら」「椎茸真薯」「ひじきと赤こんにゃくの煮物」「豆腐」「ご飯」、「アカモクのお味噌汁」、「ヨーグルト」「香の物」でした。
朝から何品の食材が食べれるの!?ってくらいたくさんの食材が使われています。こうした朝食は本当に贅沢ですよね〜。
ところで、このお鍋の中は何だと思いますか?これは、「アカモクのお味噌汁」なんです。こうやってお味噌汁を出してもらえると特別感があっていいですよね♪
まとめ
以上、山口県の「界長門」の宿泊記でしたがいかがでしたでしょうか?
ここのスタッフさんは、みんなとても親切で、とっても気持ちよい滞在ができました。また、アクティビティも色々あるし、ライブラリーでの休憩や夜のお散歩もできて楽しかったです。
ちょっと行きにくいのが難点ですが、苦労してでも行く価値ありな施設だと思うので、どこの界に行こうか悩んでいる方は是非「長門」も候補にいれてみてくださいね!
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