St.Gallen(ザンクト・ガレン)という地域に、世界遺産の修道院大聖堂、修道院図書館があります。修道院図書館は、8世紀に創設され、その後18世紀に改装、1983年にユネスコ世界遺産に登録されました。
バロック建築の傑作と言われている大聖堂とロココ調の美しい修道院図書館ですが、さてどんな場所でしょうか!

まずはこちら、St.Gallen(ザンクト・ガレン)駅で降りてから、徒歩で向かいます。

St.Gallen(ザンクト・ガレン)は、中世の街並の面影を感じることができる旧市街地で、車の乗り入れが禁止されています。

どこを見ても美しい街並みに、歩いているだけでも楽しめました。
駅から徒歩10分くらいで、ザンクト・ガレン修道院に着きます。ルートはこんな感じです。↓
大聖堂に入る前に、今日の本命の修道院図書館へ行きます。
実は、去年の秋に、一度来ているのですが、当時は修道院図書館が修繕中で、中に入ることが出来なかったのです。そして、今年の頭にもう一度行く計画を立てていましただ、その時はコロナが急速に拡大していた時期だったので、行くのをやめ、今回3度目の正直で来ることができた念願の場所でもあるのです。
ちなみに、その時のブログがありますので、こちらから是非お読み下さいね♪↓

修道院の敷地内に到着しました。以前来ているので、入口は分かっていましたが、とても分かりにくい場所にあります。

この小さな扉が修道院図書館の入口です。

よく見てみると、扉に本を読む人が彫られていました。

チケット売り場は、1階(日本でいう2階)なので、階段を登ります。
と、その前に、入口左に修道院図書館の中のポスターがあるので、そこで写真を撮っておくことをオススメします!何故かというと、修道院図書館内は撮影禁止です。ここのポスターでしか、中の様子を写真に収めることができないので、とても重要な写真スポットです。
もちろん私もこのポスターを撮影しましたので、後ほど・・・!

チケット売り場はお土産屋さんと一緒になっていました。

ポストカードや修道院に関するもの、本などが売っています。

本みたいなデザインの石鹸もありました。カラフルで可愛いです!

入場料金は大人18フラン(約2,150円)、学生12フラン(約1,450円)です。いつものように、「Swiss Museum Pass」があれば、無料で入れます。
営業時間は毎日10時〜17時までです。
「Swiss Museum Pass」について詳しく知りたい方はこちらをお読み下さいね♪↓

ちなみに、日本語のパンフレットがあります!

この廊下の奥にあるのが修道院図書館です・・・!
ついに入れるかと思うと、本当に楽しみになってきました。奥の扉を入ってチケットを見せ、撮影は禁止だと再度確認されました。

図書館に入る前に、スリッパが用意してあるので、靴を履いたままスリッパを履きます。図書館の床を傷めないためだと思うのですが、普通に歩けず、スキーみたいにす〜い、す〜いと滑らせて歩きました(笑)

そして、こちらが入口です!この重厚感のある入口、もうこの入口だけでどれだけ凄い図書館なのか想像がつきますね。そして、この先はもう写真が撮れないので、中の写真はありません。
なので、先程のポスターで中をご覧下さい!

本当にこういう感じでした!いや、もっともっと凄かったです!ハリーポッターに出てきそうな、と言えばいいのか。
ポスターには写ってないのですが、入口すぐのところに、大きな地球儀がありました。その地球儀も普通の地球儀ではなくて、とっても素敵で、星座とか色々星とか描いてあって、惑星みたいな形で、なんていうかディズニーに出てきそうな地球儀でした。
あとは、本が天井まで敷き詰められているのですが、一つ一つの本棚と本にアルファベット+数字が記載してありました。そのようにして、全て管理しているそうです。
そして、驚くことに、ここにある本の数は17万冊なんだそうです。ショーケースの中には、とても重要な本が展示してあるのですが、1年に1度ページがめくられるそうです。
本の他に絵画や本物のミイラ??も展示されていて、ちょっと怖かったです。
驚いたのが、飾ってあった絵画なんですが、以前行ったSolothurn(ゾロトゥルン)という場所にある「ゾロトゥルン美術館」にあったのと同じだったのです!↓

これは「ゾロトゥルン美術館」の作品ですが、この写真右奥の人が横たわっている作品と同じものがありました。この作品、他にもどこかで見たことがあったんだけど、思い出せない・・・もし、それを思い出したらスイス国内に同じものが3つあることになりますね。
ちなみに、「ゾロトゥルン美術館」やその周辺に行った時のブログがありますので、是非お読み下さいね♪↓
🇨🇭スイス日帰り旅行③〜「CFF day pass」を使ってお得に旅行!〜Olten(オルテン)・Solothurn(ソロトゥルン)・Biel/Bienne(ビール/ビエンヌ)編〜

図書館は一部屋だけだし、展示物もそんなに多くないので、数十分ほどで出ました。でも、本当に美しいから長くいれます!
図書館を出たら、今度は展示室へ行きました。階段で降りていくかエレベーターで行けます。

展示室も撮影禁止なので入口のみです。ここではザンクト・ガレンの西暦700年代〜1,000年までの本や重要な資料を見ることができます。また、それぞれにデジタル解説画面が設置されており、日本語を選べるのでとても便利でした。中世の建築用設計図の中で最も重要とされている、この修道院平面図も展示されていました。
それから「丸天井の地下室」も撮影禁止なので写真はないのですが、ここでは、聖ガルスによる僧庵の建造からユネスコ世界遺産に至るまでの1,400年の文化の歴史を展示物と共に紹介されています。
中でも、一番驚いたのは、福音書と呼ばれる895年の本があるのですが、表紙が象牙と宝石で出来ていました!

こんな贅沢な本、初めて見ました・・・しかも1冊だけじゃなく、何冊かありましたよ!(パンフレットより)

図書館と展示室を見たら外に出ました。

修道院の敷地の中ですが、入口がどれも凄いです・・・

石の門をくぐって中庭へ行きます。

すると、大聖堂がありました!こちらの大聖堂も圧巻です。
この大聖堂は、2基の塔からなる後期バロック様式の大聖堂です。ペーター・トゥンプさんとヨハン・ミヒャエル・べアさんの2人によって1755年から1767年に建てられました。もともとは修道院として建造されましたが、1847年から大聖堂として使われるようになったそうです。

中に入ることができるので、入りました。扉は大きいのに、入口は中央の小さなドアです。

中に入って、「わぁ!」と、思わず声が出ました。だって、内装がとても豪華じゃないですか!?(大聖堂は撮影OK(フラッシュはダメ)です)

そして、この天井がこれまた豪華なんです。この天井に描かれた絵は、聖人たちが集う天国なんだそうです。そういえば、図書館の天井もこんな感じでした。

奥には大きなパイプオルガンもありました。とても、素晴らしい大聖堂でした。

大聖堂を出て、修道院を出ると、そこはまた旧市街地で建物がとても素敵です。
歴史ある街、St.Gallen(ザンクト・ガレン)は何度来てもいいところです。レストランなどが通常営業に戻ったらレストランとか来てみたいなぁと思いました。
「Fürstabtei St. Gallen(ザンクト・ガレン修道)」の場所はこちら↓
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