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🇨🇭特別展の嵐!「Kunstmuseum Luzern(ルツェルン美術館)」

2021年6月11日

ルツェルン美術館は、Luzern(ルツェルン)国鉄駅と隣接した建物のルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL)の中にあります。

ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL)内にあるコンサートホールは、世界トップクラスのオーケストラ、指揮者、演奏家たちが集まるルツェルン・フェスティバルのメイン会場となっている他、ルネサンスから現代までのスイス人芸術家の作品を中心としたコレクションを揃える美術館が入っています。

ルツェルン美術館の建築は、フランス人建築家Jean Nouvel(ジャン・ヌーヴェル)さんの作品です。Jean Nouvel(ジャン・ヌーヴェル)さんといえば、アブダビルーブルの建築家でもあり、超有名人です。日本だと汐留にある電通本社ビルの建築もしています。

外観が撮れなかったのですが、美術館の中はとても現代風な造りになっていました。

入場料は大人15フラン(約1,850円)、学生6フラン(約740円)、6歳までの子供は無料です。また、「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。

月曜日が休館日で火曜〜日曜が11時〜18時まで、水曜日のみ19時まで開いています。

「Swiss Museum Pass」についてはこちらからお読み下さいね♪↓

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通常であれば、19世紀のスイス人画家の作品が展示されているはずなのですが、私達が行った時は、特別展をたくさんやっていて、それらを見ることができませんでした・・・

今回は主に現代アートがメインとなっていました。例えばこちらはWerden und Vergehenさんの作品ですが、「アートはいつか色が剥げて材料も形が崩れ、永遠に続くものではない」と訴えかけているアーティストです。彼らの作品は溶けたもの、とか空の箱とか、なんか不思議なものがたくさんでした。このモニュメントもなんだろう・・・

奥の部屋では、現代音楽のコンサートをやっていました。来るのが遅くて聴けなかったのですが、盛り上がっていました!

大きな窓の廊下を渡って次の部屋へ向かいます。美術館から見えるLuzern(ルツェルン)の街並みが美しですね。

廊下を渡った先の最初の部屋に入ったら、「え???」って感じの作品に出会いました。この車は、なんと全てダンボールで作られていたのです!あ、あと手前にある義足?もダンボールと木で作られていました。

いやぁ、とてもリアルにできてるなぁ、面白いなぁと思いながら次の部屋へ行ったら・・・

部屋・・・?

しかも、部屋もダンボールと木で作られています。部屋の中はパソコンや椅子がありますが、まさかダンボールなわけないよね?と思いながら中に入ったら・・・

まさかの全部ダンボールでした!!!本気で凄いです!とても丁寧に作られています!

この作品を作った人が気になる!と思いながら次の部屋へ行ったら・・・

今度は超巨大な岩がありました。電線も張り巡らさされていて、一番下に電車?車?がひっくり返ってるのですが、まさかのこれもダンボールでした。写真で伝わるかわかりませんが、かなり岩っぽくて、リアルに作られていました。

次の部屋には何があるかな?とわくわくしながら進むと・・・

今度は市場です!!

野菜やフルーツが一つ一つ丁寧にまたもやダンボールで作られていました。

色の塗り方、上手すぎませんか!?

これらの作品を作った人は、ベルギー人アーティスト、Rinus Van de Velde(リヌス・ヴァン・デ・ベルデ)さんという現在38歳の若きアーティストの作品だということが分かりました。

次の部屋では、彼自身が出演するムービーが流れていて、自分で作った紙の作品と一緒に面白い旅にでるみたいなストーリーになっていました。このムービーの中で、Rinus Van de Velde(リヌス・ヴァン・デ・ベルデ)さんはお面を被っているのですが、それがまた違和感で興味深い作品になっていました。

そのお面も展示されていましたよ!

そして、このスクリーンの裏側には、ペンキとかミニチュアカーとかスコップとかの道具が置いてあったのですが、まさかのこれらも全部ダンボールと木でできていました。凄い〜!

製作者がどんな人か分かると、作品にも興味がどんどん湧いてくるものです。

今度は、黒くてピカピカの板の上に、屋根だけの作品がありました。こちらの作品のタイトルは「浸水」です。あぁ。なるほど、黒いピカピカのタイルが水が張っているように見えるし、屋根だけが置いてあることによって、ここまで浸水してしまったと理解できました。また、写真は撮らなかったのですが、家の中もリアルに作ってあって、本当に驚きました。

やっぱり現代アーティストの表現の仕方は現代社会を映し出しているのですね・・・

ちょっとしんみりしながら次の部屋に行くと、さっきムービーに出てきた巨大な機械がありました。もちろん全部ダンボールです。しかも、実際に動かせるんですから、凄いですよ・・・

これで、全ての部屋を見たと思ったのですが、主人が「もしかしたら、まだ見ていない部屋がある気がするからもう1周回っていい?」と言ったので、もう一周してみることにしました。すると、主人の予感が的中していまして、まだ行っていない部屋を発見!

この部屋はミニチュアな作品が多数展示されていました。

会議中にたくさんのレポートにまみれた会社員の様子とか・・・

橋の上から景色を眺める男性の作品とか、こういう感じのミニチュアがたくさんありました。

一つ一つ丁寧で、表情もある作品なだけに見入ってしまいましたね。

そして、最後の部屋に来たのですが、なんと・・・

ハンバーガーショップと言うか、喫茶店というか、お店をまるごとダンボールで作った部屋に出ました。

椅子からテーブルから全てダンボールで出来ています・・・!

ケチャップやマスタード、灰皿などの小物はもちろんのこと、

カウンターのレジやコップ、作りたてのハンバーガーだってダンボールです!!

机に運ばれたハンバーガーやナイフとフォークも!

コーヒーメーカーだって!とにかく、全て一つ一つ丁寧に作り上げられていて、見ていて面白かったです!!

出口にはタバコの自販機とお花もありました。

こういった大作を作るのにどれだけの時間がかかるのでしょうね・・・

でも、今回、ルツェルン美術館でRinus Van de Velde(リヌス・ヴァン・デ・ベルデ)さんの特別展を見れて本当に良かったです!こんなにも手のこんだ素晴らしい作品を見れたことに価値がありました!

特別展なので、いつでも見れるわけではありませんが、もしRinus Van de Velde(リヌス・ヴァン・デ・ベルデ)さんの名前を見かけたら、またどこかで見てみたいなと思いました。

以上、特別展の嵐!「Kunstmuseum Luzern(ルツェルン美術館)」でした。

「Kunstmuseum Luzern(ルツェルン美術館)」の場所はこちら↓

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