スイスで子育て 妊娠

🇨🇭日本人夫婦のスイスで妊娠!②12w−14w〜出生前診断で不安だった日々編〜

2024年7月23日

我が家には、現在1歳になる赤ちゃんがいます。私は、スイスのジュネーブで出産したのですが、出産した病院と妊娠中のクリニックは別でした。

遅くなっちゃいましたが(かなり・・・)先日から、妊娠中の検査などについてお話しています。もし、今後ジュネーブで妊娠される方や、妊娠中の移動でジュネーブに来た方の参考になれば幸いです・・・!

ということで、今日はスイスの保険でカバーされる13週以降の検診と出生前診断のお話についてです。

スイスでの出生前診断はデフォルトでついてくるのですが、どんな検査をしてどんな結果だったのでしょうか・・・?

「〜出生前診断で不安だった日々編〜」の始まり、始まり〜

その①「日本人夫婦のスイスで妊娠!①〜妊娠発覚&検診(保険適用外)編〜」はこちらから読めます↓

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出生前診断とは

前回の記事で、「スイスは妊娠13週目から出産後8週目までは保険でカバーされる」とお話したのですが、私の3回目の検診が12週4日でした。

しかも、その日に出生前診断をすることになり、保険適用外だったはずなんですが、出生前診断が妊娠検査の必須項目だったからなのか(私の場合)保険でカバーされ、請求はきませんでした。

ちなみに、出生前診断とは出生前にいくつかの先天性異常を検出するための検査です。日本では、この検査が実費となり10万〜20万ほどかかるそうです。

出産前にお腹の赤ちゃんに異常がないかの確認をする検査は、人道的な考えから日本ではあまり推奨されていません。

それはそうですよね。だってせっかくお腹の中に宿った大切な赤ちゃんが、まだ3ヶ月の時点で異常があるかどうかを調べるわけで・・・もし異常があった場合どうするの?ってとても悩むことになります。

もし「異常がなかったら、よかったね」で済みますが、もし「異常があったら・・・?」ってそんな気持ちになることすら嫌じゃないですか。

ですが、スイスでは妊婦検診の中に最初からこの検査が入っています。もちろん保険でカバーされます。

そんな事前情報を持って3度目の検診へ行きました。この日は出生前診断なのでいつものクリニックではなく、指定されたラボでの検査でした。

12週4日目〜指定ラボで出生前診断〜

この日は、「Dianecho」というラボでの検診でした。いつものクリニックのドクターはいません。

専門検査の場合は専門家が見るという感じなんですね。

まずは、出生前診断の血液検査をしました。

それからエコーを見てもらいました。

さすが、専門病院ということもあって、エコーは4Dでした!まだ12週なのにとってもリアルです!

まだまだ小さいけど、手足もしっかりと見えています。愛おしい〜。

ドクターと看護師さんの2人体制で色々とエコーを見てもらったのですが何度も首のあたりの厚みを測っていました。なんだろう?と思いながらも、2人とも笑顔だったし、何も言わなかったのでとくに気にすることなく病院を後にしました。

13週0日〜出生前診断の結果〜

この日は、いつものクリニックへ行き出生前診断の結果を聞ける日でした。

主人も私も何も思わず、いつものようにクリニックへ行ったのですが、ドクターがあまり元気ないのです。

いつもは「ボンジュール!サバ!」って笑顔で抱きついてくるのに、どうしたんだろう・・・?と少し不安な気持ちになりました。

とりあえず、今日結果を知れることはわかっていたので、席について結果を教えてくれるのを待っていると・・・

「これは、あくまでも血液検査だけの結果だからね。」と前置きがあり、聞かされた結果は・・・

なんと44分の1の確率でなんらかの先天性異常を持つ可能性があると言われたのです・・・

これは年齢も加味されてしまうので、なんとも言えませんが、20代であれば1000分の1、40代だと100分の1と確率がものすごく上がってしまうのです。

でも、私の場合まだ40歳になっていないのに44分の1と出たので、これにはドクターも不安になったみたいで・・・

ここで、次のステップに進むか問われました。

①もう少し精度の高い血液検査をする

②絨毛検査、もしくは羊水検査を受ける

③何もしない

主人と話し合った結果、②の絨毛検査という次のステップに進むことにしました。

絨毛検査をすると99.9%の確率で先天性異常の結果がわかります。なので、ほぼ決定的な検査なのですが、「もしこれで異常があった場合の覚悟はできていますか?」と問われました。

