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🇨🇭コロナ禍の5月の日帰りスイス旅行・前半〜伝説のナルシスの花、シヨン城、スイス最古のサン・モーリス修道院、シュトックアルパー城、UNESCO世界自然フォーラム

2021年5月27日

5月は、毎週のように旅行に行っているわけですが、今週はVaud (ヴォー)州とValais(ヴァレー)州を周ってきました!早朝5時起きして出発です!(前回が4時起きだったから、まだましです(笑))

今日の目的は、スイスの特定の場所にしか咲かない伝説のお花「ナルシス」を見に行くこと、2度目の「Château de Chillon(シヨン城)」訪問、そしてValais(ヴァレー)州でワインイベントがやっていると聞いたのでイベントに参加することの3つでした。それぞれの目的地に行く途中に、近くにあった修道院やお城、博物館も周りましたので、今日もとても濃い1日となっています。

長くなるので前半と後半に分けて1日の流れを綴っていきたいと思いますので、是非最後までご覧くださいね♪

まずは、Genève(ジュネーブ )→Vevey(ヴヴェイ)→Les Pléiades(レ・プレイアード)と乗り換えてナルシスの花を見に行きました。

ただ、天気が曇りだったので、お花が綺麗に見れるか心配でした。少しでも晴れることを願って向かいます!

Vevey(ヴヴェイ)に着いたら、登山列車に乗り換えました。この登山列車は、ゆっくりと進みながら標高約1400mの駅まで行きます。

ルートはこんな感じです。↓

余談ですが、この車両にはお手洗いがないので、乗る前に行くことをお勧めします。また、駅のお手洗いは有料なので1フランコインを忘れずに!

Blonay (ブロネ)で乗換です!と思って降りたら、なんと乗ってきた電車がそのまま目的地に行く電車に表示が変わりました!な〜んだ!降りなくてよかったじゃん(笑)

この駅のBlonay (ブロネ)の街のマークが、ハートを重ねたようなマークで可愛くて、つい写真を撮っちゃいました♪

改めて数分後、同じ列車で出発です!斜面を登るので、電車の傾斜が凄いです。

街がかなり下に見えてますね!

約40分後に、Les Pléiades(レ・プレイアード)に着きました!シャレー風の駅が素敵です。標高1348mのため、気温は5月にもかかわらず5度くらいでした。さむ!

ここには、一軒だけレストランがあって、(朝早かったため、まだ営業していませんでしたが)そのレストランのテラス席からの眺めが素敵でした!晴れてたらもっと凄かっただろうな!

レストランの下にちょっとした芝生があったので、そこからだと視界がもっと広がって景色が綺麗でしたよ!

さて、本命のナルシスの花を見に丘を登ります。

「ナルシスの花」とはスイセン科の花のことで、ヨーロッパではナルシスと呼ばれています。ナルシスは「5月の雪」と呼ばれていて、毎年5月中旬〜6月中旬にかけて、特別な地域にのみ咲き、それを見ることは難しく伝説の花と言われています。

また、ギリシャ神話からその名前がきているようです。ギリシャ神話もご紹介♪

美少年ナルキッソスが水を飲もうとした時に、水面に映る人物があまりにも美しく、その人物に恋をしてしまい(もちろんその人物とは自分)、水面に映る自分にキスをしようとして、そのまま水死してしまったそうです。その後、ナルキッソスが亡くなった場所から白い可憐な花が咲いたことから、ナルシスという名前が付けられました。また、このストーリーから「ナルシスト」という自分に酔う人のことを言う言葉も生まれたそうです!

さて、一面に真っ白なナルシスが咲き乱れる様子を見ることができるでしょうか!!一面に白いナルシスの花が咲いているのを見れると思うとワクワクして胸が躍ります!

さぁ!丘を登りきりました!!!

え・・・?!

えぇ〜〜〜〜〜(泣)

一輪も咲いてないじゃーん!!!(泣)

この苗?がいっぱいあったんですが、もしかしてこれだったのかな?ちょっと早かったかなぁ( ; ; )

すっごく期待していたので、本当にがっかりしました(泣)なので、仕方なく、丘を下りました。

ちなみに、ナルシスの花はこの画像のお花です。真っ白で華奢で可憐なお花ですね!

辺りを色々見ましたが、ナルシスの花には一輪も出会えなかったので、滞在時間17分で戻ることにしました。

ところが帰りの電車で、ぼ〜っと外を見ていたら・・・

んん?!これは!!ナルシスの花!!

窓越し&電車が動いているので、見えにくいのですが確かにナルシスの花です!

こっちも!!標高が1000mくらいから見え始めました!

あぁ、さっきの場所はまだ早かったんですね。。。

近くでは見れませんでしたが、伝説の花「ナルシス」を見れて良かったです♪ちょっと遠目ではありましたが、見ることができたので、早起きしてよかったです!

今日見に行ったナルシスの花の場所「Champ de narcisses」はこちら↓

来年またトライします!!

