福島県にはたくさんの温泉があります。私は温泉が大好きで一時帰国のたびに母と色々な温泉に行っているのですが、今回は福島市飯坂温泉から「御宿かわせみ」に滞在してきました!
「御宿かわせみ」は、日本全国の温泉好きには有名な温泉で、ずっと行ってみたいと思っていた温泉です。
ただ、超が付くほど高級温泉に部類される上に、お部屋は全12室と数が少ないので予約がなかなかとれず機会もありませんでした。
今回の一時帰国の際、母の誕生日会もかねて何気なくサイトを見ていたら、ラッキーなことに一部屋だけ空きがあるのを発見!おそらくどなたかがキャンセルされたタイミングだったのでしょう・・・すぐさま予約し、今回の訪問に繋がりました。
さて、高級温泉「御宿かわせみ」は、どんな温泉だったのか!?
宿泊記としてご紹介していきたいと思います。
飯坂温泉「御宿かわせみ」
温泉には車で向かいました。
もし、電車で行く場合は「飯坂温泉駅」で下車し、事前に連絡しておくと送迎してくれるそうです。
高速を降りて、しばらく進むと看板を発見です!意外に高速から近くてちょっとびっくりしました。
温泉と行ったら、山奥にあるイメージでしたからね・・・
車のままお宿の前に着くと、中からスタッフさんが出てきてくれました。
「○○様ですね!お待ちしていました。お車を移動しますので、どうぞ中へお入りください」
と、言われ車を駐車場に移動してくださいました。
これこれ・・・!高級温泉のおもてなし・・・!それにしても、なんで名前が分かったんだろう?事前に伝えていた時刻よりも1時間も早く着いちゃったんだけどな?凄い観察力です!
玄関で靴を脱いで、スリッパに履き替えます。
正面には、雛人形が飾ってありました。ちょうど3月でしたし、こうした季節を感じるものがあるのっていいですよね♪
スタッフさんに誘導されながら、
静かな廊下を歩いて行きます。
途中、窓からはお庭が見えたのですが、鴨がたくさんいました!なんと野生の鴨なんですって!これにはびっくり。
廊下の先にフロントがあるのですが、ここで手続きはしませんでした。お部屋で手続きのようです。
ちなみに、フロント横はこんなに広い休憩所になっていました!
それにしても、本当に静かです・・・他にお客さんがいるのかな?と思うほど静かです・・・でも、この日は満室だったし、他のお客さんと鉢合わせないように、上手に誘導しているんでしょうね。
フロントを通過して、階段で2階へ上がります。
お部屋
今回のお部屋はこちらの「さつき」のお部屋です。漢字が初めてみる書き方で、ふりがながなかったら読めなかった・・・。
さて、わくわくの瞬間がやってまいりました!お部屋に到着です!どんなお部屋かな〜♪12帖+6帖+4帖+桧内風呂という広さらしいのですが・・・
まずこちらは、12帖+4帖のお部屋です。奥の窓から光が入って明るいです。窓からは1年中咲くと言われている桜の木が見えるのですが、ちょうど散った後でちょこっとしか桜の花が見れませんでした。満開の時期は綺麗だろうな〜。
ちなみに、鍵にはお宿の名前である「かわせみ」が描かれていました。可愛いですね♪
お部屋でしばらく座っていると・・・
ウェルカムドリンクとして、点てたてのお抹茶と小菓子が運ばれてきました。
お抹茶のウェルカムドリンクだなんて、なんて贅沢〜!
お抹茶を飲み終わると今度は・・・
玉露茶を淹れてきてくれました。2種類のお茶をいただけるなんて、驚きです。なんて、日本らしいのでしょう・・・
この玉露茶を飲みながら、お部屋でチェックイン手続きや夕食・朝食の時間決め、館内の説明をしてもらいました。
さて!美味しくウェルカムドリンクを頂いたところで、お部屋の探検です♪
まずは、押し入れの中はどうなっているのかな〜?と覗いたら、
ハンガーや浴衣が置いてありました。
窓側の4畳のエリアには大きなソファとテレビが置かれていて、
お庭を楽しむことができます。
また、窓を覗いてみると、
こんなところに、かわせみの絵を発見しました!
お宿の名前が「かわせみ」なので、館内には「かわせみ」モチーフのものが他にもありそうですね!
室内には、空気清浄機も完備されています。
さて、次はお部屋の廊下へ出てみましょう!
廊下も広く、まるでお家みたいです。
ミニバーがあって、天然水や
コーヒーなどが置かれていました。コーヒーは無料ですが、奥のワインは有料です。
冷蔵庫の中には、ソフトドリンクやビール、ワインが入っていました。こちらも有料でした。
続けて、6畳のお部屋も見てみましょう!
