各国の入出国の手続き編(日本含む) 飛行機

🇯🇵コロナ禍の日本入国から隔離ホテルまでの流れ(2021年8月)

2021年9月3日

今日は、日本に入国した際、どんな手続きだったのか、どれくらいの時間がかかったのかなどを細かくお話していこうと思います。

と、言いますのも日本のニュースやそのニュースに対するコメントを読んでいると、日本の水際対策について日本にお住まいの方にはほとんど浸透しておらず、海外在住日本人が一時帰国した際、目の敵になっていたり、ウィルス扱いされているのが悲しく、1人でも多くの方に知ってもらいたいな、という気持ちがあったからです。

先に結論からお話しますと、日本の水際対策は素晴らしいと思いました。また、夜遅くまでたくさんの方が空港で働いてくださっていて、海外から入国した身としましては、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

さて、どのような流れで、何に感謝の気持ちでいっぱいになったのかお話していきますね!

と、その前に、日本に来るまでの流れも書いていますので、ぜひこちらもお読み下さい。↓

🇨🇭スイスから日本への一時帰国前のPCR検査会場と流れについて(2021年8月ver.)

🇨🇭コロナ禍の出国手続き編〜Genève Aéroport (ジュネーヴ・コアントラン国際空港)→Paris Charles de Gaulle Airport (シャルル・ド・ゴール国際空港)〜

①日本到着

飛行機が着陸すると「すぐに席を立たず着席したままお待ち下さい。」というアナウンスが流れました。

しばらくすると、検疫所の方が機内に入ってきて、何やらチェックしています。人数を数えているのでしょうか?そして、15分くらいで飛行機から出るように指示がでました。

飛行機を出たら、すぐに職員さんが立っていて「おかえりなさい!」と言ってくれました。まずここで感動!!こんな大変な時期に帰ってきた私達に向かって「おかえりなさい!」だなんて・・・

その後は、50m間隔くらいに職員さんが立っていて、道を誘導してくれていました。

ある程度歩くと、第一関所に到着します。

ここでは、まず事前登録したQRコードや政府指定の陰性証明書があるかどうかのチェックが行われ、一人一人に番号が振られます。

また、いくつかの書類も渡されました。

・日本へ入国・帰国する皆様へ「14日間の待機期間中のルール」

・出国前検査の受検及び入国にあたって必要なアプリのインストールについて(検疫法第12条の規定に基づく質問)

・誓約書(個人)

・入国される皆様へのご協力のお願い

・待機施設等入所前の確認事項

・過去14日間の滞在先の確認

(もっとあったと思うのですが、覚えてる限りはこんな感じでした)

②唾液によるPCR検査

第一関所を無事突破したら、第二関所です。

第一関所からは結構歩きまして、(ただ道は迷わないように、50m間隔くらいに人が立っています)すぐに検査場に着きました。

そして、自分が割り振られた番号と陰性証明書などを見せて、検査キットを受け取ります。

パーテーションで区切られたブースが10個くらい並んでいて、呼ばれたら順次そこで唾液を採取して提出する、という流れでした。ちなみに、ブースには梅干しとレモンの写真が貼ってあります(笑)

検査が終わったら、また長い廊下を歩いて行きます。途中気が付かないくらいの感じで検温機の横を通りました。

③アプリのDL

しばらく歩くと、「QRコードを用意してお進み下さい」みたいな看板が出てきて、「まだ登録が終わっていない方は、ここでもできます」とPCが用意してありました。

そして、飛行機乗り場の前の椅子がたくさん並んだ場所に着きました。そうです、第三関所です。

ここでは、係員の女の子から番号の書いてある札を渡されて、呼ばれるまで待つように言われました。

ただ、渡された番号札がこれだったのですが、「こしかの温泉」って書いてあって「???」になりました。なんだろう・・・(笑)

しかも、結構待たされるのかなと思っていたら、すぐに係員の女の子が来て、「携帯はアイフォンですか?」と聞いてきたので「はい」と答えたら、何も言わず去っていってしまいました。???

番号札渡される→椅子に座る→「携帯はアイフォンですか?」→呼ばれる、のこの一連の流れで所要時間5分もなかったと思うのですが、この流れいる?ってちょっと感じて笑っちゃいました(笑)

そして、呼ばれた先には、パーテーションで区切られたブースが15個くらいあって、今度はそこに職員さんと対面する形で座り、事前ダウンロードのアプリの確認となりました。

日本入国に必要なアプリは3つありまして、①My SOS ②接触確認アプリ ③Questionnaireapp(入国前に必要) ですが、①My SOS ②接触確認アプリのダウンロードと設定の確認と、③Questionnaireapp(入国前に必要)で事前に取得したQRコードの確認をマンツーマンですることになります。

更に、各ブースは各言語対応しているみたいで、海外の方のための準備もされていました。

アプリの設定は「位置情報サービスがオンになっているか」が一番重要のようでした。

明日以降の記事でも触れますが、隔離中は毎日の現在地報告、健康状態報告、ビデオ通話があります。勝手に出歩いていないかのチェックをするため位置情報サービスはオンにしなければならず、オフにすると、連絡がとれなかったとみなされて、厚生労働省のHPに本名とどこの国から来たかを晒されます。お・・・恐ろしい・・・

私達の担当をしてくれた、おじさんは結構クタクタになっていて、本当に大変そうでした。実際、同じ説明を1日に何人にもするのですから、そうなりますよね。しかも、(自分で言うのもなんですが)スマホ現役世代の私達なら、設定など理解が早いですが、これが、ご年配の方やスマホを普段使われていない方、言語が違う方に説明するのは、物凄い労力だと思います。

