週末1泊2日で「Saas-Fee（サース・フェー）」に来ているわけですが、1日目は5つの展望台に行って、様々な角度からミシャベル・アルプスを見てきました。
※5つの展望台や「Saas-Fee（サース・フェー）」の村の説明は別記事で書いています。この記事の一番したにリンクを貼っていますので、是非そちらも合わせてお読み下さいね！
週末旅行2日目は、ちょっと足を伸ばして、ヨーロッパ最大のアースダム「Mattmark（マットマルク）」まで行き、午後からはヨーロッパ最大の天然地底湖「サン・レオナール地底湖」へ行ってきました！
スイスで地底湖！？さて、どんな場所でしょうか・・・！？
ヨーロッパ最大のアースダム「Mattmark（マットマルク）」の記事はこちらから読めます↓
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Lac souterrain de Saint-Léonard(サン・レオナール地底湖)とは？
サン・レオナール地底湖とは、1943年にスイスのヴァレー州シオンにて発見された地下遺跡湖です。全長300mの湖で、ボートで探検できるヨーロッパ最大の天然地底湖でもあります。
実は、地元の人からは昔から知られていたらしく、この地底湖にある冷たい水でワインを冷やしていたそうです。
地底湖を取り囲んでいる3つの岩は、約3億年以上前からある岩で、ヴァレー州がただの広大な海だった頃にできた洞窟ではないかと言われています。
谷に囲まれたヴァレー州シオンの歴史について学んできたので、是非こちらも合わせてお読み下さいね！↓
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そんな考えても分からないようなスケールの大きな歴史のある地底湖ですが、このボートのツアーは約30分で、ゆっくり静かに地底湖の中を見学することができます。
さて、実際にはどのような場所なのでしょうか・・・？
サン・レオナール地底湖への行き方
まずは、St-Léonard駅で降ります。
駅からは、美しいぶどう畑を見ることができました！山の斜面に葡萄が植えてあって、とても綺麗ですね♪
さて、駅からどうやって地底湖まで行くか？ということですが、なんと駅から1キロも離れているのに、バスなどはありません。
徒歩で行きます。ちなみに私達が行った日は、7月初旬だったので、とても暑く気合を入れて歩き始めました・・・！？
ルートはこんな感じです↓
先程駅から見えた、美しい葡萄畑を見ながら住宅街を歩いていきます。
道路を横切らないといけないのですが、親切に地下通路がありました。
日陰で涼しく、いい休憩となりました。
地下通路を出ると、葡萄畑が近くなっていました！正面に見える教会もいい感じです。
そして、少し坂を登っていきます。
ちなみに、この正面の山の麓に地底湖があるそうです！こんな美しい山の地下に・・・？ますますどんなところか興味が湧いてきました。
遂に、「Lac-see」の看板が見えてきました！ここからは、坂を普通に登るか、階段を登るか選ぶことができます。
正直、上りには違いないのでどっちを選んでも一緒かと思いますが、暑さと坂でかなり体力が落ちていて、「1ミリでもいいから楽な方を行きたい！」と思いました。
どんどん近づく坂道・・・私が選んだのは・・・！？
階段でした！（笑）
Lac souterrain de Saint-Léonard(サン・レオナール地底湖)に到着！
階段を登り切ると、ついに「Lac souterrain de Saint-Léonard(サン・レオナール地底湖)」の入口です！
建物の中に入る前に、受付があり、そこで事前に予約したチケットを見せました。
すると、船に乗る時間や船の番号が割り振られ、このようなチケットが発行されました。
私達は14時30分の回で2番船です。
船の出発まで時間があったので、お土産屋さんコーナーを見て涼みました。
天然石？みたいなものがたくさん売っていましたよ。
それから、お手洗いはありますが、コインロッカーはありませんでした。
店内には、地底湖の模型があります。
今からこの形の地底湖に行くわけですが、模型では、まだピンときませんね・・・
更に奥に進むと、地底湖の歴史を学べるコーナーがありました。
こんな感じで、石の種類や地底湖の層がどうなっているかなど、学ぶことができます。
お子様の夏休みの宿題に良さそうですね！！（スイスの学校に夏休みの宿題があるかは分かりませんが・・・）
遂に、乗船！
時間になったので、乗船が始まりました。スタッフさんの指示に従って、こちらの入口から階段を降りていきます。
すると、だんだんひんやりしてきました・・・
さすが地底湖！とっても涼しいです。そのせいか、みんな上着を着始めました。
夏でも、地底湖に行くときは上着がないと寒いので、上着の持参をお忘れなく！
そして、遂に到着です！思っていたよりも綺麗です。
さっそくボートに乗り、出発しました！！
地底湖ツアーの始まり
ボート一台にだいたい40人〜50人くらい乗れます。
ボートには、ガイドさんが一人付き、フランス語と英語で交互に説明してくれます。動画も撮りましたので、こちらからご覧下さいね↓
地底湖内は真っ暗で、静かでした。
ところどころ、見どころがくると、ガイドさんが懐中電灯で照らして見せてくれます。これが、約3億年前の地層・・・？
また、ところどころに船が沈んでいました。なんて幻想的なんでしょう・・・
この美しい湖の色をご覧下さい！↓
動画にもありましたように、こんな感じで、ライトアップしてくれるので見やすいのですが、みんな一斉に動くから、そのたびにボートが揺れて、ちょっと怖かったです・・
さて、ボートが中間地点に来たあたりで、ガイドさんが何かを配り始めました。
これは、お魚の餌なのです！
なんとこの地底湖には天然マスが住んでいたのです！
餌をあげると、大きな鱒がたくさん寄ってきました！中には白い鱒もいて、主なのかな・・・？と思いました。
ちなみに、この地底湖は水の純度が高すぎてプランクトンが育たないため、人工的に餌をあげる必要があるらしいです。
そして、ついに地底湖の一番奥に到着しました！
なんと奥にはワイン樽があるではありませんか！やっぱり、先人達はここでワインを冷やしていたのですね・・・！
ワイン樽の説明などを聞いて、今度は戻っていきます。同じルートを戻るだけなので、みんなどこか緊張感が途切れ、行きよりもリラックスしていました（笑）
信じられないくらい透明な天然湖でしたが、ライトアップされると深い青やエメラルドグリーンなど、様々な色の湖が見れて本当に綺麗でした。
さぁ、出口が近づいてきましたよ！！
イベント
今回は、個人ツアーで参加しましたが、こちらの地底湖では写真にありますように、プロポーズや記念日のお祝い、数十名での湖船パーティーもできるそうです！
幻想的な地底湖で素敵な記念日を過ごすのもいいかもしれませんね！
営業時間・料金など
営業時間・・・3月19日〜11月1日まで。毎日10時〜17時。7月と8月のみ9時〜17時30分まで営業。
料金・・・大人12フラン、子供（5歳〜15歳）7フラン、5歳未満無料
※オンライン予約は必須となります。
Lac souterrain de Saint-LéonardのHPはこちらから
Lac souterrain de Saint-Léonard(サン・レオナール地底湖)の場所
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