さて、気を取り直して次はChâteau de Chillon(シオン城)へ向かいます。

Les Pléiades(レ・プレイアード)→Vevey(ヴヴェイ)→Veytaux-Chillon(ヴェトーシオン)のルートです。↓

Château de Chillon(シオン城)は、スイスで1番観光客が訪れるお城で、まるで湖の上に浮かんでいるような佇まいは、訪れた人の心を奪うほど美しいお城です。

ちなみに、ディズニー映画「リトルマーメイド 」のエリック王子のお城のモデルと言われています。

確かに似ていますね!

お!Vevey(ヴヴェイ)からVeytaux-Chillon(ヴェトーシオン)に向かう電車の中からシヨン城が見えてきました!

Veytaux-Chillon(ヴェトーシオン)駅に到着です!ここからは、シヨン城を見ながら小道を歩いていきます。

日本語の「ようこそ!」もありました!

歩くこと数分でシヨン城に到着しました!実は、シヨン城は2度目の訪問なのです。と言いますのも、シヨン城の一番の見どころはお城の地下なんですが、1度目の訪問の時に地下が見どころだと知らず、地下を見ずにお城を出ちゃったのです(泣)なので、今回はそのリベンジを果たすべく、再訪した!ということなんです。

なので、先程お見せした晴天の写真は前回行った時のものでした。今回は雨のため、ちょっと暗い写真でシヨン城の良さが全部伝わらないと思ったので、シヨン城の名誉のためにも、晴れの写真を貼っておきました(笑)

もしよろしければ、晴天のシヨン城の日の記事がありますので、こちらからお読み下さいね♪↓

🇨🇭スイス日帰り旅行〜Montreux(モントルー)&Vevey(ヴヴェイ)編〜シヨン城、ネスレ博物館、世界遺産のワイン畑ラヴォー地区

入場料は16歳以上が13.5フラン(約1,650円)、6歳〜15歳が5フラン(約600円)です。また、「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。

営業時間は4月〜12月は毎日営業で10時〜18時まで(17時最終入場)です。1月〜3月は月曜日が休館で、10時〜17時(16時最終入場)です。

「Swiss Museum Pass」についてはこちらからお読み下さいね♪↓

🇨🇭スイスでお得に生活する〜乗り物編(GA Travelcard 、Half Fare Travelcard、Swiss Museum Pass、Saver Day Pass、CFF day pass)

シヨン城は、12世紀半ばから13世紀にかけて基盤が建てられ、お城の持ち主がサヴォイア公→ベルン州→ヴォー州とと変わるにつれて、より頑丈になっていった要塞の役割を担うお城です。

そんなシヨン城の地下は、ゴシックアーチが美しい石づくりの部屋です。一番奥の部屋まで行くと、当時取り忘れた木の骨組みが見ることができ、その骨組みが残っていたおかげで、どうやって石でアーチ状の建物を造ったのか判明したそうです。また、この場所は牢獄になっていた歴史もあります。

他にも、様々なコレクションや、壁画、当時の家具や装飾を見ることができました。ちなみに、シオン城は日本語オーディオガイドがあるので、借りることをオススメします!(1台6フラン(約730円)※事前にアプリをDLすると370円で携帯から聞くことができます)

Château de Chillon(シヨン城)の場所はこちら↓

シヨン城のリベンジを果たして満足したので、次の場所へ向かいます!

今度は電車に乗ってSaint-Maurice (サン=モーリス)まで行きます。

ルートはこんな感じです。

約20分後、Saint-Maurice (サン=モーリス)に到着しました。この街にはスイス最古の「サンモーリス修道院」があります。

駅から歩いて数分のところに、ミュージアムもあるのですが、インターネット上ではオープンと書いてあったのにお休みでした。どうやら13時半までお昼休憩だったようです・・・

ただ、隣の教会には入れたので、入ってみました。

凄く重厚そうな扉です!

教会は17世紀に建てられましたが、塔自体はは11世紀に建てられたそうです。教会中は綺麗に清掃されていて、所々中世の歴史を感じました。ちなみに、修道院時代は515年に作られたそうです。こっちが見れなくて残念!

こっちの扉は修道院の扉なのかな?修道院が作られた515年と彫られていますね!さすがスイス最古の修道院でした。

「Abbaye de Saint-Maurice(サンモーリス修道院)」の場所はこちら↓

せっかくSaint-Maurice (サン=モーリス)まで来たので、街を少しお散歩することにしました。

お昼時だったのでどこかでランチしたかったのですが、今のスイスのレストランはテラス席のみのオープンの上に、めちゃくちゃ寒くて、風も強くて、手が固まりそうだったので、とてもテラスで食べる気持ちにはなれず、すぐに街を去りました。

ということで、次は、Stockalper Palace(ストッカルパー城)を見るためにBrigue(ブリーク)駅まで行きます。

約1時間後、Brig (ブリーク)に到着しました。Brig (ブリーク)は、イタリア国境にも近いことから、スイス国鉄の他に、マッターホルン・ゴッタルド鉄道の乗り場もありました!