もう、ただただ私達は「お疲れ様です、ありがとうございます」これくらいしか言葉をかけられなかったのですが、こう言うだけで笑顔になってくれて、少し心が痛みました。

恐らくですが、入国してきた方でちゃんとお礼を言っていない方が多いんじゃないのかな?と。感謝の気持ちを伝えるって本当に大事なことなんだな、と改めて思わされましたね。

そんなこんなで、アプリの登録確認には15分くらい使いました。

④アレルギー申告

陰性を証明する赤い紙をもらって、第四関所に向かいました。

ここでは、アレルギー申告をします。といいますのも、これから3日間、政府指定ホテルに隔離となるのですが、その間のお弁当の内容にアレルギーがあった場合、申告するとアレルギー対応したお弁当がもらえるそうなのです。その種類が、本当に豊富で、ベジタリアン、ハラール、各種宗教にも対応しており、本当にきめ細やかだなと思いました。

そうそう!それらの「お弁当の内容が全く対応していない」とニュースで見たのですが、それは違いますよね?と感じました。ちゃんと対応していましたよ!

そもそも、お弁当が出ることすらありがたいのに、更に各種アレルギー、ベジタリアン、ヴィーガン、ハラール、各種宗教にも対応したお弁当まで個別に用意してくれていて、見た目がどうこうとか、内容がどうこうとか言っている人は、感謝の気持ちが足りないのではないでしょうか・・・?

隔離になることを分かっていて、また隔離覚悟で日本に入国しているのですから、味とか見た目に文句は言ってはいけないと思いました。これ、海外だったら、ここまできめ細やかに対応していないと思いますよ!?そもそも日本が親切すぎるがゆえの文句かと・・・

なので、用意してもらったものに、もし文句を言うのなら内輪だけにしてもらって、わざわざSNSとかでネガティブキャンペーンをしないでほしいな(怒)と思いました。

⑤検査結果待機

ここまで終わったら、ついに待機所に到着です。一番大きな関所です。待機所は到着した飛行機の時間ごとに分けられていたようで、私達のいるエリアには50人くらいいました。ただ、待つ場所も飛行機乗り場の前の椅子がいっぱいあるところの一部だったので、全く密にはなっていませんでした。

そうそう、ここまで来るのに、1時間半ほどかかりまして、この間はお手洗いに一切行けませんでした。

ですから、飛行機を降りる前に行かれておくことをお勧めします。

そして、約40分くらい、ここで待っていたら最初に付与された番号が呼ばれ始めました。

まず、10人くらい呼ばれて、どこかに誘導されて行きました。次に20人くらい呼ばれて、またどこかに誘導されていきました。ここまで来てまだ呼ばれていないのでちょっと不安に・・・

スイスを出る前は陰性だったし、日本に降りるまで誰とも会ってないし、どこかで感染しようもないから大丈夫とは思っているものの、自分の番号が呼ばれないと不安でなりません・・・

そして、最後のグループが呼ばれ始めました!いや、絶対大丈夫なんだけど、なんでしょう、この不安・・・

そして!!!

無事二人とも呼ばれました〜!あぁ、よかった(笑)

⑥ホテル移動

全ての確認、書類の提出、記入が終わったら、入国審査があります。日本人は無人ゲートを使えますので、並ぶことなく通過できました。そして、遂に荷物を受け取りにいけます。

スーツケースは既にベルトコンベアーから降ろされていて、綺麗に並べられていました。

荷物を受け取り、税関を通ったら、到着フロアに3人くらいの案内の方がいて、名前とどのフライトで来たかのチェックがされました。そして、各ホテルに向かうバス乗り場に案内されました。

私達が同時に移動したのは、10人くらいでした。

バスの中はこんな感じになっていて、前後はパーテーションで仕切られており、また2人席に1人ずつ座る感じで、人との距離が保たれていました。

⑦ホテル到着

関西空港からバスで5分くらいでホテル日航関西空港に到着し、ホテルの入口ではまた関所があって、名前や書類を見せて部屋番号の書かれた透明の袋(隔離中の注意点などが書かれたしおり、体温計が入ったもの)を渡されました。

また、エレベーターに乗る前にはお弁当が配られ、本当にびっくりしました!

そして、部屋に入ってもっとびっくりしました!

綺麗・・・広い・・・!!!ありがたい(泣)

日本に到着したのが17時50分(予定より早く着いたため)、ホテルの部屋に着いたのが20時42分だったので、約3時間で空港を出られたことになりました。

ちなみにですが、私達はスイスから入国しているので、本来ならばこの3日間の強制隔離の対象ではないのですが、日本のルールで「14日以内に対象国の入国歴がある場合は強制隔離」というものがありまして、これに該当してしまいました。

もともとこの強制隔離対象国にフランスが入っていなかったのですが、フランス旅行から戻ってきた後に、フランスが対象となってしまい・・・(泣)

そういった理由で3日感の強制隔離になったわけです。もし、スイスから普通に日本へ行かれる方は、この流れが少し簡素化されますのでもう少し早く空港を出れると思いますよ。

ちなみに、Twitterで詳細つぶやいてましたので、こちらも御覧くださいね。↓

以上、「コロナ禍の日本入国から隔離ホテルまでの流れ(2021年8月)」でした。

隔離ホテルについてはこちらから読めますので、是非ご覧下さいね♪↓

🇯🇵【海外入国者強制隔離】政府指定ホテル3日間ってどんな感じ?(2021年8月ver.)

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