温泉シリーズ第7段の今日は、「秘湯の湯」のご紹介です。「秘湯の湯」については、以前ご説明していますので、簡単にお話しますが、「秘湯の湯」というのは、バスも通わぬ交通の不便な小さな山の温泉宿のことで、「日本秘湯を守る会」に加盟している温泉のことを言います。
詳しくは、こちらからお読み下さいね♪
温泉シリーズ④ 福島県 西白河・甲子温泉「旅館大黒屋」@秘湯の湯
また、過去の温泉シリーズの記事のリンクを一番下に貼り付けておきますので、是非お読み下さい。
そんな「秘湯の湯」から、今日ご紹介するのは、宮城県・蔵王にあります、青根温泉「湯元 不忘閣」さんです。
今回の温泉もなんと!2017年のミシュランガイドで3つ星を獲得しています!(ミシュランガイド2017宮城 特別編だったので、その後は発行されていないみたい)しかも、「秘湯の湯」から選ばれています!!
「秘湯の湯」でミシュラン・・・さて、どんな温泉なんでしょうか♪
外観を撮影しなくて、お写真がなかっためHPからお借りしてきましたが、このようなまるで武家屋敷のような佇まいをしています。
玄関には、「湯元 不忘閣」と書かれた提灯がたくさん飾ってあって、なんだかタイムスリップをしたような感じになりました。
「日本秘湯の湯を守る会」を知らしめる大きな提灯!これを見ると、「今日もいいお湯に浸かれるぞ〜!」という気持ちになります。
もともと、青根温泉「湯元 不忘閣」にある「御殿湯」と「青根御殿」は伊達藩主御用達でした。約470年前、伊達政宗はこちらに滞在した際、この感激と喜びを忘れないようにと「不忘」と名付けたのが由来だそうです。
かの伊達政宗も感激した温泉、、、期待が高まります!
こちらの温泉へのアクセスですが車ですと、山形自動車道・宮城川崎ICから国道457号線経由で約10キロです。電車ですと、JR東北新幹線白石蔵王駅からバスで遠刈田温泉行きで終点下車となります。
チェックインを済ませたら、お部屋へ案内されました。写真をあまり撮っていなかったのでHPからお借りしてきましたが、このようなお部屋でした。
広々とした和室でした。荷物を置いたら、すぐに浴衣に着替えて大浴場へ向かいます。
と、大浴場へ向かう途中、ウェルカムスペースがありまして、そこでは玉こんにゃくや日本酒など好きなだけ飲めました!今から温泉入るから、ここで飲みすぎないようにしないと・・・
こちらの温泉には大浴場が2つと貸し切り風呂が一つあります。まずは、「湯元 不忘閣」と言ったらここ!の大浴場へ向かいました。写真がないのですが、大浴場に向かう廊下はまるで江戸時代のような廊下です。なんといっていいのか本当にタイムスリップしたような廊下を歩いて大浴場に向かいます。
「蔵湯浴司」に来ました。明治初期からある土蔵館の中にあります。
浴場の扉を開いてびっくりでした!
大きな浴場の真ん中にどどーんと檜でできたお風呂があるのです。
天井の骨組みも当時のままで、本当にお殿様にでもなった気分でした。
この温泉に入っていると、見たこともないのに、お殿様が温泉に入っている風景が浮かんできました。「悪うない。悪うない」とか言ってそう(笑)
続けて向かったのは、「大浴 金泉堂」です。
こちらは、伊達の時代からある「大湯」の石風呂はそのままにして、伝統建築の手法で建て直したそうです。こも温泉も、入っているとまるで当時の風景が目で浮かんできました。御台様とかの地位の高い方が入っていたのかなぁなんて・・・
そして、こちらの浴場、写真はあるのに、何のお風呂か覚えていないのです。。。でも、とても歴史あるお風呂だったはず・・・!
お風呂を楽しんだあとは、お食事です!お食事は、部屋ではなく、会場に向かいます。
またもや、歴史的な感じの場所で障子をひくのが楽しみになってきました。
8畳の個室にお殿様のようなお食事が用意されていました!
食前酒は赤紫蘇わいんでした。先付けに「寄せ焼茄子」と「烏賊と茸の紅葉和え」です。
秋の始まりとして「海老菊花寿し」、八寸として「ちーず手毬、南京煎餅、玉蜀黍豆腐、みずこぶ浸し、かます利休干し、青根絨栗」でした。
飲み物は山形のワイナリーのワインを頂きました!山形のワインは美味しいですよね。
お造りは「蔵王伊達岩魚 鯛松笠 関八 甘海老」です。とても新鮮でした。
そして、お次は「伊達椀(鱸葛打ち 松茸 冬瓜)」でした。お椀の蓋の裏には家紋が入っていてとても立派で驚きました!もちろんお吸い物も松茸の香りがとても良くて、美味しく頂きました。
次は「青根手打ちそば」です。そばが白くて、そばの実の真ん中のいい部分だけ使って作られた蕎麦だと思います。蕎麦好きなので、おいしいお蕎麦が食べれて最高の気分でした!
