🇨🇭「DELF A1」を受けてきたお話〜口頭試験(Produntion orale)編〜

2022年4月11日

スイスは公用語が4つある国です。ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語が使われていて、ドイツ語が約63%と一番多く話されています。次にフランス語が約23%、イタリア語が約8%、ロマンシュ語はほとんど話されていなくて0.5%の割合になっています。私達が住むジュネーブはフランス語圏になります。

ジュネーブは国連やIWOなどの国際機関の本拠地がたくさんある国なので、基本的に英語が通じる地域と聞いていましたが、実際住んでみるとスーパーや美容院、病院までも英語が通じないことが多く、かなり苦労していました。

また、私達は現地採用でスイスに住んでいるためビザは誰もお世話してくれません・・・今私達のビザの種類はパーミットBで1年更新のタイプなんですが、仕事を持たない私のような主婦はビザの更新に条件が付いてきます。その条件というのが、フランス語レベルA1のディプロマを提出することなんです。

実は、去年の夏にジュネーブ大学のサマースクール(フランス語コース)に3週間行ったのですが、それだとA0のコース終了証明書になってしまうので、私のビザ更新の条件には足りなかったのです。そこで、自力でA1を取得しなければならず、今回挑戦したという流れになりました。

また、主人の会社はフランス語は必須ではないものの、みんなフランス語を話せるので主人も話せたらいいよね、ということで一緒に試験を受けることにしました。

ビザの更新にA1レベルのフランス語が必要と知ったのが今年(2021年)の1月で、一番最短で受けられる日が3月13日でした。約2ヶ月半しか時間はありませんでしたが、私のビザの期日が2月末だったので、間に合わないけど受けている姿勢だけでもということですぐに申し込みをしました。(結果今年はコロナもあったおかげか、A0のコース終了証明書でビザが通ってました!)

DELFは国際的に有効なフランス語資格試験で、世界中で受験することができます。スイスでは3月、5月、6月、9月、11月の年に5回開催されていています。スイスでのA1受験料は一人205フラン(約24,000円)ですが、フランスや日本で受けるともっと安い値段で受験することができます。DELFはA1 、A2、 B1 、B2の4レベルあって、一番下のレベルがA1で、数値とアルファベットが上がるにつれて、レベルが高くなります。また、その上のレベルになるとDALFという試験になりレベルがC1 、C2の2レベルとなっています。

また、試験の内容は聴解、読解、文章作成、口頭面接の4つで構成されており、全てバランスよく出来なければなりません。1科目につき25点の合計100点の試験になりますが、全ての項目で合計50点を取れば合格なので、少しマシです・・・が、一つでも25 点中5点未満の得点を取ってしまうと不合格となります。

たった2ヶ月半で合格できるか心配ではありましたが、とにかく私がスイスに住み続けるために必要だったし、かなり必死になって勉強を始めました。

そして、今日、口頭面接の試験が終わったので、その全てをこれから受験する方のお役に立てればと思い、ブログに書くことにしました。

まず、試験の1ヶ月前くらいに手紙が家に届きます。そこには試験の日程が記載してあるのですが、私達は口頭面接とその他3つの試験が別々の日程となっていました。先に口頭面接で、その1週間後が聴解、読解、文章作成のテストとのことでした。

そして、迎えた口頭面接の日です。持ち物はボールペンとIDカードでした。5分前には会場の前に来るようにと書いてありました。

バス停を降りて、歩いて3分くらいのところに試験会場があります。

中に入って、まずは手の消毒をしました。

すぐ目の前にエレベーターがあるので、自分の指定された会場まで向かいます。

このビルではフランス語の試験以外にも他の試験も行われていました。

エレベーターを降りると、このような看板がありました。「自分のIDカードとペンを用意して、携帯の電源を切ってね」と書いてありました。

実は主人が先で私はその30分後だったのですが、一緒に会場へ入りました。待つ部屋はないので、廊下の階段に座りながら待っていました。

こんな感じの部屋に入るのですが、まず、10分間の準備時間がもらえます。

指定された時間になると、名前を呼ばれます。同時に2人呼ばれて部屋に入る前に簡単な説明をされます。「IDカードとペンを持って入ってね。あなたは黄色の紙が置いてある席に、あなたは白い紙が置いてある席に座ってね」と言われました。私は黄色の紙の方だったので、とにかく頭の中は黄色い紙のことでいっぱいになりながら部屋に入りました。部屋に入ると、すでに2人いたので、試験官だと思って「ボンジュール!」と挨拶したのですが、なぜか無反応・・・あれ?と思っていたんですが、なんとその2人は試験官ではなく、受験生でした(笑)紛らわしい!