ここには、浴衣と簡単に脱ぎ着できる作務衣のようなもの、足袋が準備されていました。
窓側には、小さなお庭があって鏡台とテーブルが置かれています。
あっ!「かわせみ」発見です!座布団にカワセミのイラストが描いてありました。
また、テーブルの上には「思ひつくままに」という今まで宿泊したお客さん達のコメントが書いてあるノートがありました。私も何か書こうかな?と思ったのですが、まわりの方々の字があまりにも上手だったので、私の下手な字をここに書き留めるのはなんだか気が引けたのでやめました・・・(笑)
次にご紹介するのは、バスルームです。このお部屋にはヒノキ風呂が付いてきいました。
洗面所も広くて使いやすかったですし、
アメニティーも完璧に揃っていました。
基礎化粧品も全てあったので、素晴らしいなと思いました!
ヒノキ風呂はゆったりできそうでしたが、ここは温泉なので、残念なことに一度もお風呂を使うこと無くチェックアウトしました(泣)なんかもったいなかったな〜
館内の様子
館内には、所々に休憩所があります。
こんな風に、外の光を浴びながらゆっくりできる椅子が置いてあったり、
小さな図書館もありました。
置いてあるのは、旅行雑誌や美術雑誌などです。ちょっと時間を潰すのにちょうどいいですね。
お風呂
お風呂は1箇所のみで、24時間入れました。
大浴場は、大きくないものの宿泊人数に対してちょうどいい大きさです。明るいので、昼間に入っても気持ちがよかったですよ♪
また、露天風呂もあります。肌寒い中で入る温かい露天風呂って最高ですよね♪
ラウンジ
お風呂横にはラウンジがありました。
こじんまりしたラウンジで、癒やしの音楽が流れています。
カルピスと生茶が常備してあったので、お風呂上がりにいただきました♪
そして、ここでも「かわせみ」を発見です!
ステンドグラスライトのカワセミって珍しいですよね!
お土産コーナー
館内には「飯坂明治大正ガラス美術館」が併設されてるため、売店にはガラス製品が販売されていました。ただ、私達が訪問したときは、休館中だったので美術館を見学することはできませんでした。残念〜・・・
夕食
さて!いよいよお楽しみ夕食のご紹介です。
こちらの御宿での夕食はお部屋で頂くスタイルでした。プライベート感があっていいですね。
時間になると、このようにテーブルセッティングしてくれました。
こちらがこれから頂くメニューです。驚いたことに、メニューは手書きでした!(筍のイラストはプリントですが、文字が手書きだった)手書きのメニューなんて初めてみたかも・・・!?
まずは、「はまぐりリゾット」です。最初の一品からリゾットでびっくりしましたが、優しいお味ですっとお腹に入っていきました。量もちょうどいいですよね。
次に運ばれてきたのが、こちらなんですが、「ナニコレ!?」って感じですよね!?母と妹と3人で目が丸くなるほどびっくりしました(笑)
こんな食器があることに驚きです!さて、気になる中身ですが・・・
「名残ずわい蟹 花山椒和え」でした。さっぱりとした和え物で美味しかったです。それにしても、食器のインパクトがありすぎて、しばらく盛り上がりました(笑)
3品目は御椀ですが、これまた立派な食器です・・・蓋を開けると・・・
「あいなめ葛打碗」でした。あいなめを使ったお吸い物で身も柔らかいし、汁も優しい味だし、こちらも美味しく頂きました。
あれ?そういえばまだ前菜きてなくない・・・?と思っていたら、
4品目で前菜「弥生の盛り合わせ」が運ばれてきました。前菜に行くまでも豪華だったけど、前菜の盛り付けもとっても可愛いです♪
お内裏様とお雛様の器を開けてみると、お料理が入っていました。
全部一口サイズなので、色々な味が楽しめて美味しかったです。
5品目に行く前に、「焼き葱荅冨」がきました。「焼き葱荅冨」はオプションでつけられるメニューで、大人気とのことだったので気になってお願いしていました。
どんな食べ物かな?と思って食べてみたら、大根餅のような食感でした。焼きネギで作った大根餅的な?甘めのお味噌が美味しかったです。
続きまして5品目?6品目はお造りです。
「本マグロ造りと針魚と赤貝の八朔葱たれ」でした。ちなみに、この本マグロのお造りはもし追加すると一人前5,000円と超高級だったので、ここで一口一口を噛み締めて味わいました(笑)
ちなみに、こちらがオプションメニュー表です。ね?ほんとに5000円でしょ!?
中トロ2切れとまぐろ1切れか・・・美味しいけど、美味しいけど・・・これで5,000円か・・・こだわりの部位なんでょうね。
そして、ついにメインです!これまた、ものすごい食器で運ばれてきたので、3人でびっくりしました!
思わず母も妹も私も「え〜!!!???」って声に出ちゃいましたよ(笑)だって、これ1人1つずつ来たんですよ!?こんな金の鉄板見たことないです(笑)
内容は「早掘り筍と仙台牛フィレとサーロイン かわせみ流ポトフ仕立て」でした。
仙台牛をポトフにしてしまうですって!?なんてもった・・・贅沢な!!!
