🇨🇭今がチャンス!期間限定「Banksy Basel(バンクシーバーゼル展)」

2021年7月7日

先日、Basel (バーゼル)にあるバイエラー財団という美術館をご紹介しましたが、今日は同じくBasel (バーゼル)で訪問することができるBanksy Basel(バンクシーバーゼル展)についてご紹介していこうと思います。

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実は、Basel (バーゼル)に行くまでバンクシー展がやっているということは知らず、バイエラー財団に行く途中でたまたま見つけたんです!

バンクシーの作品を間近に見れるチャンスなんてなかなかないし、「これは行くしかない!」って感じで急遽行くことにしました。

会場は、美術館というよりは、ホールの1階という感じでした。

もともと2021年5月30日までだったみたいですが、今は延長されて9月5日までやっています。

入場料は大人24フラン(2,900円)、学生と64歳、65歳は21フラン(2,550円)、子供(5歳〜15歳)は16フラン(1,930円)です。それと、バイエラー財団同様、Swiss Museum Passは使えませんのでご注意下さい。

中は照明が暗めで、黒のパーテーションで作品が展示してありました。

バンクシーの作品を見るのは初めてだったので、かなりわくわくしました!

Get out while you can(2004)
Gangsta rat(2004)
Radar rat(2008)

バンクシーは様々な社会的問題をネズミを通して伝えることが多いそうで、たくさんのネズミの作品からスタートしました。

一般的にネズミは、あまり好まれていない動物の一つで、でも力強く生きているということから、ストリートアーティストと重ねて見ているそうです。

よく作品の中に「POW」の文字を見ることができるのですが、その意味は「Picture On Walls(壁の絵)」の他に「Prisoner Of War(捕虜)」の意味もあるそうです。

バンクシーの作品は基本、ステンシルアートと呼ばれる型紙を使ったアートがメインです。よく一晩のうちに、「こんなところにバンクシーの絵が!!」みたいなニュースを見ますが、それは型紙を使っているから、素早く作品を作ることができるのです。(もちろん型紙を作るまでが大変だと思いますが)

そのため、量産しやすく、同じ作品が世界中にいくつも存在しています。(Banksyの公式You Tubeを見ると、実際に壁に作品を描いている様子を見ることができます)そこで、Banksyの作品だと証明するために、作品には番号がふってあります。この写真にありますように、もともと350枚の作品を作って、ここに展示してあるのは207番目の作品ということになるのです。

Bomb Love(2003)

この作品は、もともと女の子が抱いていたのはティディベアのぬいぐるみでした。そのティディベアのぬいぐるみを爆弾に置き換えることで、「愛と戦争」というテーマを伝えています。また、背景をピンクにすることで子供らしさや無邪気さを表現していて、幼い子供が爆弾がどんなに恐ろしいものが、分からず抱きしめているということもイメージできるそうです。この作品は2007年にサザビーズによって31,200ポンド(約480万円)で落札されたんだとか!

Jack & Jill(Police kids)2005

こちらの作品は、他のアートと違い、壁に描かれたことがない作品だそうです。2005年に350枚限定で署名入りプリント番としてリリースされました。

パッと見、とても楽しそうに走る子供たちですが、作品を見続けると違和感に気が付きます。そうです。胸部分に描かれた「Police」の文字です。これは防弾チョッキらしいのですが、なぜ子供たちはこんな物騒なものを身に着けているのでしょうか・・・

それから、この作品のタイトルにも注目です。この作品は「Jack & Jill」ですが、実はこれ、18世紀の英国の童謡のタイトルから取ったそうなんです。ちょっと、その童謡を調べて見てみたら、なんとも恐ろしい内容の童謡で・・・気になる方は検索してみて下さい。ちょっと、ここでは書きたくないので・・・

でも、この作品を語る上でこの童謡抜きには語れないので、ちょっとだけ重要な部分をお話しますが、ルイ16世とマリー・アントワネットをからかった歌らしく、フランス革命の時に捉えられた後の行末を歌っています。結論からお話しますと、マリーアントワネットは処刑されていますが、一節では、無実で冤罪だったとも言われています。

それを踏まえた上で、作品に戻りますが、子供は「無実と自由」の象徴であり、子供たちが安全規制によって知らないうちに制限されている、もしくは悪い考えをもった人たちが近づいてきていることから防弾チョッキを着る(身を守る)必要があるということを表現しているそうです。

そして、その子供たちの名前に「Jack & Jill」と名付けたことによって、ルイ16世とマリー・アントワネットの冤罪に話が繋がっていくわけです・・・ふ・・・深い!!