そして、中に入って黄色の紙のあるところへ向かったら、なんと今度はそれは私の席ではなく、これから渡される試験内容の紙が置いてある場所でした。それに気がづかずその席に立っていたら、試験官の人が入ってきて「あなたの席はあっちよ」と違う席を指さして教えてくれました。

確かに、その席にも黄色の紙が置いてあったのですが・・・紛らわしい(2回目笑)

で、ここの部屋では10分間の準備時間がもらえるのですが、私の席が一番奥で扉から一番離れた席で、もうひとりの人は扉のすぐ近くの席だったためか、もうひとりの人が先に問題用紙をもらえていました。

ここでちょっと説明ですが、口頭面接の内容は3つに分かれています。セッション1が自己紹介ですが、自分から色々と話すのではなく、試験官から自分のことについて色々聞かれるのでそれに答えていきます。

セッション2は、こちらから面接官に質問をするセッションです。質問は準備時間に単語が6つ書いてある紙を試験官が持ってきてくれて、4枚の中から一つ選んで(紙は裏返しなので内容を見ることはできない)、選んでからその紙を見ることがで、その紙に書いてある単語を使って6つの質問をするというものになります。これは運もありますね・・・

セッション3は、ロールプレイングです。ロールプレイングの内容も、セッション2と同じように2つのテーマが書かれた紙が4枚あるので、またその中から一つ選びます。ここで初めて内容を見ることができるのですが、2つのテーマのうち、好きなテーマを一つ選ぶことができます。

で、これらの準備を先程の部屋で10分かけて考えることができるのです。ありがたいことに白紙が用意されているので、そこに質問を事前に考えて書いておくことができます。

話が戻るのですが、こういった仕組みなので準備時間の10分はとても重要なのです!10秒も無駄に出来ません!なのに!なのに!!私の席が一番遠くだったために、セッション2とセッション3の紙を選ばせてもらえるのが後だったので、前の人がもたもた選んでいるせいで少なくとも30秒は少なかった気がします。しかも、後から選んだのに、先に呼ばれてしまった・・・何故!!!

ちなみに、私が選んだセッション2の単語6個は、Jardin(庭)、avion(飛行機)、magasin(デパート) 、sport(スポーツ)、vélo(自転車)、vacances(休暇)でした。

各単語には冠詞(un,une,des)が付いていないので、文章を考える時に、凄く悩みました・・・

あーどっちだっけ・・・と。でも冠詞で悩んでいる時間はもったいないので、とにかく質問文をどんどん考えていきました。全部同じ「Est-ce que」にしてしまうと、あまりよくないと思ったので、できるだけ違う質問文を考えて用意しました。参考までに、

Est-ce qu’il y a un jardin dans votre maison?(あなたの家にはお庭がありますか?)

Quand est-ce que vous prenez l’avion ?(いつ飛行機に乗りますか?)

Est-ce que vous allez souvent au magasin?(よくデパートに行きますか?)

Qu’est-ce que vous faites du sport?(何のスポーツをしますか?)

Quelle est la couleur de votre vélo?(あなたの自転車は何色ですか?)

Où est-ce que vous aimez visiter en vacances?(休暇はどこを訪れるのが好きですか?)

また、セッション3は、私が引いた紙に書かれたテーマが「友達の誕生日プレゼントを買うために、商品について質問をして購入をする」、もう一つが「洋服屋さんに行って、冬用の服を買うためにサイズと値段を聞いて購入する」でした。

セッション3の準備としては、文章に書いてあることは必ず聞かなければならないのでサイズと値段を聞く質問文を考えておきます。

これらの準備を約10分(私の場合最初のロスタイムがあったから9分くらい)でして、10分経過したくらいに試験官に呼ばれるので別の部屋へ向かいます。

部屋に入ると、私を呼んでくれた試験官の他にもう一人マダムがいました。2人ともニコニコしていて、とてもリラックスできる雰囲気でした。

挨拶をしてお部屋に入ったら、すぐにセッション1が始まりました。

セッション1では、まず、 prenom(下の名前)とnom de famille(名字)を聞かれました。続けて国籍、結婚しているかどうか、結婚している場合、旦那さんの国籍、そして、私の職業、趣味、何をするのが好きかを聞かれました。また、家はアパートか一軒家か、大きいか小さいか、それから部屋の数を聞かれました。こんな感じでセッション1は終わりです。

とりあえず、準備してきた質問ばかりで良かったです・・・

続けてセッション2の始まりです。セッション2では、先程準備した質問を試験官にしていきます。セッション2の注意点は、一つ質問するごとに、試験官の女性が答えてくれますので、一つの質問ごとに相槌を打つ必要があるということです。D’accord、Tres bien、Oui、Moi aussiなどなど。

