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🇬🇧タイタニックの全てがわかる「Maritime Museum(海洋博物館)」

赤レンガ造りの倉庫で有名な海辺のエリア「Albert Dock(アルバート ドック)」の中に、「Maritime Museum(海洋博物館)」というミュージアムがあります。

「Maritime Museum(海洋博物館)」では、リバプールの船乗りの歴史や海での生活についての展示がされていますが、その中の1つに、映画になった実話「タイタニック」についての展示ブースがあるということで見学してきました。

世界的に有名なタイタニック号について、どんなことが学べるのでしょうか?ご紹介していきたいと思います!

「Maritime Museum(海洋博物館)」

「Maritime Museum(海洋博物館)」は、入場料無料で誰でも入ることができる博物館です。

各フロアはこんな感じで展示物がありました。

今回の目的はタイタニックについて知りたいということでしたので、2階へ行きます。

TITANIC & LIVERPOOL

さて、タイタニックの展示コーナーへやってきました。

このように、わかりやすい入口になっていたので、すぐにわかりましたよ。

1907年のリバプール

まず目に入ったのはこちらの絵画です。

この絵画は1907年のリバプール市内を書いたもので、今から116年前の景色ですが、港町としての様子が伝わってきますよね。

アップにしてみると大きなクーポラを持った建物の後ろに、タイタニック号の本社「ホワイト・スター・ライン社」の建物が見えます。赤と白のしましまの建物ですが、なんと、この建物現在も残っているんですよ!

実際に見てきたのですがこちらです!ね?全く同じですよね?

また、更に奥には時計塔が見えるのですが、この時計塔は私たちが宿泊しているホテルの部屋から見えた時計塔と同じものでした。

色が違うようにも見えますが、方角を調べてみたら一致するんですよね〜。

116年前の建物がたくさん残されている街並みなんだと改めて認識させられました。これだから、ヨーロッパの歴史は堪らないですよね。

タイタニック号について

さて、素敵な絵画を見た後は、こちらの説明書きに目がいきました。

これは、タイタニック号を造った際に、かかったあれこれを説明しています。

例えば、タイタニック号を造った際にかかった費用は当時の価格で150万£だったそうですが、現在の価値に直すと8550万£に該当するそうです。

2023年4月6日時点での1£のレートは164円ですので、円換算すると約140億円の価値に当たるようです。船1隻造るのに140億円ですか・・・すごい!

また、期間は3年かかったそうです。

では、タイタニック号の大きさはどれくらいだったのでしょうか?

答えは、882.9フィート(269m)です。イラストにありますように、リバプールのシンボル「St Johns Beacon(セント・ジョーンズ・ビーコン・タワー)」が121mなのですが、その高さの約2倍の大きさということがわかり、びっくりしました。

タワーの2倍の長さの船!?どれだけ巨大だったのかがお分かりいただけたと思います。

乗客と乗組員をあわせて3547人を乗せることが可能で、重さは46,328トンまで乗せられたそうです。もう船の規模とは思えないですよね・・・

さて、ここでクイズです!

タイタニックは十分な救命ボートを積んでいなかったのでしょうか?

真実は・・・!?

いいえ!です。

タイタニック号は16隻の救命ボートと4隻の折りたたみボートを積んでいました。この数は1912年に法律で義務つけられている以上の数だったそうですが、全ての乗客・乗務員を乗せるには十分ではなかったそうです・・・

さて、次はみなさんも興味があると思うのですが、タイタニック号の乗船チケットの料金についてお話しますね。

ここに書かれていますように、ファーストクラスは当時の価格で1日当たり79£、現在の価格で4,500£でした。先程のレートを使ってみると、日本円にして約74万円ですが、いかがでしょう?一度乗ったら1ヶ月くらいの船旅だったと思うのですが、毎日74万円ですよ!?もし1ヶ月乗り続けたら2,300万円になりますが、これは凄い金額ですね。

ちなみに、セカンドクラスは1日当たり13£、現在の価値で750£で、サードクラスは1日当たり8£、現在の価値で450£だったそうです。

例えサードクラスだとしても、1日当たりの金額ですから、豪華客船ということがよくわかりますよね。

展示ブース中央には、タイタニック号の模型がありました。

その大きさや細かさから、豪華な感じが使わってきます。

タイタニック号のルート

こちらの地図では、タイタニック号のルートを示していました。

当初のルートは、イギリス・サウサンプトン港からニューヨークまでのルートだったそうです。

ところが、タイタニックの悲劇はその途中で起こります。

1912年4月10日に出港、14日に北大西洋のニューファンドランド沖にさしかかったとき、450メートル前方に高さ20メートル弱の氷山を肉眼で確認したんだそうです。

ただ、全くこの氷山について知らなかったわけではなく、6通の無線通信を受信していたにも関わらず、この季節の北大西洋の航海においてはよくある現象だと見過していたんですって・・・そんな・・・

ちなみに、高さ20メートル弱の氷山ですから、避けれると判断したのでしょう。ところがその氷山、実は・・・

こんなに大きな氷山だったのです。氷山は全体の10%程度しか水上に姿を現さない特徴を持っていて、まさにその典型でした。

こんなに大きな氷山ですから、目視で確認できた時にはもう回避できず、あの悲劇が起こってしまったのです。

感想

実は、他にも展示物はたくさんありました。使われていた食器や音楽家たちのストーリー、乗客の部屋の様子など・・・

また、生き残った方の話を聞けたり、手紙が展示してあったり、今も持ち主を待つ遺品も置いてありました。

映画で見ただけでも、ショッキングでしたが、こうしてミュージアムで事実を知ることによって、非常にリアルで胸が締め付けられました。

本当に起こった出来事なんだと再認識させられましたね。

今回、このミュージアムへ来て、真実を知れて本当によかったです。

「ホワイト・スター・ライン社」

冒頭の方でもお話しました、タイタニック号の本社「ホワイト・スター・ライン社」ですが、

現在では、建物が世界遺産に登録されていました。

ミュージアムを見たら、100年以上前の建物も是非見に行ってみてくださいね。とても歴史を感じる建物でしたよ!

「Maritime Museum(海洋博物館)」の場所

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最後までお読み頂きありがとうございました。タイタニックについて知れるミュージアムがあるなんて知らなかった!と思った方は、是非「ぽち」っとお願いします♪押して下さるとブログを更新する活力になります♪

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