仙台牛は知る人ぞ知る超高級牛肉で、一度食べたら忘れられないほど美味しいお肉です。非常に厳しい条件をクリアしたもののみが仙台牛と呼ばれているのですが、その条件とは①黒毛和種であること②宮城県内で肥育された牛であること③ランクがA5およびB5であることなどなど色々とあるのですが、他県の牛肉のように種牛ではなく宮城県内で育ったものだけを指すので本当に希少です。
柔らかいけど、赤みもしっかりしていて香りもいい・・・そんなお肉をポトフにしちゃうんですから贅沢ですよね。
ちなみに、金色のプレートの下は炭火になっていました。着物を着た女性の方が運んできてくれるのですが、こんなに重くて熱いものを運んでくるなんて大変だろうなと思いながら、関心しました。
と、ここでお口直しのシャーベットがきまして、
メインの後なのに、またメインみたいなお魚が運ばれてきましたよ!夕食が豪華すぎる・・・!
こちらは「甘鯛と初白アスパラ 青海苔あんかけ」です。季節のものをいただけるなんて贅沢ですね。
最後にご飯です。ご飯とお味噌汁の蓋を開けてこれまたびっくりしたのですが・・・
何ということでしょう!!!ご飯が小さなおにぎりになっているではありませんか!?
これってお殿様が食べる盛り付けみたいですよね!?こんな風にご飯を出されたのが初めてだったので衝撃を受けました!
ちなみに、ご飯のお供はお漬物とヒラメ昆布〆でした。私は、生物が食べられなかったので、煮穴子に変更してもらいましたよ。
そして、ついに最後のデザートです。本当にお腹がいっぱいでしたが、デザートは別腹です。
デザートは「せとかクリーム寄せ」でした。「せとか」はいろんなみかんやオレンジをかけ合わせてできた新品種で、とっても甘くて美味しいのが特徴の果物です。2月〜4月が旬の時期で、まさに美味しく頂くことができました♪柑橘類のプリンって珍しいですよね。
そして・・・
母には、お誕生日だったのでバースデープレートを用意してもらいました!プリンのほかにもアイスクリームやフルーツも盛られていて豪華です♪
御宿からグラスも頂けて、素敵なお誕生日会ができました。
就寝
さて、お腹もいっぱいなので、さっと温泉に入って寝ます。
おふとんもふかふかで気持ちよかったです。
朝食
続けて朝食のご紹介です。朝食も部屋食となります。
時間になると、お部屋の担当の方が準備を始めてくれました。
私達は、朝食の前に温泉に入ってきたので、さっぱりしています♪それにしても朝食も凄いぞ・・・
まず、驚いたことにお水を選んでくださいとのことで、5種類くらいのお水の中から朝の1杯を選びました。
お水の銘柄を選べるなんて・・・この体験にもびっくりです!たかがお水、されどお水・・・でもお水を選ぶのって本当に迷う・・・迷った挙げく、母と同じお水を選んでいました。
そして、こちらが朝食です。これまた豪華です!
そういえば、昨晩は夕食に圧倒されすぎて「かわせみ」を見つけることを忘れていましが、今朝はしっかりと見つけることができましたよ♪箸置きがカワセミです。可愛い♪
これまたカワセミの木箱があったのですが、これはなんだろう・・・?開けてみると、
海苔が入っていました!しかも、下には炭が入っていて、炭焼海苔になっていたんです。凄いこだわり・・・
あとは、茶碗蒸しや
焼き魚、サラダにおひたし、また別のお魚もついてとにかく豪華な朝食でした。
ご飯は、こちらの土釜で提供されました!実は、こういったご飯をずっと期待していたので、朝食で土釜で提供された時、すごく嬉しかったんですよね♪
一粒一粒キレイなお米で美味しかったです。
さらに、デザートはこれまた珍しいパパイヤと、
ぜんざいでした。一口が嬉しいです。
湯呑にもカワセミを発見しました♪
食後は、コーヒーや紅茶、ハーブティーから選べたので私はフルーツティーを頂きました。ほんのり甘くて美味しかったです。
母と妹はコーヒーにしていました。やっぱり食器が素敵・・・!
まとめ
ということで、「御宿かわせみ」の宿泊記でしたが、いかがでしたでしょうか?
1泊1人5万〜という超高級旅館でしたが、それだけの価値ある温泉だと感じました。
各部屋にはコンシェルジュがつきますし(着物来た女中さんとでも言えばいいのか・・・)館内はどこも静かで落ち着いていましたし、温泉も綺麗で効能もよく、前々日に転んで腰を打った母が「腰がよくなった!」と早速効能の恩恵も受けられていました。
お食事はとにかく驚くことが多くて、こだわりと季節を感じることができました。
静かに過ごすことができる温泉宿でしたので、そういった温泉をお探しの方に是非オススメです♪
また、温泉シリーズとして色々な温泉の宿泊記も書いていますので、是非目次からリンクに飛んで読んでみて下さいね♪
「御宿かわせみ」の場所
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最後までお読み頂きありがとうございました。お食事の食器が本当に凄かったね!と思った方は、是非「ぽち」っとお願いします♪押して下さるとブログを更新する活力になります♪
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