これについても、私達夫婦の中で結果は決めていたので、その覚悟はあると返事をして次のステップに進むことにしました。

クリニックを出る時にドクターに「l'm sorry・・・」と言われ、大泣きしてしまいました。

幸せだった妊娠なのに、なんどもエコーで可愛い尊い赤ちゃんの姿を見ていただけに、本当に本当に不安になりました。

10年という月日、なかなか妊娠ができず思い悩んで、やっとできた赤ちゃんだったのに、こんなことになるなんて・・・

その日は家でもずっと泣いていました。

血液型検査

クリニックの帰り、「絨毛検査のために血液型を知りたいから検査してきて」と言われました。

また違うラボへ行き、血液を採取してもらいます。

結果は後日郵送できて、血液型カードみたいなものを発行されました。

13週6日目〜絨毛検査〜

ついに絨毛検査の日がやってきました。

この検査は出生前診断をした「Dianecho」で行われました。

検査の前に、「再度この検査を受けることに間違いはないのか?」とドクターに聞かれました。

そして、いくつかの書類を渡され、そこには絨毛検査を受ける際のリスクなどが書かれていました。

一番恐ろしかったのは、「1%の確率で万が一の事が起こる」というものです。これは本当に怖かったのですが、自分と赤ちゃんを信じて検査に進むことにしました。

覚悟を決めて検査にきたのに、更に検査前の確認は30分はかけたと思います。それくらい慎重で重い検査であるということです。

検査に進むことを再度ドクターに伝えたら、そこからはトントン拍子に進みました。

ドクターと話していた部屋に手術用ベッドがあったので、そのまま「そこに寝て〜。ご主人は奥さんの検査の様子見るの?見てもいいけど、倒れないようにね。あ、いや、倒れてもいいけど後ろに倒れてね。絶対に奥さんの方に倒れてこないように!重要な検査だから。」と半分冗談を言いながら準備を始めました。

当の私はと言うと、妊娠中なので麻酔を打つことはできないとのことだったので、怖くて怖くて何も見れませんでした。ただ、ただ、モニターを見ていました。(主人は万が一のことがあったらいけないと思ったのか、若干離れた場所で見ていました(笑)

そして、「では始めるね」との掛け声と共に、お腹に針が刺されました。

これは、正直めちゃくちゃ痛かったです。しかも一瞬で終わるとかじゃないんです。細胞を採っているので結構長い時間針を刺されていました。

慎重にドクターが細胞を採ります。

そして、細胞を採り終わると赤ちゃんの心音などを再度確認してくれ、「成功したよ!大丈夫、お疲れ様」といい、あとはアシスタントの方に代わりました。

側で応援してくれていた主人は「検査中は言えなかったけど、びっくりするくらい太い注射器だった。よく頑張ったね」と言いました。

え・・・そんなに太い注射だったの!?見なくて良かった・・・

検査の後、立ち上がろうとしたらお腹に全く力が入らなくて、しばらく立つことも歩くこともできませんでした。

結果は・・・

結果は年末だったのもあって、一週間くらいかかると言われていたのですが、12月30日の夕方18時半にドクターから電話がきました。

「おめでとう!陰性だよ!問題ないよ!良いお年を!」

えっ!?えっ!?ほんと!?

もう、めちゃくちゃ不安だったので、本当に安心しました。きっとドクターも、早く結果を教えて年越しをいい気持でしてもらいたいと思ったのか、年末のギリギリに電話をくれたのですね。本当にいいドクターです。

まとめ

レマン湖沿いのカウントダウン花火

主人と安心した気持ちで年越しを過ごすことができました。

本当に本当に不安な日々を過ごしましたが、素晴らしい結果で本当に良かったです。

年があけたら、改めて書面で検査結果が届きました。

そこには本当に様々な先天性異常の名前と結果が書かれていて、こんなにたくさんのことがわかるのかと驚きました。

それから、そこにはさらっと性別も書いてあったのですが・・・

次回、性別とその後の検診編でお話しようと思います。その③に続く・・・

🇨🇭日本人夫婦のスイスで妊娠!③16w−23w〜性別判明&足のつりが酷すぎてやばかった日々編〜

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