スイスではロックダウンが解除され、国内旅行は許容されてきたので近場の3つの都市(Luzern(ルツェルン)、Bern(ベルン)、Fribourg(フリブール))へ日帰り旅行をしてきました!
今日はまずLuzern(ルツェルン)という街のお話です。
今回もお得なパスカードを駆使して、朝早くから行動しました。
1日中何に乗ってもスイス国内なら75フラン(8400円くらい)のパスです。後日、別の記事で書こうと思いますが、Half Fare Travelcard保有者専用の1日パスになります。遠くへ行けば行くほど、お得になります。
朝7時、Genève(ジュネーブ)発 Luzern(ルツェルン)行きで向かいます!
乗り継ぎなしで3時間1分で到着します。
電車の中はこんな感じで、ゆったりできます。自由席ですが、とても空いていたので一つのボックスを使わせてもらいました。
目的地へ向かう途中の景色です。ラヴォー地区の葡萄畑が見えますので、進行方向に向かって右側に座ると良いです。とても綺麗!
あっという間に3時間経ち、Luzern(ルツェルン)に到着しました!
これは、現在使われている新しい駅です。火災で焼失し、1991年に再建されたそうです。
1991年以前の駅の門は目の前に残っていて、見ることができます。
とても、雰囲気のある素敵な門でした。
さぁ、ここから街歩きが始まります!
駅をでると、すぐにフィアヴァルトシュテッター湖が目の前に見えます。
すぐ横には、Luzern(ルツェルン)で有名なカペル橋を見ることができます。
(カペル橋はフィアヴァルトシュテッター湖から流れ出したロイス川に架かっています。)
カペル橋はLuzern(ルツェルン)のシンボルです。1333年に建設され、ヨーロッパ最古の木製の橋だそうです。1993年に火災で一部が焼けてしまいましたが、修復され今も使われています。
早速橋を渡ってみました。
橋の中にはこのような絵画が110枚掲げられています。この絵画からは街の歴史を読み解くことができます。
途中から火災で焼けてしまったのか、絵画が真っ黒のところもありました。それも歴史を感じますね。
橋を渡り終えて、少し歩くと時計台のある市庁舎があります。この時計台あたりから旧市街地がスタートします。青と白の旗はLuzern(ルツェルン)の州旗です。
Luzern(ルツェルン)の旧市街地はたくさんのフレスコ壁画があります。
とても圧巻でした。
街を散策したところで、博物館に入りました。
ここは、Luzern(ルツェルン)の歴史博物館です。私達は、スイス・ミュージアム・パスというパスを持っていたので、無料で入場できました。
ちなみに、このスイス・ミュージアム・パスを買っておけば、スイス国内にある約500の博物館にほとんどが無料で入れるパスポートです。また別途記事にしますね!
受付をすると、このようなタブレットを渡されます。展示物にはバーコードがついているので、それで読みとると説明がタブレット上に表示される仕組みとなっていました。ハイテク!!
ただ、展示物がショーケースの中にぎゅうぎゅうに陳列されているので、見づらかったですね。。。
「Historisches Museum Luzern」の場所はこちら↓
博物館を一瞬で出まして、また街歩きスタートです!
ここは、ロイス川ですが、水を調整している仕組みが見えます。中世の治水技術で、今も使われているそうです。仕組みとしましては、川の流れの中に堰(せき)が作られていて、板を上げ下げすることによって川の水位を調整するそうです。
中世の仕組みが今も残って使われているなんて、本当に感激します!