Grannies(2006)

この作品には、穏やかな顔で編み物をするおばあちゃんが2人いますね。でも、よ〜く見てみると、おばあちゃんが編み物をしているセーターにある文字が書いてあります。「Punks not dead(パンクは死んでいない)」「Thug for life(生涯の凶悪犯)」。ふふ、優しそうなおばあちゃん、実は心の中でこんなこと思っていたのですね。更に、セーターを編むことによって、孫へのメッセージとも見れます。「この反抗的な気持ちを将来の世代に引き継ぐんだ!」ということを年配の世代に奨励しているみたいです。

Girl with ballon(2004-2005)

こちらはバンクシーの作品の中でも、最も有名な作品だと思います。テレビなどで見たことがある人も多いのではないでしょうか?

これは、2018年に高級オークションハウスサザビーズが主催したオークションでのシーンですが、「Girl with ballon」が100万ポンド以上(1億5000万円超)で落札された後に、作品が突然シュレッダーされ、まわりが驚いている様子です。

まさか、100万ポンド以上(1億5000万円超)の作品がシュレッターされるなんて誰もが想像していなかったことなので、当時私もとても衝撃を受けたのを覚えています。

さて、この作品の真意はなんでしょうか。どうやら、「喪失または新しい希望と愛の到来」を意味しているそうです。喪失は、少女が風船を失ったことから読み取れ、新しい希望と愛の到来は風船を捕まえようとしている動作から読み取れます。

1枚の絵で、様々な感情を読み取れるのは深いですねぇ・・・

さて、作品のご紹介はいったん休憩して、ちょっとおもしろい年表があったので、ご紹介することにしました。

これは、バンクシーの現在の作品が確立するまでの年表です。1950年から始まっていますが、バンクシーが1950年代の生まれというわけではありませんよ!スプレーアートなど、アートの始まりから年表がスタートして、1990年代に、アートの歴史に参加したということを示しています。生年月日は不明なままなので、わかりませんが、1990年代は10代とか20代とかでしょうかね!?

バンクシー展は1フロアですが、作品数がとても多く、説明もあるので、時間を使ってじっくり見てきました。

まだまだご紹介したい作品がありますが、きりがないのでちょっと個人的に気になった作品とタイトルだけご紹介していきますね。

Love Is In The Air(2003)

こちらの作品は、パレスチナとイスラエルを隔てる760kmの壁に描かれた作品だそうです。作品の中の男性は、帽子とバンダナを付けて顔の下半分を覆いながら、火炎瓶を投げている過激派に扮した若い男性でしたが、バンクシーはひねりを加えて、火炎瓶ではなく愛と平和のシンボルである花束を持たせています。

火炎瓶の代わりに花束を持たせるなんて、一気に平和な感じがしますね。でも、実際は火炎瓶という悲しい現実があることを思い知らされた作品でした。

他には、ミッキーと蛇が合体したような作品なんかもありました。こ・・・怖い・・・

NAPALM

こちらは、ベトナム戦争の写真の一部を使った作品です。中心の裸の子供はベトナム戦争時、ナパーム弾の恐怖から逃げる9歳の少女で、その瞬間をあるカメラマンが写真に納めていました。その写真の一部と資本主義の象徴であるミッキーとドナルドに手を掴まれるように描くことで、暴力的な紛争と資本主義を結びつけた作品となっています。

つまり、アメリカの資本主義に対して皮肉っているということです。

他にも、偽札を作って世間を騒がせたり(肖像画のエリザベス女王の部分をダイアナ妃に書き換えている)、

船に作品を描いた時の写真があったりと、とにかく一つ一つの作品に意味があり驚きもあるものばかりでした。

今回バンクシー展に行って、初めてバンクシーが絵が上手いだけで、話題性だけのアーティストじゃないということを知りましたし、戦争や社会的問題、政治的問題などをテーマにした作品が多く、それぞれに強いメッセージがあるということを知れました。

行って本当に良かったです!もし、Basel (バーゼル)に行く機会がありましたら、是非是非行って見て下さいね!

最後になりますが、バンクシー展の一番最後のブースに巨大な「風船と少女」があって、一緒に写真を撮ることができました!(もちろん私は撮りました笑)

以上、今がチャンス!期間限定「Banksy Basel(バンクシーバーゼル展)」でした。

「Banksy Basel(バンクシーバーゼル)」の場所はこちら↓

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Banksy Basel(バンクシーバーゼル展)は、期間限定の特別展で、