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🇫🇷Musée de Grenoble(グルノーブル美術館)

2021年8月30日

先日から、Grenoble(グルノーブル)についての記事を書いていますが、今日は、観光の途中で行ったGrenoble(グルノーブル)美術館についてご紹介したいと思います。

他のGrenoble(グルノーブル)の記事についてはこちらからご覧下さいね↓

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🇫🇷南仏Grenoble(グルノーブル)にあるミシュラン一つ星レストラン「Restaurant le Fantin Latour」のランチ

グルノーブル駅から歩いて約20分の静かな場所に、Musée de Grenoble(グルノーブル美術館)があります。

Musée de Grenoble(グルノーブル美術館)は、1798年に創設され、900点以上の作品を保有している美術館です。1994年に改築され、今では現代アートの展示もあります。

さて、そんな歴史あるMusée de Grenoble(グルノーブル美術館)では、どんな作品に出会えるでしょうか。

まず13世紀代の作品の展示室からスタートします。

写真からも分かりますように、一つ一つの作品がとても大きくて大迫力でした。

こちらは1560年〜1624年頃に描かれた作品です。当時の食卓の様子ですが、美味しそうなフルーツに色とりどりのお花、といい暮らしをしていたのだなぁと感じました。

こちらは「アニマルとフルーツとお花」というタイトルの作品です。1661年頃に描かれた作品ですが、孔雀の羽が凄く目を引きますね!よくよく見てみると、猿がバイオリンを弾いていたり、チェロに蝶々が留まっていたり、興味深い作品でした。

こちらは1726年〜1728年に描かれたイタリア・ベネチアの風景です。

同じく、こちらもベネチアの風景ですが、今から約300年前の風景なのに、今とほとんど変わっていないことに驚きました!

こちらは1837年のグルノーブルの街並みです。先日同じような場所を通ったので、比較してみました!

中央を流れる川や要塞がそのままですね!

美術館は非常に広くて、作品数も多いのでどんどん見ていきます!

こちらは、グルノーブル出身の最も有名な画家、HENRI FANTIN-LATOUR(アンリ・ファンタンラトゥール)の作品です。

先日ご紹介したレストラン記事でも触れましたが、実はこの美術館に行くまで、自分達が予約したレストランがHENRI FANTIN-LATOUR(アンリ・ファンタンラトゥール)の最初の美術館で使われていたということを知らなかったのです。

なので、なんとな〜く作品を見て、なんとな〜く作家の名前を見た時にびっくりしました!

「え!?今日のランチで行くレストランの名前と同じだ!」と!!

この作品を見ることができてよかったです♪

レストランの記事はこちらから↓

🇫🇷南仏Grenoble(グルノーブル)にあるミシュラン一つ星レストラン「Restaurant le Fantin Latour」のランチ

この辺から有名な画家の作品が続きます。

Pierre‑Auguste Renoir (ピエール=オーギュスト・ルノワール)の「帽子を被ったガブリエル」

Camille Pissarro (カミーユ・ピサロ)の「La maison Delafolle a Eragny , solell couchant」などを見て、次の部屋へ行きました。

窓が大きいこの部屋には鏡がランダムに置いてあるだけで、不思議な空間でした。これも現代アートの一部かな?

こちらは、Pablo Picasso (パブロ・ピカソ)の作品で「銃士と子供」ですって!

え、この緑の人が子供なのか、もう1人の馬みたいな方が子供なのか・・・緑の人は銃士にも見えるし、馬みたいな人も銃士と言われればそう思えるし・・・ピカソって本当に不思議な作品が多いですよね!

こちらもピカソの作品ですが、描かれている女性はピカソの最初の妻であるOlga Khokhlova (オルガ・コクローヴァ)です。それだけでも、見るのに十分な情報ですが、こちらの作品は、彼女の手に特徴があり、新古典主義として認定されるスタイルを採用した作品なんだそうです。もともと、「キュビズム」という技法を創出していたので、こういった古典的な作品は当時のピカソにとって新しい技法を初めた時期だったんだとか!

さて、次の部屋に入ったらなんとも気になる作品が・・・

大量のセント・バーナード犬!!こちらは、Henri Cuecoの作品で、タイトルは「大門」です。え?そっち!?(笑)タイトルで一切犬には触れていないことに衝撃を受けましたが、確かに大量のセント・バーナード犬、しかも大型犬を描くことで、この門がどれだけ大きいか想像できますよね!

そ・・・想像力大事!(笑)

そんなこんなで作品を楽しんでいました。

途中このような窓があるのですが、目の前に川と要塞があるので、作品を見ながら外の景色も楽しめましたよ♪

そして、Marc Chagall (マルク・シャガール)、

Alberto Giacometti (アルベルト・ジャコメッティ)

Joan Miró (ジョアン・ミロ)と名だたる画家の作品を見て・・・・

?????(笑)

ひときわ目を引く、カラフルで不思議な作品に出会いました。

こちらは、Tarsila do Amaralという女性アーティストの作品なのです!ブラジル出身の彼女は、翻訳者でもあり、ラテンアメリカを代表するモダニストアーティストの一人と位置づけられています。

作品名は「A cuca」ですが、フランス語で探しても意味が出てこず、どうしても気になったので、調べてみました。どうやらこの作品は娘のために描いたそうで、「A cuca」は、森の真ん中で、カエル、アルマジロを待っている奇妙な動物の名前?のようでした。

架空の生き物かな〜と思いながらリサーチを進めていたら、「A cuca」は実はワニのような姿をした老婆で、悪いことをした子供や夜なのに眠らない子供達を怖がらせる生き物として存在しているそうなのです!実際は怖い生き物だけど、ブラジル的な明るい色合いでポップに描いたことによって子供にも受け入れてもらえるようにしたんだとか!

それで、ポルトガル語で検索をかけたら、実際に「A cuca」という話があって、(日本で言う日本昔話のような?)イラストを見たら、それはそれは恐ろしいドラゴンでした(恐)

面白い発見ができたので、この作品に出会えてよかったなぁと思いました!

この後は、現代アートの展示に入っていきます。

1966年に描かれたMARTIAL RAYSSEの作品です。12枚の長方形のガラスプレートで作られているそうです。

隣の部屋にJean Dubuffet (ジャン・デュビュッフェ)の作品もありました。彼の作品はひと目ですぐに分かりますね!

以前、Jean Dubuffet (ジャン・デュビュッフェ)について書いた記事がありますので、是非お読みくださいね↓

🇨🇭Collection de l'Art Brut(アール・ブリュット美術館)

さぁ、美術館の見学はこれにて終了です。

今回も、面白い作品を見ることができてよかったです!Musée de Grenoble(グルノーブル美術館)は綺麗だし、様々な時代の作品があるので、どの方でも楽しめる美術館じゃないかなぁ!と思いました。

以上、「Musée de Grenoble(グルノーブル美術館)」でした。

【基本情報】

火曜日休館日、10時〜18時半まで営業。入場料は大人1人8ユーロ(約1,050円)

「Musée de Grenoble(グルノーブル美術館)」の場所はこちら↓

最後までお読み頂きありがとうございました。美術館って涼しくていいよね!と思った方、「ぽち」っとお願いします♪(笑)

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