さて、もう一つの重要な橋に着きました。
先程見たカペル橋とそっくりですが、こちらは西側に位置しており、シュプロイヤー橋というそうです。
1408年に完成した木製の橋になります。こちらは65枚の絵画がかかっており、絵画自体は1635年にかかれたものだそうです。
こちらの絵画は1348年からヨーロッパで大流行した感染症「ペスト」の様子を描いたものが多く、死神や病人、悲しい人々の絵がたくさんありました。
さて!結構歩いてお腹が空いたので、ランチを食べに行きました。
MANORというデパートの屋上がLuzern(ルツェルン)の景色が一望できると聞いたので、ここに決めました。
ビュッフェではなく、一つ一つ値段が決まっていて、自分のトレイに食べたいものをとったら、レジで会計するというスタイルでした。わかりにくい。。。
たくさんのサラダとパルメザンチキンで、13フランくらいです。
たくさん野菜がとれたのは良かったと思います。
これは、MANORデパートの屋上レストランからの景色です。上から景色が見れて最高でした!
お腹がいっぱいになったので、午後の観光スタートです!
この写真の中央にいるライオンが見えますでしょうか。
このライオンは「瀕死のライオン」という名前がついています。Luzern(ルツェルン)観光で外せない箇所の一つでもあります。
このライオン、よく見ると槍が刺さり、とても苦しそうです。。。見ていてかわいそう・・・
1792年のフランス革命の際に、民衆からルイ16世とマリー・アントワネットを守ろうとして命を落としたスイス傭兵786名を悼んで造られたものだそうです。
このような形で残すことによって、歴史を伝えていけるのは、とてもいいことですよね。
「Löwendenkmal(瀬死のライオン像)」の場所はこちら↓
「瀕死のライオン」のすぐ横に「氷河公園」があります。
今は、入場料無料ですが、通常時は15フランです。(通常時スイス・ミュージアム・パスで無料)日本語のパンフレットあります。
ここは、Luzern(ルツェルン)の過去2万年前をさかのぼって見学することができます。
ただ、見学場所が制限されていて手前の化石コーナーしか見ることができませんでした。(本来見学できる場所の3分の1程度です。)
貝や波、葉っぱの化石や巨大なポットホール(水流によって形成された場所)は迫力があって驚きました。
「Glacier Garden of Lucerne(氷河公園)」の場所はこちら↓
次に向かったのは、「ブルバキ・パノラマ館」です。
入場料は12フランです。(スイス・ミュージアム・パスで無料)
中は、360度パノラマの映像とイラストで独仏戦争の様子が書かれています。見る部屋は2つしかないので、ここも一瞬で見終わります。
「Bourbaki Panorama Lucerne(ブルバキ・パノラマ館)」の場所はこちら↓
外に出ると、雲がはけて、太陽が照ってきました!
カペル橋が朝よりも美しく見えます!
美しい町並みも堪能したので、Luzern(ルツェルン)観光の最後に素晴らしい美術館に向かいます!
『ローゼンガルト美術館』
入場料18フラン(スイス・ミュージアム・パスで無料)
ここは、Luzern(ルツェルン)の画商ローゼンガルトのコレクションを展示している美術館ですが、そのコレクションが凄いんです!
ピカソ、パウル・クレー、セザンヌ、ルノワール、ミロ、モネ、マチス、シャガールなど名だたる画家達の作品がコンパクトな美術館で目の前で見れます!
特に、ピカソとパウル・クレーの作品は数が多く、とにかく圧巻です!あまり絵画に詳しくなくても、たくさんの作品を見ていると、ピカソとパウル・クレーの作品の特徴がわかってきますよ!
「Sammlung Rosengart(ローゼンガルト美術館)」の場所はこちら↓
さぁ、Luzern(ルツェルン)を満喫したので、次の目的地Bern(ベルン)へ向かいます!
スイス日帰りの旅②に続く・・・続きはこちらから読めます!↓
🇨🇭スイス日帰りの旅②〜まるごと世界遺産の街Bern(ベルン)編〜バラ公園、クマ公園、アインシュタインの家、1218年の時計塔
最後までお読み頂きありがとうございました。Luzern(ルツェルン)って綺麗だね!と思った方は、ぜひ「ぽち」っとお願いします♪
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