また、その相槌にプラスして意見も述べることもたまに求められます。私の時は、例えば、Est-ce qu’il y a un jardin dans votre maison?(あなたの家にはお庭がありますか?)の質問に対して、試験官の女性が答えたのが「うちにはお庭はなくて、バルコニーなの」という回答だったので、私も家にお庭がありません。みたいに答えました。

セッション2は、こちらのペースで進めることができるので、事前に予習しておけば混乱することなくできると思います。

そして、セッション3です。セッション3では、先程引いたテーマについてロールプレイングをするのですが、ロールプレイングを始める前に、試験官からどちらを選んだか聞かれますので、「Je choisis sujet 〇〇」のように答えてからセッション3の始まりになります。

また、同時におもちゃのユーロが入った封筒を渡されますので、それで会計をするように言われます。(ロールプレイングの支払い時はカードで払おうと思っていたのに、お金を渡されたら、カードで払いますというフランス語はもう使えないということですよね・・・)

準備が整ったので、セッション3の始まりです。

ちなみに私は「洋服屋さんに行って、冬用の服を買うためにサイズと値段を聞いて購入する」を選びました。

その用紙には、ズボン、コート、セーター、マフラーの絵が書いてあったので、その中から選ぶことになります。

内容としてはこんな感じでした。

私「Bonjour, Je voudrais acheter un manteau pour l’hiver. Est-ce que vous avez un manteau?(こんにちは、私は冬用のコートが買いたいです。コートはありますか?)」

試験官「(何て言ったかうろ覚えなので日本語で書きます)はい、コートありますよ!」

私「Quelle taille avez vous pour le manteau?(コートのサイズは何がありますか?)」

試験官「36〜44まであります。あなたのサイズはいくつですか?」

私「Mon taille est 36(私のサイズは36です)」

試験官「わかりました。今確認するのでお待ち下さいね。ありましたよ!何色にしますか?」

私「Est-ce que vous avez ce manteau bleu?(青はありますか?)」

試験官「はい、ありますよ」

私「Je voudrais acheter ce manteau, combien coute ce manteau?(私はこのコートを買います。いくらですか?)」

試験官「○○ユーロです」←(思っていたよりも安かった)

私「Tres bien! Je voudrais acheter ce manteau en taille 36 et en couleur bleu, s’il vous plait(いいですね。サイズ36の青いコートを下さい)」

試験官「他に何か入りますか?」

私「Non,merci(ありません)」

試験官「え?でも、今セールしてるよ!」

私「あー。。。(じゃぁ)Est-ce que vous avez une écharpe(マフラーありますか?)」

試験官「ありますよ。今なら20ユーロよ!」

私「Je voudrais acheter la écharpe, s’il vous plait. Quel est le prix total?(マフラーも買います。全部でいくらですか?)」

試験官「○○ユーロです」

私「(ダメ元で)Je voudrais payer avec ma carte de credit?(クレジットカードで支払えますか?)」

試験官「現金のみです」

私「D’accord, Je paye en espèces(わかりました。現金で払います)」と行って封筒からユーロを出す。

そうすると、試験官が見えるようにお金をかざしてというので、お金をかざしました。今考えると、お金間違えてた・・・仕方ない・・・

これでロールプレイングは終了です。最後にMerci, bonne journée!を忘れずに言いましょう!

今思い返してみると、結構冠詞を間違えていたなぁと思いますが、この2ヶ月半準備してきたものは無駄にはなってなかったなという感じでした。

ちなみに、主人はセッション2は全く同じ単語を引き、セッション3は「携帯の契約」か「スポーツ観戦のチケットの購入」でした。主人のテーマは難しそうですね・・・

こんな感じで、面接試験は終わりです。全体の時間は準備時間に10分、セッション1(自己紹介)1分、セッション2(質問)2分、ロールプレイング2分が事前情報でしたが、それぞれその倍の時間話していたように感じました・・・

あとは来週の聴解、読解、文章作成が残っているので気は抜けませんが、一番不安だった口頭面接が終わったのでホッとしました。また、聴解、読解、文章作成試験が終わりましたら詳細アップします!合格してるといいな〜・・・

また、「DELF A1」の続きはこちらから読めますので、是非ご覧下さい♪↓

🇨🇭「DELF A1」を受けてきたお話〜リスニングと筆記試験(Compréhension écrite,Production écrite,Production orale)編〜

🇨🇭「DELF A1」合格したよー!!!と勉強方法について

また、「DELF A2」も合格してますので、こちらもご覧下さいね♪↓

🇨🇭「DELF A2」を受けてきたお話〜リスニングと筆記試験(Compréhension orale,Compréhension écrite,Production écrite)編〜

🇨🇭「DELF A2」を受けてきたお話〜口頭試験(Production orale)編〜

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