次は、「飛竜頭 帆立含め煮 ふかひれ餡」です。帆立は柔らかいし、飛竜頭もふっくらしているし、餡が優しい味で美味しかったです。
次は、「葛の葉焼き さわら萩焼 無花果田楽」です。さわらと無花果の組み合わせなんて、珍しいですね!
もう出来上がっちゃってますが、小さな1人利用の鍋には、「仙台黒毛和牛」が入っていました。仙台牛については、昨日のブログでもご説明していますが、簡単にもう一度お話しますと、「仙台牛」は全国で唯一、肉質等級が最高の「5」に格付けされないと「仙台牛」と呼ぶことが許されないブランド牛肉です。やっぱり仙台牛は美味しいですね。世界一です!!
「丸十蓑揚げ 青唐」です。「丸十」って最初なんのことかな?って思ったら「さつまいも」でした!!そして、「蓑揚げ」とは芋類、くわい、人参などを細切りにして、他の食材の衣にして揚げることを言います。食感がよくて、本当に美味しかったです。
お料理はまだまだ続きます!次は「茶碗蒸し」です。どんなにお腹がいっぱいでも、茶碗蒸しって食べれてしまうんですから不思議ですよね・・・!
このあとは、お写真がないのですが、酢の物で「鱧(はも)南蛮漬」(東北で鱧とは珍しいです!)、「宮城産ひとめぼれ」、「お漬物3種類」、「秋刀魚のつみれ汁」がでてきて、最後にデザートで「梨とみたらし団子」でお食事が終わりました。本当に、日本料理、会席料理のフルコースです!更に、この日は妹のお誕生日が近かったので、ケーキも用意してもらいました!もうお腹いっぱいすぎてケーキを食べれなかったので、お部屋に持ち帰って時間を置いて食べました。
食器も料理の名前も歴史と地元を大切にしたもので、とても心も込もっていて、この日も素敵な滞在をすることができました。
たくさん飲んで食べて満たされたので、寝る前にお風呂に入って幸せな気持ちで寝ました。
さて、翌朝です。あんなに食べたのに不思議です、朝起きるとお腹って空いてるんですよね(笑)朝食の前に朝風呂へ行き、夕食と同じ部屋へ向かいました。
朝食もとても豪華です!温泉卵に、こんにゃくのお刺身に湯豆腐や焼き魚など、少しづつ食べられるのも嬉しいですね。
更に一口デザート付きでした。
青根温泉「湯元 不忘閣」さんは、期待以上の温泉でした!さすがミシュランにも選ばれるくらいです。ミシュランとかも関係なしに、タイムスリップしたような、お殿様になったような気持ちになれる温泉宿ですので、海外の方などのご招待も喜ばれるかもしれません。
実は、写真を撮らなかったのですが、「不忘閣」内にある、特別な場所を見学することができるので、そのプチ見学ツアーにも参加してきました。
その特別な場所というのは、桃山様式の建物で、中には伊達政宗関連の書画骨董が数多く残されており、それらを見ることができる場所です。また、敷地内には芥川龍之介が滞在した土蔵や、山本周五郎さんの作品「樅ノ木は残った」の舞台、与謝野幹、晶子さんなどなど多くの著名人がこの地を訪れていたそうです。多くの文化人の心を奪った「湯元 不忘閣」是非一度行かれてみて下さいね。
最後になりますが、こちらの温泉、1泊おいくらだと思いますか?こんなに歴史のある温泉宿で、素晴らしいお風呂に豪華なお食事がでるわけですが・・・・お値段なんと!!!
1人、14,850円〜宿泊できてしまうのです!!20,000円以上しそうな感じですが、本当に凄いと思います。。とにかく満足度が高いので、百聞は一見にしかずです!!是非行かれてみて下さいね♪
青根温泉「湯元 不忘閣」の場所はこちら↓
他の温泉シリーズはこちらから読めます↓
♨温泉シリーズ① 宮城県 蔵王・遠刈田温泉「オーベルジュ別邸山風木」
♨温泉シリーズ③ 山形県 米沢・小野川温泉「河鹿荘(かじかそう)」
♨温泉シリーズ④ 福島県 西白河・甲子温泉「旅館大黒屋」@秘湯の湯
♨温泉シリーズ⑤ 福島県 会津・西山温泉「滝の湯」@秘湯の湯
♨温泉シリーズ⑥ 宮城県 蔵王・遠刈田温泉「旬菜湯宿 大忠」
♨温泉シリーズ⑧ 福島県 土湯・鷲倉温泉「高原旅館」@秘湯の湯
♨温泉シリーズ⑩ 青森県 十和田「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」
♨温泉シリーズ⑪山形県かみのやま温泉「はたごの心 橋本屋」で米沢牛しゃぶしゃぶ&山形牛ヒレステーキを食す
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