スイス フリブール州 美術館・博物館・工場

🇨🇭Musée d'Art et d'histoire Fribourg(フリブール美術・歴史博物館)

2021年6月24日

Fribourg (フリブール)にある、フリブール美術・歴史博物館へ行ってきました!

昨日まで、Fribourg (フリブール)で行った他の美術館や博物館について書いていたので、是非こちらもご覧下さいね♪

🇨🇭印刷の歴史が学べる「Musée Gutenberg (印刷博物館)」

🇨🇭廃材再利用の天才!Espace Jean Tinguely - Niki de Saint Phalle(ティンゲリー&ニキ美術館)

また、この旅行の1日の流れについた記事もありますので、是非こちらもお読み下さいね♪↓

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ティンゲリー&ニキ美術館から歩いて数分のところに、フリブール美術・歴史博物館はあります。

この建物はもともと大学だったらしく、何度も改修や増築を繰り返して、歴史とともに現在の形になったそうです。

お庭には様々な作品が展示してありました。こちらは、スイス人彫刻家のBernhard Luginbühl(ベルンハルト・ルギンビュール)さんの作品です。バーゼルのティンゲリー美術館にも彼の作品があるらしく、ティンゲリーとベルンハルト・ルギンビュールさんは仲がよかったようです。余談ですが、ベルンハルト・ルギンビュールさんの息子はティンゲリーのアシスタントとして働いていたようです!

既にお庭から興味津々だったのですが、中に入ります。歴史ある建物もとても素敵です。

入口は現代風ですが(笑)

入場料は大人10フラン、学生8フランです。「Swiss Museum Pass」があれば無料で入れます。

「Swiss Museum Pass」について詳しく書いた記事がありますので、興味のある方はこちらからお読み下さいね♪↓

🇨🇭スイスでお得に生活する〜乗り物編(GA Travelcard 、Half Fare Travelcard、Swiss Museum Pass、Saver Day Pass、CFF day pass)

営業時間は、月曜日が休館日で火曜〜日曜が11時〜18時、木曜日のみ20時までです。

受付をしていると、とっても気になる作品を発見!!これは、受付の左にお手洗いがあるのですが、その途中に展示してありました。なんだかとてもポップです。

それもそのはず!先日ご紹介したMS Bastian&Isabelle Lの作品だったのです!

詳しくはこちらからお読み下さいね♪↓

🇨🇭廃材再利用の天才!Espace Jean Tinguely - Niki de Saint Phalle(ティンゲリー&ニキ美術館)

いやぁ〜、やっぱり自分好みの絵画ってどこにあっても目に留まるんですね!

大好きなMS Bastian&Isabelle Lの作品を見て、本館の特別展から見学を開始しました。

今は、Josiane Guillandさんの特別展をやっていました。Josiane Guillandさんはスイスのビール出身で手付かずの自然をテーマに作品を作っています。

美術館の地下のかなり広いスペースにたくさんの作品が展示してありました。ちなみに、建物の中は増築を重ねているので、かなり広いです。

Josiane Guillandさんの作品は、どれも柔らかで美しいものばかりでした。

まるで、モネを彷彿とさせるタッチですね。

Josiane Guillandさんの作品を見たら、常設展へ行きました。グランドフロアの特別な扉から常設展へ行きます。

途中の階段でミッキーのムンクの叫びを見つけたのですが、またもやMS Bastian&Isabelle Lの作品でした(笑)ウケる(笑)

常設展では12〜16世紀の彫像や絵画、祭壇画などが数多く展示してありました。とても宗教色の強い展示だったと思います。

お城なので、螺旋階段をぐるぐる上がっていくのですが、12〜15世紀の展示ルームのあとは、お城の生活や、フリブールの庶民の生活用品などの展示がされていました。

やはり、お城の家具は豪華ですね。

螺旋階段と螺旋階段の間に、このようなステンドグラスの道が2つほどありました。奥のハートの扉はキッチンになっていましたよ!

当時の武器の展示もあったのですが、サーベルや銃など、中世の絵画や映画で出てくるような武器が展示してありました。こういった武器を実際に使っていたのだと思うと不思議な感じです。だって、こういう武器って漫画や映画の中の人だから上手に使えるものだと感じませんか???

ここからは、お城の日常生活の展示コーナーだったので、ちょっと楽しかったです。

食器も展示されていましたが、金の割合が多いですね。また、面白いと思ったのが、食器の柄が景色なんです!まるで食器が絵画みたい!

日本でも、お抹茶を飲む時に、器をよく見てから飲むような仕草がありますが、それと似たようなことをしていたのかな?なんて思える食器の装飾ですね♪

次の部屋には、1820年〜1840年ころの食器棚がありました。クルミの木で出来ているようですが、彫刻が凝っていて、ひときわ目を惹きました!無意識に写真を撮っていましたもん(笑)

彫った上から色を乗せているなんておしゃれですね!しかも、白い部分はシェルなので、虹色に光って綺麗でした。

こちらはここの美術・博物館があるFribourg (フリブール)の町並みですが、Fribourg (フリブール)出身の画家Joseph de Landersetさんによって1819年に描かれたそうです。今から約200年前はこのような町並みだったのですね。でも、実際、Fribourg (フリブール)は現在もこんな感じなんですよ!歴史を守っている街で凄いと思いますね!

次の部屋も明るくて素敵でした。

ちょっとピアノが気になったので、近づいてみたら「スイス・フリブールのオルガンビルターAloyse Mooser」と書かれていました。ということは、Aloyse Mooserさんという職人による手作りピアノだったということですね。とても素敵なピアノです!

てか、オルガンビルターという職業があったんですね!今もいるのでしょうか・・・!?

今度は19〜20世紀のフリブールの芸術の展示エリアに行こうとしたら、またいました!!(笑)MS Bastian&Isabelle Lの作品です。真面目な感じの展示エリアに(もちろんMS Bastian&Isabelle Lの作品も真面目ですが)ちょくちょく挟んでくるので、なんだか癒やされます(笑)

ということで、19〜20世紀のコーナーに向かいました。こんな彫刻だらけの部屋にティンゲリーの作品もさりげなく展示してあって、若干違和感でした(笑)

まるでローマ時代のお城の中にような重厚感のあるフロアです。

彫刻や絵画が飾ってある廊下を歩いて、19世紀〜20世紀にフリブールで活躍したアーティスト達のフロアに行きます。

今までの、重厚感あるエリアとは裏腹に、だいぶ現代的な部屋に着きました。このフリブール博物館の中で、この部屋のみが現代風です。

あまり知っている画家の作品がなかったのですが、唯一ホドラーの作品を見つけました!

ホドラーはスイスのベルン出身の画家で、スイス国内の美術館には数多くの作品があります。ただ、フリブール美術・歴史博物館には、4点くらいしかありませんでした。

以上が、「フリブール美術・歴史博物館」で見れる展示部物等でしたが、他の美術館や博物館と違って、フリブールに特化しているし、とても広く、宗教色が強い美術・博物館なので、フリブールの歴史にご興味がある方にはいいなと思いました。

「Musée d'Art et d'histoire(フリブール美術・歴史博物館)」の場所はこちら↓

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