以前、マッターホルン・ゴッタルド鉄道に乗って、コロナ禍の電車の旅をした時の記事がありますので、こちらからお読み下さいね♪↓

🇨🇭スイス日帰り旅行〜電車に乗り続けて景色を楽しむ旅・前編(Visp 〜Andermatt〜Göschenen〜Luzern)

🇨🇭スイス日帰り旅行〜電車に乗り続けて景色を楽しむ旅・後編(Luzern〜Interlaken〜Spiez〜Zweisimmen〜Montreux〜Genève)

駅からまず向かったのはStockalperschloss(ストッカルパー城)です。歩いている途中で、お城の頭の部分が見えてきました!

お城に着いて受付に行ったら、なんとこのお城の見学はドイツ語のツアーに参加しないと見れないことが発覚!!

しかも今の回と次の回は予約でいっぱいだと・・・(泣)

その次のツアーまでが約2時間後の上にドイツ語のみ(ドイツ語2つくらいしか分からない)なので、お城見学はやめて、特別展だけ見てきました。

ちなみに、ツアーの参加料は大人8フラン(約850円)、7歳〜15歳は3フラン(約370円)です。「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。

営業時間は火曜日と日曜日のみで、14時半〜、15時半〜、16時半〜のツアーのみ見学することができます。

特別展は誰でも無料です。

特別展では、このお城の持ち主である、Kaspar Stockalper(カスパー・ストッカルパー)さんの偉業である、シンプロン道路やシンプロントンネルの建設、ジオチャベスの高山飛行など7つのトピックに関する資料が展示してありました。

お城の中には入れませんでしたが、このお城の持ち主がどんな人か十分理解できたので、良かったです。

また、お城の特徴的な外装を見ることができました。Stockalperschloss(ストッカルパー城)は、17世紀に建てられたお城でこのアーケード型の柱がとても特徴的です。

ちなみに、ストッカルパー城の持ち主は17世紀の貴族であるKaspar Stockalper(カスパー・ストッカルパー)さんです。彼は、7ヶ国語も話せ、貿易の才能があったことから、貴族でありながらこのような素晴らしいお城を建てることができたそうです。ちなみに、貿易のメインは傭兵やカタツムリ、塩や鉱石などですって!凄い独特なものを取引してましたね・・・

中庭に、黄色のクラシックカーもありました。あまりに奇抜な色だから、最初ショベルカーかと思いました(笑)

お城の中庭を抜けると、写真スポットを発見!ここからの景色はお城の外観がよく分かるのでいいですね!

ちなみに、なぜここが写真スポットだと分かったかと言いますと、この赤い枠が目印なのです!

もし、観光中にこの赤い枠を見つけたら写真スポットなので、その場所で写真を撮ることをお勧めします!

先程の写真スポットからお城を出たら、お城の渡り廊下を見ることができました。ここもアーチ型なんですね!

「Stockalperschloss(ストッカルパー城)」の場所はこちら↓

さて、今度はユネスコが運営している「世界自然フォーラム」に歩いて行きました。

歩いている途中、面白い花壇がありました♪傘を植木鉢代わりにします!斬新で驚きましたよ〜!

約15分後、「世界自然フォーラム」に到着しました。

ここでは、ユネスコの世界遺産に指定されている、スイスのアルプス、ユングフラウからアレッチ氷河について色々と学べるようになっていました。

入場料は大人18フラン(約2,200円)、6歳〜15歳の子供9フラン(約1,100円)です。「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。

営業時間は月曜日が休館日で、火曜日〜日曜日が10時〜17時までです。

「Swiss Museum Pass」についてはこちらからお読み下さいね♪↓

🇨🇭スイスでお得に生活する〜乗り物編(GA Travelcard 、Half Fare Travelcard、Swiss Museum Pass、Saver Day Pass、CFF day pass)

氷河の形のオブジェでは、気候の変化や山の高低差、どんな鉱石が取れるのかなどの展示や映像、積み木やパズルで学べるようになっていました。

アレッチ氷河の時代の流れを描いたものもありました。どんどん溶けていますね・・・こうなってくると、ヨーロッパの人たちが地球温暖化について特に気にかけているのが理解できます。

他には、登山電車を擬似体験できるような実物の電車もありました。

子供がたくさんいて、みんな遊びながら学んでいたので、関心しました!

「World Nature Forum(世界自然フォーラム)」の場所はこちら↓

このあとは、Brig (ブリーク)駅まで戻り、次の目的地であるSion(シオン)駅まで行きました。

Sion(シオン)駅から近いSaillon (サイヨン)村では、今日の旅行の中で最大のお楽しみ、ワイン祭りをやっています♪ワイン好きなので、お気に入りのワインに出会えたらいいなぁという気持ちで向かいました。

さて、そんなSaillon (サイヨン)のワイン祭りについては次の記事で書こうと思います♪

以上、「コロナ禍の5月の日帰りスイス旅行・前半〜伝説のナルシスの花、シヨン城、スイス最古のサン・モーリス修道院、シュトックアルパー城、UNESCO世界自然フォーラム」でした。

後半に続く・・・!↓

🇨🇭コロナ禍の5月の日帰りスイス旅行・後半〜ヴァレー地区セイロンの期間限定ワイン祭りでお気に入りのワインを見つける♪

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